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【ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない】面白いのに広告がウザい件!ネットミームが話題の成人漫画をネタバレ解説・考察
「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない(以下われない)」はなろう出身の小説を漫画化した成人漫画で、配信サイトの青年漫画部門のランキングを騒がせています。原作は増田ちひろ先生が制作し、キャラクター原案をサブロー先生が行い、作画を裏地ろくろ先生が担当しています。
「われない」は面白いけど広告がウザい成人向け漫画でありながらゾンビ好きにはたまらない筆致で、パンデミックによるパニックホラー面もしっかりと描かれています。
この記事では主人公の成人向け系クズおじさんの、叡智溢れる紳士的なサバイバルホラーをネタバレ解説しながら、股間と脳髄を刺激するその面白いところについて考察していきます。
考察部分はライターの個人的な意見ですのでご理解いただければ幸いです。
作品概要
原作は「小説家になろう」の「ノクターンノベルズ」(18禁)で掲載されていましたが、現在更新は止まっています。「SEACOXX」よりビジュアルノベルゲーム化されてDLSiteとFANZAで販売されており、2016年にはノクスノベルスにて書籍化されている作品です。
2021年に成人漫画としてコミカライズ版が「株式会社フロンティアワークス」より発行している「Comicらぐちゅう」のフルカラーコミックとして、コミックシーモアで先行配信されています。(電子書籍の版権がややこしすぎる件はどうにかして欲しい。)
単行本化はされておらず「単話売り」メインで配信されており、1話34pで110円なのでコスパは良さげで成人向けとホラーパニックの両方が楽しめる作品です。現在コミカライズ版は6話まで配信されています。
広告がウザイ件とネットミーム
文句のない面白さがあるのですが成人向け漫画ということと、SNSでTLに上がってくるPR広告にウザさがあり、「ミュート・ブロック」の餌食にあってしまうのが残念な漫画です。
SNSの漫画カテゴリでよく出てくる「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」の広告を皆さんも一度は目にしたことがある事でしょう。
2021年に入って広告部分の漫画の一部分がネットミームとしていじられ始めており、Twitterなどでパロディ作品や二次創作などが行われているので、絵師さん達にはファンが多いようです。
ネットミームによって話題となり、PR広告のいいねが20Kを超えてバズるなど話題となっています。このため二次創作パロディは見たことあるけど、本編は知らないという人も多いことでしょう。
ゾンビがあふれた世界で
唯一、襲われない男の話
(1/3)https://t.co/y526rJKSCT#青年漫画 #PR pic.twitter.com/Obx4o6KvLk— コミックシーモアPR (@comic_cmoa_pr3) September 15, 2021
面白さのポイント
「われない」の面白さのポイントを簡単にまとめてみましょう。
・叡智溢れるシーンでヒロインが可愛く描かれていて、非日常な状況下でクズな対応をする主人公と、ヒロインが契約叡智な関係になってほのかな愛情が芽生える描写がエモくてスリリングな展開になっている。
・主人公にパンデミックの影響がなく現代社会で無双しているので、異世界転生ものに比べてリアルさがあり緊張感がある。
・現在現実社会で起こっているパンデミック設定が、作中のパニックホラーとリンクしていて人間ドラマとして面白い。
パニックホラーの余禄として叡智なシーンがありますが、非日常な欲望にまみれた世界での叡智な描写はシチュエーションに萌要素があり、そこがしっかりと描写されているので奇妙な満足感があります。
あらすじ・概要
無職の武村雄介が3日間の眠から目を覚ますと日常的な世界はパンデミックで崩壊して、ゾンビが溢れる世界になり、目を覚ました雄介は生存者を求めてマンションを探し求める。顔見知りの巨乳陰キャOL黒瀬時子もゾンビとなったが、雄介に襲い掛かる様子もない。
続いて生存者の母娘を見つけた雄介は一緒に避難所へ向かおうとするが、ゾンビの集団に囲まれてしまい、ゾンビたちに集団で貪り食われた母娘は無惨な残骸となった。生き残った雄介は「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」ことに気付く。
マンションに戻った雄介は時子をベッドに縛り付け叡智な紳士的行為に耽る。