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#クール教信者とは何者!?『#小林さんちのメイドラゴンS』『#ピーチボーイリバーサイド』『#平穏世代の韋駄天達』
2021年夏アニメで放送された『小林さんちのメイドラゴンS』『ピーチボーイリバーサイド』『平穏世代の韋駄天達』。これらの作品の共通点をご存知でしょうか。
実はこれらの作品はクール教信者(クールきょうしんじゃ)というクリエイターが携わっているのです。今回はクール教信者のこれまでの作品について紹介していきます。
クール教信者の全作品を紹介していいてはキリがないので、今回はアニメ化された作品に絞って紹介します。ぜひ最後まで読み進めてください。
クール教信者とは何者!?
クール教信者は元々、2ちゃんねるの投稿作家をしていました。そして2ちゃんねるのニュー速VIPが発祥の漫画投稿サイト「新都社」への作品投稿を開始し、「ピーチボーイリバーサイド」などを連載します。
そしてWEB漫画として連載していた『旦那が何を言っているかわからない件』が一迅社で単行本化。その後、『小森さんは断れない!』を皮切りにプロ漫画家となり、商業誌での連載作品を複数持つようになります。
クール教信者の特徴として、執筆スピードが早い速筆家であることが挙げられます。複数作品の連載を持ちつつも、PixivやTwitterでイラストを投稿し続けているのです。また、R-18のイラストを投稿することも多く、作中でも過激なシーンが多いのが特徴です。それに加え、巨乳属性を兼ね備えたキャラを描くことが多く、必ずといっていいほど巨乳キャラが作中に登場しますし、人間とは思えないほどの大きさを持つキャラも登場したりします。
クール教信者関連のアニメ化作品
ここではクール教信者関連のアニメ化作品を紹介していきます。アニメ化作品は以下の通りです。
・小林さんちのメイドラゴン
・ピーチボーイリバーサイド
・平穏世代の韋駄天達
・小森さんは断れない!
・旦那が何を言っているかわからない件
それぞれ解説してきます。
『小林さんちのメイドラゴン』
最初に紹介するのは『小林さんちのメイドラゴン』です。クール教信者が作者の漫画となっていて、『月刊アクション』で2013年から連載。そして2017年には京都アニメーション制作によるTVアニメが放送されました。クール教信者初となる30分尺のアニメです。また、2021年には第2クールが放送されました。クール教信者の代表作と言っても過言ではないでしょう。
ドラゴンがメイドをするということで、その異質な組み合わせが話題になりました。メイドは日本のオタク文化の象徴ともいえるコンテンツなので、海外での人気も強いです。特に、ドラゴンの馴染みが深い中国では大人気で、中国の動画配信サイトのbilibiliでは2億回以上の再生回数を記録しています。
また、魅力的なドラゴンが数多く登場するということで、スピンオフ展開も進められています。スピンオフは以下の通りです。
・カンナの日常
・エルマのOL日記
・ルコアは僕の××です。
・お籠りぐらしのファフニール
流石にこれらスピンオフの全てをクール教信者が手掛けているわけではありませんが、クール教信者が作り上げた世界観が優れているからこそ、これほど多くのスピンオフ作品を展開できていると思われます。
『ピーチボーイリバーサイド』
次に紹介するのは『ピーチボーイリバーサイド』です。2008年から連載がスタートした作品で、現在はヨハネ先生作画のリメイク版も連載されています。これが2021年7月に、旭プロダクション制作のアニメが放送されました。
『小林さんちのメイドラゴン』とは全く違う世界観で、『ピーチボーイリバーサイド』では桃太郎がモチーフとなっています。ただし、桃太郎の設定を絶妙に取り入れているのが特徴で、犬は登場するのですが猿とキジが登場しないのです。しかも天界と呼ばれる聖域が存在したり、兎型の亜人も登場したりと、クール教信者らしい独特の世界観が構築されています。
ヨハネ先生によるリメイク版は、より丁寧な作画で表現されているので、癖が少なく読みやすいです。興味がある方はぜひ読んでみてください。