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Jul

王族も虜にする『スレイヤーズ』ってどんなアニメ? 簡単にまとめてみた

初心者入門に適しているのはアニメ? 漫画? 原作?

出典 : Amazon.co.jp

長期連載作品とあって、スレイヤーズの原作小説およびコミカライズは非常に数が多く、アニメもテレビシリーズだけでなく劇場版やOVAも作られているため、初心者がどの作品から入ればいいのか迷ってしまいがちです。
そこで、各商品について簡潔にまとめてみました。

小説

・スレイヤーズ 1~17巻

原作本編です。
原作なので当然、本作から入るのが王道であり大正義。
1~8巻が第1部、9巻~15巻が第2部、16巻以降が第3部です。

アニメから入った人にとって馴染みがあるのは第1部
第2部からは原作とアニメで展開が異なるので、どちらかだけで良いという訳ではありません。
原作の第2部は結構暗い展開だったりします。

1巻の表紙は途中の版から差し替えられているので「リナのみ」と「リナとガウリイの2ショット」の2種類あります。

・スレイヤーズ(新装版)1~15巻

表紙やあとがきなどを刷新した第1部~第2部の新装版。
今から原作を集めるなら、15巻まではこちらを購入することになるでしょう。
電子書籍で出ているのも新装版の方です。

・スレイヤーズ すぺしゃる 全30巻

かつてドラゴンマガジンで連載されていた外伝の短編集です。
こちらはリナと、彼女をライバル視する白蛇のナーガバディもの
作風そのものはほとんど本編と変わりませんが、犯人捜しや真相究明などの推理要素がやや強めです。

ヒット作になった場合、本編と同時進行で外伝やスピンオフの短編を発表するのはラノベ界の常識ですが、それもこのスレイヤーズがパイオニアです。

・スレイヤーズ すまっしゅ。 全5巻

実質的な『スレイヤーズ すぺしゃる』の続編です。
アニメ4期が放送される際、新規ファンが入り辛いという理由から改めて1巻から再スタートとなったようです。

・スレイヤーズ でりしゃす 全4巻

1990年代後半に存在していた角川mini文庫から敢行された、12cmの小型本。
200円のお手頃価格で購入できる掌編です。
現在はすべて絶版になっていて、内容は全て『すぺしゃる』の方に再収録されました。

・スレイヤーズ せれくと 全5巻

『すぺしゃる』からの傑作選です。
基本的に加筆はないので、『すぺしゃる』を持っているなら無理に購入する必要はなし。
本編のみ追っている人の外伝入門には最適でしょう。

・角川つばさ文庫版 全2巻

本編序盤を児童向けに書き直した内容。
児童向けの文体なので、小学校低学年くらいまでの子供にはこちらがオススメ。

アニメ

・テレビシリーズ

1995年放送の1期『スレイヤーズ』、1996年放送の2期『スレイヤーズNEXT』、1997年放送の3期『スレイヤーズTRY』、2008年放送の4期『スレイヤーズREVOLUTION』、2009年放送の5期『スレイヤーズEVOLUTION-R』がそれぞれ制作されました。
前述したように、原作と設定が異なる点が多数あり、特にアメリアはリナをさん付けで呼んだり(原作では呼び捨て)、背もリナより高くなっています。

1期~2期で原作第1部を描いていますが、3期は完全にオリジナル展開
4期~5期も一応5巻がベースになってはいるものの、ほぼオリジナルストーリーです。

現在は1~5期全てBlu-rayBOXがリリースされ、配信も全話行われているので、見返すのが簡単になりました。
1~3期は25年ほど前の作品なので、どうしても作画面では今のアニメと同じように……という訳にはいきませんが、当時としてはかなり綺麗に描かれている作品なので、十分試聴できるレベルです。

最初からストーリーを追いたいなら1期から観るべきですが、昔のアニメ絵に抵抗あるなら4期から観るのもアリ。

・劇場版

1995年公開の第1作『スレイヤーズ』、1996年公開の第2作『スレイヤーズRETURN』、1997年公開の第3作『スレイヤーズぐれえと』、1998年公開の第4作『スレイヤーズごぅじゃす』、2001年公開の第5作『スレイヤーズぷれみあむ』の計5作品が制作されました。
全作品がオリジナルストーリーで、1~4作目は白蛇のナーガが登場する『すぺしゃる』の時間軸と世界観で描かれ、第5作はテレビシリーズのレギュラー陣がメインとなっています。

第1作は音声をステレオにして一部シーンが追加された「完全無欠版」が発売されています。

・OVA

1996~1997年に発売された全3巻『スレイヤーズすぺしゃる』、1998~1999年に発売された全3巻『スレイヤーズえくせれんと』の2シリーズが発表されました。
『すぺしゃる』のエピソードの映像化作品です。

ちなみに、劇場版およびOVAの全作品をセットにしたBlu-rayBOXが発売済み。

漫画

・スレイヤーズ 全1巻

イラスト担当、あらいずみるい先生が自ら描いた漫画。
オリジナル短編集なので、本編コミカライズではありません。
本編よりラブコメ要素が強く打ち出されているので、ある意味では公式同人本的なノリと言えるかも?

新装版もリリースされていて、入手が簡単なのはこちら。
それでも20年前のリリースなので、紙にこだわらないなら電子書籍の方がオススメです。

・超爆魔道伝スレイヤーズ 全8巻

月刊コミックドラゴンおよび月刊ドラゴンジュニアで連載されていた、義仲翔子先生作画による本編コミカライズ。
第1部(原作8巻)のラストまで描かれているため、漫画で本編を読みたい人には最適です。
なお、こちらも原作本編同様に1巻の表紙が途中から差し替えられました。

・スレイヤーズ すぺしゃる 全4巻

月刊ドラゴンジュニアで連載された、トミイ大塚先生作画『すぺしゃる』のコミカライズ。
ただしオリジナル要素が強く、またストーリーもかなり簡略化されています。

・スレイヤーズ ぷれみあむ 全1巻

月刊ドラゴンジュニアで連載されていた、映画『スレイヤーズぷれみあむ』のコミカライズ作品です。
作画はトミイ大塚先生が担当。
本編終了後に掲載された、後日談およびゼルガディス主役の短編は残念ながら単行本未収録です。

・スレイヤーズ 水竜王の騎士 全4巻

月刊ドラゴンジュニアおよび月刊ドラゴンエイジで連載されたトミイ大塚先生作画の作品。
「コミック版正伝」と銘打たれオリジナルストーリーです。

・スレイヤーズ REVOLUTION 全1巻
・スレイヤーズ EVOLUTION-R 全1巻

アニメ4~5期に合わせ、月刊ドラゴンエイジで連載された氷樹一世先生作画によるコミカライズ。
タイトルからもわかるように、4~5期のコミカライズです。

・新スレイヤーズ ファルシェスの砂時計R 全1巻

ドラゴンマガジン増刊「スレイヤーズ・レジェンド」に掲載された、旭先生作画の作品。
第2部の設定をベースとしたオリジナルストーリーで、原作の設定や雰囲気を反映した内容になっています。

・スレイヤーズ ライト・マジックR 全2巻

月刊ケロケロエースで連載されたスピンオフ作品。
響天地丸先生がシナリオ、氷樹一世先生が作画を担当。
オリジナルキャラ主人公とし、リナとガウリイがパラレルワールドで活躍する内容になっています。

まとめ

トレンド上位に「スレイヤーズ」が出てきた時に懐かしさを感じた人は多かったと思います。
そして、令和の時代にこんな形でスレイヤーズが注目を集めると想像できた人もいないでしょう。
名作は時代も国境も越えると言いますが、こういう越え方もあるんですね。

ラノベの異世界ファンタジーの基盤と言っても良いくらいの作品なので、未見の人は是非この機会に触れてみて下さい!

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