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Jul
【探偵はもう、死んでいる。】夏凪渚に隠された秘密とは? 徹底解説
出典 : ©2021 二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会 : TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト
2021年夏より放送されている『探偵はもう、死んでいる。』より、メインキャラの夏凪渚を大特集!
アニメ第2話で突然主人公・君彦の前に現れた新ヒロインをピックアップ。彼女が何者で、今後どうなっていくかを徹底解説します!
夏凪渚(なつなぎ なぎさ)キャラクター概要
出典 : ©2021 二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会 : TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト
『探偵はもう、死んでいる。』に登場する女性キャラクター。
主人公・君塚君彦(きみづか きみひこ)のクラスメイト。
特徴的な紅い瞳に加え、サイドでまとめられたロングの黒髪、意志の強そうな切れ長の瞳、長い睫毛、高い鼻筋と引き締まった唇を持つ女子高生です。
君彦とは、名探偵という彼の評判を聞き、人探しを依頼したことで縁が生まれます。
強気で直感型なため、大胆な行動に出ることもしばしばありますが、実はドMな一面も持っているようです。
口癖は「倍殺し」。
担当声優は竹達彩奈(たけたつ あやな)さん。
シエスタの○○を継いだ新ヒロイン
出典 : ©2021 二語十・うみぼうず/KADOKAWA/たんもし製作委員会 : TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト
夏凪は原作において1巻の第一章、コミカライズでも第1話より登場するメインキャラです。
一方、アニメでは第1話では一切姿を見せず、第2話からの登場となりました。
これは構成上の問題で、原作では冒頭のプロローグに君彦の元相棒である名探偵・シエスタが登場するエピソードを断片的に見せ、その後の他ヒロインの回にシエスタ登場シーンを挿入する構成でしたが、アニメではそのシーンを先に全部見せる形に変更しています。
よって、原作やコミカライズから『探偵はもう、死んでいる。』に触れた人と、アニメから入った人とでは、夏凪に対する第一印象がかなり違うと思われます。
アニメで本作や夏凪を知った人は、彼女を第二ヒロインという位置付けに感じたことでしょう。
しかし、実際の夏凪のポジションはもう少し複雑です。
彼女と君彦との出会いは教室内。
同級生ではあるものの、それまで全く接点がなかった2人ですが……夏凪は君彦の胸ぐらを掴んで恫喝するという乱暴極まりない形で君彦との邂逅を果たします。
それだけでも相当な暴挙ですが、更に口の中へ手を突っ込み、「無視するならのどちんこを触る」という謎の脅し文句で脅迫。
シエスタとは違う意味で、インパクト大の登場を果たしました。
夏凪の目的は、名探偵という評価を得ている君彦に依頼すること。
その依頼内容は、「誰だかわからないけど、あたしが探している人を探して欲しい」というものでした。
彼女には小さい頃から心臓疾患があり、入退院を繰り返していましたが、1年前に待望のドナーが見つかり、心臓移植を行いました。
それ以降、「忘れてはいけない人を忘れてしまった」「その人に会わなければならない」という謎の衝動が現れるようになり、名探偵の噂を聞きつけ君彦に探してもらおうと決意したようです。
君彦は当然、心臓移植との関連を指摘し、彼女の尋ね人は「その心臓の持ち主が会いたがっていた人」と断定。
ドナーの生前の記憶が、残滓として夏凪に転移したという解釈です。
夏凪も本当はそうだろうと思っていたらしく、彼の推理には同意しますが、ドナーの記憶は今の心臓の持ち主である夏凪とは関係ないとする君彦に対し「ドナーの心残りをなくしてあげたい」と反論します。
結果、君彦も依頼を受けることに決め、異常な聴力を持つ半人造人間コウモリと彼女を引き合わせ心音でドナーを特定し、そこから心残りを探そうとしました。
すると、予想外の事実が判明します。
夏凪に心臓を提供したドナーは、君彦の元相棒で死に別れたシエスタだったのです。
シエスタの心臓を移植したことによって、自分の中で確実に性格が変わったと自覚していた夏凪は、彼女の「君彦ともう一度会いたい」という気持ちを尊重すると決意します。
そして、彼の新たな相棒として、探偵役を買って出ることにしたのです。