アニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどの気になるコンテンツ情報が盛りだくさん!

MENU

25

Jul

【SCP財団】もはやコメディ!笑えるおすすめギャグ系SCP3選!

SCPには不気味だったり怖いものが多いですが、中には「どうしてこうなってしまったんだ…?」と、シュールで笑える作品も多数あります。そこで今回は読んでいると思わずニヤリとしてしまうような、ギャグ系のおすすめSCPを紹介していきます。

SCP-2662

http://scp-jp.wikidot.com/scp-2662
皆さんはクトゥルフ神話というものをご存知でしょうか?近代のコズミックホラーな創作神話で、最近では様々なメディアで取り上げられており、名前を聞いたことがる人も多いでしょう。こちらはそんなクトゥルフ神話を題材にしたSCPです。

SCP-2662 オブジェクトクラス: Keter 「くとぅるふ ふっざけんな!」

既にサブタイトルからシュールギャグ系の匂いがしますね。ちなみに原題だと「ふっざけんな!」の部分は放送禁止用語の「F〇CK OFF!」で、ここからもネタ系だと分かります。

SCP-2662は身長約4m、体重200kgの大雑把にヒト型をした生命体です。頭足類の足と同様の構造を持つ約20本の付加的な触手状筋組織を背中に持っている…とのことで、分かりやすく言うとクトゥルフ神話のクトゥルフ様が、人間よりやや大きいサイズになったぐらいとイメージすると良いでしょう。

原作のクトゥルフ神話では、クトゥルフは遥か太古より存在している邪神の1柱。人間ではその力の一端すらも掴めない超常の存在です。そんなクトゥルフがSCPになっているようなものですから、財団の管理も他のKaterクラスに負けず劣らずかなり厳重です。

しかしこのSCP-2662。説明文を読み進めると他のKaterクラスとはいささか異なる点も多数。まず特別収容プロトコルの最初の一文がこちら。SCP-2662の封じ込めは、主として収容ユニットへの不正侵入を防止することに焦点を置いています。ん?普通はSCPが脱走するのを防ぐのが目的ですよね。それではなく収容施設への不正侵入を防止することが大切?

また別の一文にはSCP-2662は任意の日刊新聞のコピー、コンピュータ、及び要求したコンピュータゲームの所持が、毎月の総額が50米ドルを超えない範囲で許可されています。んん?なんだかSCP-2662は、収容されての生活を楽しんでいるのでしょうか。

極めつけはこちらの一文。SCP-2662の封じ込めは完全に自発的なものであること。
………そうです、SCP自体が自分から収容されにきているのです。毎月お小遣いを貰って快適な生活を送っている様子。なんだか普通のSCPとはかなり違った感覚ですよね。

しかもSCP-2662自体がかなり常識的な性格をしており、加えて非常に友好的で職員を手伝ったりもするとのこと。一般的に想像されるSCPや、原作の邪神であるクトゥルフとは全くかけ離れたイメージです。

なぜこんなに良い存在がKeterクラスなのでしょうか。それは周囲にいる人物を、SCP-2662の強い信奉者に変えてしまうという特性によるものなのです。しかもこの特性は、SCP-2662の意思とは無関係に行われてしまうのでタチが悪い。

さらに月に一度、SCP-2662の収容ユニットに信奉者が侵入してくるというはた迷惑な特性も。しかもこの侵入は鎮圧が難しく、いくら警備を強化しても次はまた違う方法でやってくるのだとか。

付け加えて侵入してきて信奉者は、元ネタの邪神の信奉者らしくやたらエログロな儀式を執り行うのです。SCP-2662の目の前で。そう、人よりも常識的な精神を持ち、人間にも友好的なSCP-2662の目の前で。つまり冒頭にあった「くとぅるふ ふっざけんな!」とは、SCP-2662の心の叫びなのです。

SCP-374-JP

http://scp-jp.wikidot.com/scp-374-jp
続いてのSCPはこちらのSCP-374-JP。オブジェクトというか謎の秘密結社です。

SCP-374-JP オブジェクトクラス: Euclid 「秘密結社キャッチ&リリース」

SCP-374-JPは財団のとあるサイト内で行われる、謎の誘拐事件。頻度は月に1回ほどで、まず最初にサイト内の食堂、受付、会議室のいずれかの机の上に便箋の入った封筒が出現します。封筒には「秘密結社キャッチ&リリース」の文字があり、まるで怪盗の予告上の様ですね。

便箋には当該サイトの中にいる人間の1名の名前と、「3時間預からせて頂きます」との印刷が。さらに封筒の出現から1~2日後の日付と、午前9時の時刻も記載されてあるのです。

そして予告された時間になると、対象にされた人間の周囲の空間が水面のように波打ち始め、そこから人型の生物(SCP-374-JP-B)が出現します。SCP-374-JP-Bは頭部が魚(ブラックバス)、体が人間で、黒い背広を着用。個体差や性別もあり、体型もバラバラとのこと。いわゆる魚人間みたいな感じですね。

SCP-374-JP-Bは非常に脆く、暴徒鎮圧用ゴム弾で撃たれただけでも死亡し、体は衣服を含めて溶けて淡水になり、頭のブラックバス部分だけその場に残ります。簡単に倒せるのですが、次から次に現れるのでキリがありません。

SCP-374-JP-Bに触れられた対象は意識を失い、最低5分間は昏睡状態に。そのまま対象を連れて、現れた時と同じように人型生物は何処かへと消えていくのです。ちなみにSCP-374-JP-Bは物体をすり抜けられるので、対象の誘拐の阻止は不可能となっています。

ではSCP-374-JP-Bに連れ去られるとどうなるのか。対象は340cm×573cm×477cmの広さの部屋で目覚めます。恐らく外へ通じているであろう扉があり、SCP-374-JP-Bが立っています。特に干渉はしてきませんが、対象が破壊行動を行うと誘拐するときのように気絶させてきます。

誘拐から2時間経つと、再び対象を気絶させ3時間後には誘拐した場所に、SCP-374-JP-Bが対象を抱えて出現。対象を置いて再び去っていきます。SCP-374-JP-Bは対象及び周囲の人間に危害を加えることはありません。つまりただ誘拐しては元に戻す…というのを繰り返すだけ。一体何の目的が…?

財団はこの「秘密結社キャッチ&リリース」と何度も誘拐阻止の攻防を繰り広げましたが、結果は全敗。しかしSCP-374-JP-Bの胴体部分は連れ去られた人間をコピーして作られており、本体は頭部だということを突き止めました。

そこでとあるエージェントが連れ去れた際に、正体を突き止めたことを告げ、なぜこんなことをするのかと聞いたところ、SCP-374-JP-Bは封筒を差し出しました。その封筒の中に入っていた便箋にはただ一言「しゅみです」との文が。趣味…趣味ですかぁ…。

察しの良い方なら既にお分かりでしょう。「秘密結社キャッチ&リリース」とは食べたり仕事のためではなく、ただ楽しむためだけに魚を釣りあげては離す、人間のことを皮肉ったSCPなのです。

SCP-1455-JP

http://scp-jp.wikidot.com/scp-1455-jp


引用:scp-jp

最後にご紹介するのは笑える…というか何とも言えない感情になるかもしれないSCPです。

SCP-1455-JP オブジェクトクラス: Euclid 「私が望んだことだから」

SCP-1455-JPは人型実体のSCP-1455-JP-Aと、ゴールデンハムスターに似た実体のSCP-1455-JP-BからなるSCPです。

SCP-1455-JP-Aはモンゴロイド系の女性に見えます。戸籍上は○○県○○市在住の14歳であり、本名は「恋ヶ原ぴんく」とのこと。自身を「伝説の戦士」と称しており、まるで「女児向けのアニメーションの主人公のよう」な言動をします。後述する「襲撃」イベントの10分前になると、どんな格好をしていても桃色のロリータ風の衣装に換装されます。

SCP-1455-JP-Bは日本語により意思疎通が可能で、自らを「愛の妖精ポロップ」と称します。羽などはありませんが浮遊及び飛行が可能で、SCP-1455-JP-Aに異常性を与えたのは自身だと証言しています。

SCP-1455-JP-Aの周囲では、最短30分から最長120分間の「襲撃」イベントが不定期に発生。動植物や人工物の特徴を持つ大型の人型実体(SCP-1455-JP-C)が出現し、SCP-1455-JP-Aに対して性的なものを含む暴行を行うのです。

SCP-1455-JP-Cはあらゆる兵器が効かなく、またSCP-1455-JP-AにもSCP-1455-JP-Cを倒せる攻撃力はありません。大抵の場合はSCP-1455-JP-Cの暴行によって、SCP-1455-JP-Aはその身体の40%以上を損失してしまいます。

「襲撃」イベントが終わるとSCP-1455-JP-Cは消え去り、SCP-1455-JP-Aの身体及び衣服はイベント発生直前の状態に戻ります。しかし記憶はそのままのようです。ここまで聞くと胸糞が悪くなるような話のSCPですよね。しかしSCP-1455-JPのインタビューを読むと、違った見え方も見えてくるのです。

SCP-1455-JP-Aはインタビューで、SCP-1455-JP-Bと会う前のことは覚えていないと語っています。そしてどうやら今の状態(恋ヶ原ぴんく)になったのは、「とあるもの」になりたい!と星に願ったらSCP-1455-JP-Bと出会い、その「とあるもの」になれたそうです。また、SCP-1455-JP-Bと出会う前には自分の部屋で本を読んでおり、テレビに映った録画を見て、「こんな風になりたいな」と思ったと明かしています。

SCP-1455-JP-Bのインタビューでは、SCP-1455-JP-B自身は魔法の国から来た愛の妖精で、SCP-1455-JP-Cはお客さん。そしてSCP-1455-JP-Aはキャストであると言いました。つまり「襲撃」はSCP-1455-JP-Bが仕組んでいることで、SCP-1455-JP-Cは客としてSCP-1455-JP-Aを傷めつけてストレスを発散。SCP-1455-JP-Aはキャストとしてお仕事に励んでいる…ということですね。

いくら仕事と言っても、いたいけな14歳の少女をそんな風に扱うのは許せません!財団もそう感じたようで、SCP-1455-JP-BにSCP-1455-JP-Aを解放するように言います。

しかしSCP-1455-JP-Bは、これはSCP-1455-JP-A自身が望んだこととの一点張り。ですが一応SCP-1455-JP-Aをスカウトした場所を教えてくれました。財団がその場所を確認しにいくと、そこは財団も認知していた現実改変者の住居であったことが判明。

その現実改変者は男性で、数か月前より行方不明になっていたのです。そして住居の一室からは、とある女児向けアニメーションが収録されたHDDと「超絶非合法!~メスガキ凌辱専門店へようこそ~」と題された成人向け同人誌が見つかったのです。

………もうお分かりですよね。サブタイトルの「私が望んだことだから」とはそう言うことです…はい…。当人が本当はどっちになりたかったのかは不明ですが、望んだことなら…まあ良いのではないでしょうか…。

まとめ

いかがでしたでしょうか。フフッと笑えるコメディ色が強い作品も、SCPの魅力ですね。またSCPには思わず苦笑いしてしまうブラックジョーク作品も多数あるので、一味違った作品を楽しむこともできますよ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です