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【お願いマッスル】どんどん再生回数が伸びる名曲!?なぜこんなに流行ったの?
(2023年1月13日加筆)
『JK×筋トレ』で話題になった『ダンベル何キロ持てる?』。話題性の高い作品でしたが、そのOPテーマの『お願いマッスル』も凄まじい人気となっています。
2023年1月23日、YouTubeで2.6億回再生を記録したのです!
あの『God knows…』ですら1億回再生なのに…。今回は『ダンベル何キロ持てる?』がなぜここまでの人気となったのか、徹底考察していきます。ぜひ参考にしてみてください。
『お願いマッスル』とは?(お願いマッスル・考察)
ここでは『お願いマッスル』のおさらいをします。
『お願いマッスル』は『ダンベル何キロ持てる?』のOPテーマとして制作されました。主人公・紗倉ひびき(CV.ファイルーズあい)と街雄鳴造(CV.石川界人)の2人が歌っています。作詞はサイドチェスト烏屋、編曲がシックスパック篠崎、そして作曲はサイドチェスト烏屋、シックスパック篠崎が担当しています。
2019年7月11日にYouTubeでMVが公開され、2020年8月4日には1億回、2021年7月7日には2億回を突破しました。2023年1月26日現在では約2.6億回再生!
まだまだ再生回数は伸びていく…!!
サイドチェスト烏屋は烏屋茶房、シックスパック篠崎は篠崎あやとのことです。この2人は数々のアニソンを手掛けているクリエイターで、『蜘蛛ですが、なにか?』のEDテーマ『がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ』の制作もしています。こちらの楽曲も突き抜けた曲となっていることから、この2人は電波ソングが得意なのかもしれません。
『お願いマッスル』はなぜ人気になった?(お願いマッスル・考察)
ここからは『お願いマッスル』の人気の理由を考察していきます。理由は以下の通りです。
・楽曲のクオリティの高さ
・アニメの話題性が強かった
・アニメの話題性も強かった
・歌ってみたで大拡散
・トレーニング中に聞く人が多かった?
それぞれ解説していきます。
楽曲のクオリティの高さ(お願いマッスル・考察)
『お願いマッスル』は典型的な電波ソングといえるでしょう。電波ソングとは何らかの形で常軌を逸してしまった曲のことで、一度聞いてしまうと中々頭から離れない怖さがあります。そのため、何回も何回も聞くことになり、その結果再生回数が伸びたのではないでしょうか。Apple MujicやLINE MUJICなどのストリーミングサービスでは、『お願いマッスル』は登録されていないため、無料で何回も聞くにはYouTubeが手っ取り早かったのでしょう。
また、『お願いマッスル』は作詞作曲編曲が非常に優れています。歌というよりはセリフ調のAメロ・Bメロで、サビも非常に明るいメロディーです。歌詞にはボディビル大会で用いられる掛け声らしきものも含まれています。
それに加え、声優のファイルーズあいと石川界人の声質も効いています。ファイルーズあいは自身初のキャラソンということですが、キャラそのままの声で歌唱することに成功しており、どこか愛着を感じさせます。石川界人はいわゆる「イケボ」で、「イケボなのにふざけてる感じ」がギャップを感じさせ、多くの人を沼に嵌めていきます。EDテーマの『マッチョアネーム?』では石川界人のイケボっぷりが発揮されているので、こちらもぜひ聴いてみてください。
アニメの話題性も強かった(お願いマッスル・考察)
『お願いマッスル』の影響はありましたが、『ダンベル何キロ持てる?』の作品そのものの話題性も非常に強かったのは間違いありません。近年では『JK×〇〇』をテーマにした作品が急増していますが、『ダンベル何キロ持てる?』は『JK×筋トレ』をテーマにしています。「JKが筋トレするの?」という意外性から多くのアニメファンから注目を集めました。JKが筋トレするシーンでは、なぜかエロく演出されており、それが男性ファンの心をくすぐったのでしょう。
また、『ダンベル何キロ持てる?』のアニメのクオリティも非常に高いものでした。アニメ制作は動画工房が手掛けていますが、『ダンベル何キロ持てる?』のような癖の強い萌えアニメに非常に強い制作会社です。キャラの可愛らしさを全面に出しつつ、コメディのセンスもあり、笑いながら楽しむことができる作品に仕上がりました。「おかしなアニメを見るならとりあえず『ダンベル何キロ持てる?』を見とけ」みたいな感じです。
まずはアニメから入って、その結果『お願いマッスル』が好きになってしまい、YouTubeを何度も視聴。というケースも多かったと思われます。
PVに出演している2人の筋肉(お願いマッスル・考察)
『お願いマッスル』のMVに出演している才木玲佳と横川尚隆は、めちゃくちゃ凄い筋肉の持ち主です。
才木玲佳はアイドルでもある一方でプロレスラーでもある異色の経歴の持ち主で、可愛らしいルックスとは裏腹に強靭な筋肉を備えています。MVでは上腕二頭筋と三角筋が強調されており、恐縮ですが女性とは思えない程の筋肉量でした。
一方、横川尚隆はボディービルダーとして活躍しています。2019年には日本ボディビル選手権で優勝し、プロボディビルダーにもなりました。「リアル街雄なのではないか」と思わせるぐらい体が仕上がっており、筋肉フェチにはたまらない体でしょう。
この2人がMVに登場しているということで、意外性も抜群。筋肉フェチの視聴者がリピートする可能性もあったのではないでしょうか。才木玲佳は『うちのメイドがウザすぎる!』のOPテーマのMVにも出演していますが、そちらでも3600万回(2021年9月時点)の再生回数を記録しています。
歌ってみたで大拡散(お願いマッスル・考察)
中毒性のある楽曲ということで『お願いマッスル』はVTuberの中でも大流行しました。いわゆる『歌ってみたシリーズ』が投稿されるようになったのです。
きっかけはホロライブの白上フブキとにじさんじライバーの舞元啓介。このように男女ペアのVTuberが歌ってみた動画を投稿するようになったのです。主にホロライブに所属しているライバーによって投稿されることが多かったのですが、これを機に様々なVTuberが投稿し始めました。中にはホロライブのVTuber17人が大合唱する動画なんかもあります。
歌ってみた動画によってVTuber界隈で『お願いマッスル』が注目されるようになり、元ネタのMV動画を視聴した可能性もありそうですね!
トレーニング中に聞く人が多かった?(お願いマッスル・考察)
筆者の体験談もありますが、トレーニング中に聞く人が多かった可能性も考えられています。
筆者も筋トレがかなり好きなのですが、「今日は辛いなぁ」と思う時には『お願いマッスル』や『マッチョアネーム』を聴きながら筋トレしてました。すると不思議なことに筋トレが楽しくなってきて、精神的に余裕を感じるようになるのです。曲中に街雄による合いの手があるので、だんだんモチベーションが上がってくるのだと思われます。これは筆者だけではなく、周りの友人も同様のことを述べているので、ほぼ間違いないかと思います。
そして『お願いマッスル』の公式MVが投稿されたのは2019年ですが、2020年以降は新型コロナウイルスの影響で、在宅トレーニングが流行した時期でもありました。そこで誰もがトレーニング中のミュージックを探し求めて、多くの人がEDMに行き着きます。中にはアニソンのようなポップでハイテンションな曲を選ぶ人もいたことでしょう。そうなると当然『お願いマッスル』が選択肢に挙がります。
トレーニング中に聞く人が多いのであれば、『お願いマッスル』の再生回数が現在も伸び続けることに納得です。これからも視聴回数が伸び続けるでしょう。
さいごに(お願いマッスル・考察)
『お願いマッスル』は現在(2021年9月29日時点)で約2億3千万回再生を記録しています。多くの人が「なぜここまで再生回数が伸びているのだろう…」と思うところですが、可能な限りで考察してみました。『お願いマッスル』は知っているけど『ダンベル何キロ持てる?』を未視聴の方はぜひ視聴してみてください! もしかしたら筋トレのモチベーションに目覚めるかもしれません。