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【ぼくたちのリメイク】MF文庫の人気作がついにアニメ化! 天才クリエイターたちと「青春」をやりなおす【夏アニメ】
異世界転生が流行っているライトノベル業界ですが、その陰でひそかに人気を集めているのが「クリエイターもの」。自分の妄想をありのままに表現できたらどんなにいいだろう。そして愉快な仲間たちと創作ができたらどんなに楽しいだろう。「クリエイターもの」はそんな青春の願望を満たしてくれます。
さて、MF文庫から発売中の『ぼくたちのリメイク』も創作をテーマにしたライトノベルですが、他作品とちょっと毛色が違うのは、この作品がタイムトラベルの要素を取り入れていることです。本作のストーリーは、主人公が10年前に戻り、天才クリエイターたちの卵といっしょに創作に打ち込むというもの。
この記事では、『ぼくたちのリメイク』のストーリーをなぞりながら、本作の魅力を解説していきます。
未来の天才クリエイターと「青春」をやりなおす
主人公の橋場恭也は、2016年現在、ゲームメーカーに勤務している28歳です。ディレクターとして確かな腕を持っているものの、会社が倒産したことで実家に帰る羽目に。
学生時代に憧れていた3人のクリエイターたちの活躍を知り、もし10年前に彼らの通っていた芸大に入学していたら、一緒に創作を楽しめていたのではないかと後悔する恭也。決して叶わない妄想だと自嘲し、恭也は自室でふて寝を決め込みます。
しかし目を覚ますと、そこには女子高生姿の妹がいて、芸大の合格通知を持っていました。どういうワケか、恭也は10年前いタイムスリップしていたのです。外に出れば、どこか懐かしい2006年ごろの風景が広がっています。スマホを持っている人はまだ少ないけど、携帯はほとんどの人が所持している。
そんな時代。ここで恭也は、未来で憧れた3人のクリエイターの若いころに出会います。