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18

Oct

ジャンプSQに連載された歴史恋愛物語『大正オトメ御伽噺』のあらすじ・魅力を紹介!【秋アニメ】

出典:大正オトメ御伽噺 公式サイト

父の策略、珠彦の決意

なぜ夕月が出て行ってしまったのか。心当たりがない珠彦は、綾に詰め寄ります。綾によれば、昨年の大晦日の晩、珠彦の姉である珠代(たまよ)が訪ねてきて、夕月に何ごとかを吹き飛んだというのです 。

長女の珠代は志摩家の5人兄弟の中でも特に人情味が薄く、父に近い冷酷な人間です。不安に思った珠彦はすぐに実家へと向かいます。実は父の改心は演技でした。彼は亡き珠樹に代わり、珠彦を志摩家の次期当主にしようともくろんでいました。

夕月の命を材料に、次期当主になれと迫られる珠彦。夕月は夕月で、自分の母親を人質に取られており、どうすることもできません。しかしここで珠彦は驚きの行動に出ます。夕月に「お母さんのことなんてどうでもいいじゃないか」と冷酷に言い放ち、自分の望みを優先するよう誘います。

さらには自分自身の命を懸け、夕月といっしょになれないなら死ぬとまで言い出します。しかしそれはすべて、かたくなだった夕月の本心を引き出すためでした。「珠彦さまと一緒にいたいです」という言葉を聞いた珠彦は、宿敵だった父と対峙することを決意します。

珠彦は父親に、僕は当主にはならないと宣言。さらに夕月を買った額である一万円(当時の価値で5000万円)を一生働いてでも返すと誓います。父はそんな息子の姿に、かつて恋した一人の女性を思い出し、二人の結婚を許します。羅刹と呼ばれた珠彦の父でしたが、始まりは貧乏が生んだ心の歪みで、彼にも人の情がありました。

無事に元の生活に戻った珠彦は教師を始めます。お金が貯まってから結婚式を挙げようと言いますが、なかなか叶わない日々。そんな時、妹の珠子が主導となって、仲間たちと共にお手製の結婚式を開いてくれました。白鳥ことりの歌に祝福され、涙を流す珠彦。

最高の結婚式が終わり、夜の散歩に出かけた二人。星空の下で珠彦は、夕月に出会ったときに思い出を語ります。――初めて君に会ったとき、ぼくは君を春の嵐のようだと思った。春の匂いをはらんだ暖かくて強い風。とても強い追い風だ。

まとめ

ざっくりと紹介しましたが、珠彦と珠子の兄妹愛や、夕月による小鳥への恋愛指南など、本編には記事で語り切れなかった素敵なエピソードがたくさんのっています。ぜひマンガやアニメでチェックしてみてください。さらに、本作の続編である「昭和オトメ御伽語」が全5巻で発売中です。

主人公とヒロインは変わりますが、「大正処女御伽話」からも一部のキャラクターが登場しますよ!

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