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【声優・緒方恵美】ジェンダーフリーを公言した声優・緒方恵美は個性の塊!魅力や代表作を紹介!【2022年声優アワード主演女優賞】
唯一無二の存在【緒方恵美の魅力①】
今の若手声優に足りないもの…それは「個性」である。
声優とは「声」を演技する仕事であり、見た目・性別・年齢は関係ない。
緒方さんのように50代女性声優が少年の声も演じられるし、
20代男性声優がお年寄りの声を演じられるのだ。
性別や年齢を超えて演技ができるのが、声優の魅力ではないだろうか。
しかし近年は声優がアイドル化し始め、見た目やスタイル重視になっている。
圧倒的に「声の魅力度」が減っていると、私は思う。
この声優さんの声、○○さん(別の声優名)っぽくない?
声優は視聴者に、こう思われたらお終いではないだろうか。
ベテラン声優と呼ばれ、数々の作品に参加している声優たちは、それぞれ声に個性を持っている。
大袈裟に聞こえるかもしれないが、
声優・緒方恵美は天に与えられし、唯一無二の存在ではないかと私は思っている。
一文を言っただけで、「あ!緒方さんだ!」と思う視聴者やファンは、全国いや…世界中にどれほどいるのだろう。
緒方さん出演作を見て、ファンそれぞれが口を揃えていう「○○役が、緒方さんでよかった!」と。
声優・緒方恵美とは、何十年経っても愛され求められる存在なのだ。
謙虚【緒方恵美の魅力②】
とにかく謙虚な姿勢を崩さないのも、緒方さんの魅力の1つだ。
後輩に対しても敬語。
自分が人気なのではなく、そのキャラクターがみんなから愛されていると語る。
そして常に監督やスタッフたちに、感謝の気持ちを忘れてはいない。
それはファンに対しても、その謙虚さがうかがえる。
緒方さんは「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が、シナジー賞を受賞したと聞き
個人の賞よりも、1番うれしい。この業界で唯一無二の過酷な現場。
26年間一緒に積み重ねてきた皆さんと、この賞を取れたのがうれしい。
(第十六回 声優アワードより抜粋)
緒方さんのスピーチでは、このように相手を思う謙虚さが要所に見られた。
その他にも姉御節ならぬアニキ節がさく裂していた。
さらにTwitterでもファンサービスが多く見られる。
自分のツイートをしているファンに対して、よくリツイートされているのだ。
声優界からジェンダーフリーを叫ぶ!【緒方恵美の魅力③】
緒方恵美と検索すると「男性」と出てくる。
緒方さんは、性別上「女性」であり既婚者だ。
本人は7割が少年・青年役をやっていたため、今回主演女優賞を受賞となったことに違和感があると本人が発言するのは無理もないと言える。
緒方さんは声優アワードのスピーチで、「ジェンダーフリーは声優界から発信できるのではないか」と語っていた。
自分自身も女性と思って生活していないと発言している。
さらに過去に演じた蔵馬に例えて、すでに自分は「妖怪」だとも話していた。
確かにこの令和の時代、男性だから女性だからと決めつける考えは古い。
私は緒方さんが演じる少年・青年役に、女性だからと言って違和感を持ったことがない。
視聴者はすでに、緒方さんの演技に魅了されている。
女性だから青年の声は向いていない!という概念を、緒方さんは90年代のデビュー当時からぶち壊しているのだ。
史上初、全ランキング制覇【緒方恵美】
アニメージュ主催の第17回アニメランキングでは、
声優部門:緒方恵美
グランプリ作品部門:幽遊白書
男性キャラクター部門:蔵馬
女性キャラクター部門:天王はるか(セーラーウラヌス)
以上を総なめにした。
男女両方のグランプリを受賞したのは、緒方恵美さんだけである。
おわりに…
男女ともに愛される声優・緒方恵美は、まだまだ終わらない!
近年でも累計興行収入が123億円突破し、爆発的大ヒット中の「劇場版呪術廻戦0」で主人公・乙骨憂太役を演じた。
緒方さんの活躍は、令和になってもその名が消えることはない。
ベテラン声優のポジションにいながら、それでも自分を未熟者と語る彼女の謙虚さに、さらなる魅力を感じてしまう。
【声優】緒方恵美が演じたキャラクターTOP10を発表! シンジ役以外でもレジェンド!