2期・3期が、つまらないと言われている理由【アニメ・おそ松さん】

さてここからは、おそ松さん2期・3期がつまらないと言われている理由を紹介しよう。
2期・3期が好きな人は、ここでそっと離れて頂くことをおすすめする。

ではなぜ「つまらない」と言われているのか？
個人的に2期は、まだつまらないとは思えなかった。
だが1期のような熱量は無かったように思える。

さらに3期を見て、明らかに1期との違いを感じてしまった。
3期が不調なのは「新キャラ」と「リアルさ」が、大きな原因と言える。

理由を説明する前に、まず円盤の売上を見ると一目でわかるだろう。

1期114,295枚
2期13,601枚
3期2,855枚

こちらを見る限り、いかに1期が異常だったのかわかる。
2期の売上も、続編が決定しやすいと一般的に言われている5,000枚以上を十分に上回っている。
そして3期に至っては、4期の期待が薄れてしまうほど衰退しているのだ。

2期【アニメ・おそ松さん】

1期は、童貞でニートな6つ子たちの爽快感あるハチャメチャなストーリーで視聴者を釘付けにし、多くの女性ファンを射止める。
6つ子の個性を紹介しつつパロディや下ネタもおり混ぜ、最終話あたりにシリアスを持ってくるなどのメリハリを見せていた。

2017年10月から始まった2期は、1期の6つ子人気を利用した内容から始まり、6つ子の性格や兄弟同士の関係性など、ファンや視聴者にとって新たなる発見があったように見える。

しかし1期で版権元に怒られたせいで、2期はパロディが減少。

一部のファンや視聴者からは、
・6つ子たちのキャラクターが生かされていないまま…2期終了
・とりあえず2期作ってみました感がすごい
・過激な下ネタが多すぎる
・驚くようなネタがない
・ワクワク感が減った
などと、辛辣な感想が相次いだ。

だが2期の6つ子たちは1期同様、ニート最高！と6つ子らしさが光っていたようにみえる。

3期で新キャラ登場【アニメ・おそ松さん】

おそ松さんブーム終了とまでいわれた3期…
ネタが尽きたら新キャラに走りがちなのは続編あるあるだと言える。

3期2話からは、「オムスビ」と呼ばれる2体のAIという新しいキャラクターが登場。
1期から見続けているファンを困惑させたのだ。

オムスビとは？【アニメ・おそ松さん】

出典：Amazon

ニートである6つ子たちを更生させるために、とある団体から派遣されたAIロボット。
オムスビと呼ばれているのは見た目が「おにぎり」のように見えるから。

そして2体はオレンジのネクタイと赤いネクタイをしているので、
おそ松がオムスビにちなみ「シャケ」「ウメ」と命名した。

オムスビ、レギュラー化する【アニメ・おそ松さん】

オムスビは3期の出演率は高く、オムスビメインの話もある。
まるで3期のメインはオムスビで、6つ子はオマケのよう。
おそ松さんを見ているファンたちは、6つ子たちが見たいのだ！！

きっと無機質でコンプラNGなAIという、バラエティ豊かな6つ子とはかけ離れた存在を作り出し、6つ子の新たなる一面を我々に見せようとしていたのだろう！
と、勝手に思っていたら…

とある雑誌のインタビューで監督である藤田陽一は、オムスビレギュラー化について語っている。
すでに完成している作品の中で新キャラを出すには、かなり慎重になったそうで、オムスビたちがパッと出て、すぐにいなくならないよう丸1クールかけて物語に入れたかったそうだ。

さらに藤田監督は「AIは、6つ子のカウンター的な存在にしたかった」と語っている。
制作段階で、オムスビを個性あふれる6つ子とは対照的なキャラにして、おそ松さんに「違和感」を持たせたかったらしい。

私はこの記事を読んで、「3期の違和感はこれか！」と納得。

もしかすると「オムスビはいらない」と思っていたファンや視聴者は、まんまと藤田監督の狙い通りになっていたのではないだろうか。

オムスビは2022年の映画にも出てくる！？【アニメ・おそ松さん】

2022年7月8日（金）から「おそ松さん～ヒピポ族と輝く果実～」が劇場公開された。
おそ松さんの放送6周年を記念した、完全新作アニメだ。

映画では、1期のOPだったA応Pが歌う「はなまるぴっぴはよいこだけ令和ver.」を起用し、1期からのファンが歓喜を起こした。

どうやら予告編を見る限り、オムスビは映画にも登場するようだ。
6つ子たちと、どのように絡むのか…気になるところである。

⇩続きます⇩