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15

Oct

【古見さんは、コミュ症です。】古見硝子は場面緘黙症? 徹底検証

出典 : ©オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校 : TVアニメ『古見さんは、コミュ症です。』公式サイト

2021年秋より放送されている『古見さんは、コミュ症です。』より、主人公の古見硝子を大特集!
家族以外には全くと言っていいほど喋らない究極の無口ヒロインの彼女。どうして彼女が喋ることができないか、その理由を徹底検証します!

古見硝子(こみ しょうこ)キャラクター概要

出典 : Amazon.co.jp

『古見さんは、コミュ症です。』に登場する女性キャラクターで、本作の主人公かつメインヒロイン。
県内屈指の進学校、私立伊旦高校に通う女子高生です。

切れ長ながらつぶらな瞳と長い黒髪ロングの可憐な容姿で、学校内でも一番の美女。
スタイルも抜群で成績も優秀と全てにおいて完璧なため、異性だけでなく同性からも憧れの眼差しを向けられています。

そんな彼女の唯一にして最大の弱点は、極端なコミュ症であること。
極度のビビリのため、他人と会話しようとすると全身が激しく震え、まともに話すことができないレベル。
主人公・只野仁人(ただの ひとひと)にそのことを見抜かれ、初めて他人にそのことを打ち明けました。

性格はかなり内向的で、ハイスペックでありながら自分に自信がなく、相手をガッカリさせたくないということばかり考えており、上手くいかず家に帰って後悔に悶えてばかりいます。
それでも本当は積極的にコミュニケーションを取りたいと考えていて、夢は友達を100人作ること。
一方、いざという時には思い切った行動に出ることもあり、その時には自分自身で驚いています。

担当声優は古賀葵(こが あおい)さん

古見さんが喋れない理由とは?

出典 : Amazon.co.jp

古見さんが話せないのは、特定のきっかけやトラウマが原因という訳ではありません。
一言で言うと「どうしよう症候群」です。
もちろん、こんな病名は実際にはありませんが、彼女の現状を示す上ではこの造語が最も適切なのではないかと思います。

古見さんは喋りたくない訳ではなく、むしろ喋りたがっています。
内向的でありつつも、割と人懐っこい性格なので、他人と接することは決して嫌ではなく、むしろ歓迎しているほど。
只野に喋れないことを打ち明けた時も、空気の重さに耐えられず逃げようとした彼を引き留めたくらいです。

それでも喋れないのは、「どうしよう」が常に心の中を支配しているからです。
「話しかけたあとに戸惑われたらどうしよう」「拒否されたらどうしよう」「つまらないって言われたらどうしよう」「変な子って思われたらどうしよう」など、他人と接する際の古見さんは常に相手にどう思われているかを怖がっていて、心が竦んでしまうのです。
それが身体の震えにも繋がっていると思われます。

この状態は、内向的な性格の人間なら誰しもが覚えのあることで、ある意味では「普通の理由」と言えます。
ただ、相手にどう思われるかが病的なまでに気になり、不安が極度に強くなってしまうことで、全く喋れなくなるというのは、「普通」の範囲からは逸脱しています。

仮に彼女のこの状態に診断名がつくとしたら、「場面緘黙症(選択性緘黙)」が最も近いと考えられます。
場面緘黙症は家で家族に対しては話すことができるのに、外や学校では話すことができないという疾患。
脳の異常ではありませんが、人見知りや引っ込み思案といった性格の問題とは一線を画しており、感受性が強すぎるために極端な不安に駆られるなどの理由が推定されますが、実際にはケースバイケースであり、理由を特定するのは困難です。

場面緘黙では身体症状が伴うこともあり、体が硬直して動かなくなる「緘動」を持つ場合もあります。
また、全く喋れない訳ではなく、声はかろうじて出せるけど極度に震えるというケースも少なくありません。

古見さんはこれらの状態も確認できるため、恐らく場面緘黙もしくはそれに類する状態と推察されます。
もしそうなら、場面緘黙は性格だけの問題ではなく、自分の力だけで改善できるものでもないため、彼女が喋れないのは努力不足だからでは決してありません。
また、場面緘黙は環境の変化や大きなきっかけによって劇的に改善することがあるので、今後そのようなことが彼女の身に起これば、普通に喋ることができる日もきっと来るでしょう。

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