出典：ジョジョの奇妙な物語 公式サイト

ダイヤモンドは砕けない

1999年、日本のS市杜王町に住む東方仗助（ひがしかた・じょうすけ）は叔父の空条承太郎の訪問を受け、父親のジョセフが老齢のため遺産を受け取るのか選択を迫られます。

その当時、杜王町は住みやすい反面でスタンド使いが跋扈し、不穏な空気が流れていて未成年の行方不明者が全国平均の８倍という異常さを抱える町。

警官だった祖父を犯罪者のスタンド使いに殺害された仗助は、街を守るために物体を治す能力を持ったスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」を使い事件の解決に乗り出します。

東方仗助の家族関係

東方仗助は母親の東方朋子と祖父の良平と、杜王町に暮らす高校生でした。

ジョセフが62歳の時の子供で朋子が大学生時代に不倫したため、初めて父親と再会した時にはぎこちなさがあったものの、数々の事件を通じて家族の絆を育んでいきます。

仗助にとって承太郎とは年上の甥と年下の叔父という続柄になる奇妙な関係ですが、尊敬できる身近な大人として頼ることが多く見受けられます。

出典：ジョジョの奇妙な物語 公式サイト

黄金の風

2001年のイタリアを空条承太郎の依頼で訪れた広瀬康一は、空港で出会った少年ジョルノ・ジョバァーナが、探し求めていた汐華初流乃（しおばな・はるの）だと知ります。

幼いころに自分の人生を救ってくれたギャングスターに憧れていて、「黄金のような夢」のためにギャング組織を乗っ取って街を守る決意をするジョルノ。

康一はジョルノの行動にかつて杜王町で見た、ジョースター家の心に流れる「正義の心」を見出します。

ギャングとなったジョルノは組織「パッショーネ」に入団して、組織のスタンド使いと抗争を始めました。

ジョルノ・ジョバァーナの家族関係

父親は第3部で復活したジョナサンの肉体を乗っ取ったDIO、母親は日本人で4歳からイタリアに移住して現地の男性と結婚しました。

再婚相手のDVや母親の育児放棄によって他人の顔色を窺う子供として育っていましたが、偶然助けたギャングの男性から、敬意を持って人と付き合う心を学びます。

ジョースター家の肉体的特徴「星」型のあざをジョルノも持っているので、DIOの息子でもあり、ジョナサンの遺児でもある奇妙な生い立ちをしています。

このため「黄金の精神」を受け継ぎながら、ギャングのボスとなる「黄金のような夢」を持つことになりました。

出典：ジョジョの奇妙な物語 公式サイト

ストーンオーシャン

2011年のアメリカで19歳の空条徐倫は罠にハメられて、グリーンドルフィン刑務所に収監されました。

母親と離婚した父親から弁護士を通じて手渡されたペンダントには、「矢」の破片が入っていて、指先をケガした徐倫はスタンド能力「ストーン・フリー」を身に着けます。

「ストーンオーシャン」は、空条徐倫が自由を求める物語として始まり、ジョースター家の血統とDIOの残した悪党や遺児達との決着をつける物語です。

空条徐倫の家族関係

空条徐倫は、空条承太郎の娘でこの世界の最後のジョースター家の登場人物です。

家庭や徐倫をほったらかして仕事やスピードワゴン財団がらみの事件（第4部）に関わっていたことで、父と母は離婚。

その後、グレて暴走族に入っており、窃盗の前科があるので、2011年の逮捕時には裁判で不利になっていました。

混血が進んでいるもののジョースター家の血統を示す「星」型のあざがあり、戦いが進むうちに承太郎がDIOとの因縁から徐倫と母親を守るために遠ざけたことを悟り、承太郎と和解していきます。

DIOの息子たちの家族関係

ウンガロ、リキエル、ドナテロ・ヴェルサスの3名はDIOの友人だったプッチ神父の元にDIOの息子として集結します。

徐倫の前に立ちはだかる悪役でそれぞれ別の母親を持ち、続柄はジョルノの異母兄弟です。

ジョナサンの肉体の「星」型のあざも受け継いでおり、プッチ神父と出会ったことでスタンド能力も発現していました。

ジョルノがギャングと出会って人の心を知ったのとは対称的に、悪に染まって犯罪者となっていることから、幸福とは言い難い人生をそれぞれ歩んでいます。

作中で特にジョルノと連絡を取り合っている形跡はなく、徐倫達との戦いに参戦しました。

まとめ

ジョースター家の「星」型のあざを持つ登場人物たちについて、アニメ化された漫画版第1部から第6部まで各部ごとに紹介してきました。

およそ120年にわたるジョナサンとDIOの因縁から始まった漫画『ジョジョの奇妙な冒険』は、30年以上の年月を通じて語られてきています。

続編の「スティールボールラン」や、「ジョジョリオン」も完結して「JOJOLANDS(仮)」の発表が待ち遠しい作品です。

アニメも順調に制作されていることから、「黄金の精神」を持つジョースター家の物語はますます続いていくことでしょう。