出典 : ©プロジェクトラブライブ！スーパースター!! ©2021 プロジェクトラブライブ！スーパースター!! : 「ラブライブ！スーパースター!!」公式サイト

2021年夏より放送されている『ラブライブ！スーパースター!!』より、アニメ版主人公の澁谷かのんを大特集！
ラブライブシリーズの歴代主人公とは多くの異なる点を持つ彼女。その相違点、そして共通点についてもまとめました！

澁谷かのん（しぶや かのん）キャラクター概要

出典 : Amazon.co.jp

『ラブライブ！スーパースター!!』に登場する女性キャラクター。
結ヶ丘女子高等学校普通科に通う1年生で、スクールアイドルグループ「Liella!」のメンバー。
アニメ版では主人公を務めています。

スペイン人の祖母を持つクォーター。
実家は母親が経営しているカフェで、翻訳者の父、妹（ありあ）と4人暮らしです。

性格は繊細でネガティブのため、失敗を引きずるタイプ。
一方で芯は強く、筋が通らないことに対しては毅然とした態度で反論を試み、諦めそうになっても挫けない心も持っています。
また非常に優しく、友達思い、仲間思いです。

スクールアイドル志望の中国人・唐可可（タン クゥクゥ）をはじめ、多くの人を虜にするほどの歌声を持ち、歌唱力も抜群。
ダンスもそつなくこなし、作曲およびギターの演奏も行えるなど、かなりハイスペックです。

担当声優は伊達さゆり（だて さゆり）さん。

ラブライブ初のネガティブ主人公

出典 : ©プロジェクトラブライブ！スーパースター!! ©2021 プロジェクトラブライブ！スーパースター!! : 「ラブライブ！スーパースター!!」公式サイト

過去のラブライブシリーズの主人公、高坂穂乃果（μ’s）、高海千歌（Aqours）、高咲侑（虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会）にはそれぞれ多数の共通点があります。
その中でも特に顕著なのが「ポジティブ」という点です。
彼女たちは皆、スクールアイドルグループを自分から結成しようとしている人物であり、程度の差こそあれ全員がアクティブで性格も明るく、発言もメンバーを鼓舞するものが大半を占めています。

それに対し、かのんは真逆と言っていいほどネガティブな性格。
小学生の頃に人前で歌えず卒倒した事を引きずり、その後も歌うのが大好きなのに人前で歌えないまま失敗を重ね、音楽科の試験にも落ちてしまいました。
物事をマイナスに捉えがちな性格と失敗の経験が重なった結果、自分はダメだという意識が刷り込まれてしまい、自分に対する自信まで失ってしまったようです。

そういった性格もあって、彼女はスクールアイドルになりたいと思ったことはなく、可可に誘われる形で始めることになります。
主人公が誘われる側なのもラブライブ史上初のことです。

今までは周囲を巻き込んでいくタイプの主人公ばかりだったので、ネガ主人公である彼女の性格は、物語のカラーにも多大な影響を与えています。

物語は主人公の視点で描かれるので、周囲を巻き込むポジ主人公だと、ツッコミ不在のケースではどうしてもその強引さや押しつけがましさが目立ってしまいます。
また、内面描写も薄くなりがちです。
その点、ネガ主人公の場合は内々の葛藤が描かれやすく、キャラの心情が掴みやすい上に型破りな行動もないため、衝撃的な展開こそ少なくなるものの、地に足がついたストーリーになります。

実際、『ラブライブ！スーパースター!!』は過去のシリーズと比べ、キャラの言動が全て腑に落ち、すんなりと入って来ます。
それは、かのんの性格が最たる理由と言えるでしょう。