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28

Apr

【シンエヴァンゲリオン最終考察】遅れてきたヤンデレヒロイン・鈴原サクラの魅力とは?シンジに対する愛憎入り混じる想い

今回はエヴァシリーズに登場する、鈴原サクラについての考察記事です。

鈴原サクラとはそもそも誰?


引用:amazon.com
鈴原サクラとはそもそも誰でどんな存在なのか、メインのキャラではないということもあり、プロフィールを理解していない人も多いと思いますので改めて解説します。

鈴原トウジの妹

鈴原サクラは鈴原トウジの妹です。TVアニメでは姿が登場しているわけではなく、存在だけ明かされています。鈴原サクラはエヴァ初号機と第3使徒サキエルの戦闘中に重症を負ってしまいました。怪我のダメージが大きく一向に退院の目処が立たない中、トウジにある話がもちかけられます。それは鈴原サクラをネルフ直下の病院に転院させる代わりに、鈴原トウジがエヴァ3号機のテストパイロットを引き受けるというものです。鈴原トウジはこれを引き受けますが、エヴァ3号機は第13使徒バルディエル(TVアニメでは第13使徒だが、新劇場版では第9使徒)に寄生されてしまっていて、エヴァ3号機は暴走してしまいます。その暴走を止めるために碇シンジを乗せたエヴァ初号機が搭乗、ダミープラグを起動されたエヴァ初号機によって、鈴原トウジを乗せたエヴァ3号機が破壊されてしまいます。鈴原トウジは命に別状はなかったものの、左足を失う大怪我を負ってしまいました。

まさかのヤンデレ系ヒロインとして登場

新劇場版では3号機のテストパイロットが鈴原トウジからアスカに変更されていることもあり、鈴原サクラが退院していることがわかるシーンが挿入されています。これだけを見ると鈴原兄妹は比較的幸せな展開のようにみえます。ところが『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』では明るい表情を見せつつも、シンジに容赦無く冷たい言葉を浴びせ続けます。
Qの段階で兄・トウジの生死は不明だった
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の段階では鈴原トウジの生死についてよく分かっていませんでした。碇シンジが起こしたニアサードインパクトによって多くの人々が犠牲になってしまったことは間違いなかったので、当時は「鈴原トウジがニアサードインパクトに巻き込まれたのではないだろうか」という考察がされていました。その考察であれば鈴原サクラが碇シンジに冷たい態度を取っていたことも分かります。
しかし『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』によって鈴原トウジが生きていたことが明らかになります。逆に鈴原兄妹の父親がニアサードインパクトに巻き込まれ亡くなってしまったことも明らかになりました。鈴原サクラが碇シンジに対して冷たい態度を取っていたのは、父親を亡くしてしまったことが原因だったのです。

引用:renote.jp

鈴原サクラと鈴原トウジの共通点

鈴原サクラと鈴原トウジには兄妹ということもあり、いくつかの共通点があります。

どちらも医療従事者

鈴原サクラと鈴原トウジは、どちらも医療従事者として登場しました。鈴原サクラは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』においてヴィレに所属する少尉として登場し、医療スタッフとして活躍。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』冒頭では、碇シンジの健康状態の管理をしていました。
一方で鈴原トウジは『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』において、第3村の村医者をやっていました。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の世界はほとんど崩壊してしまっているため、医師免許という概念も消えており、鈴原トウジは実質的には闇医者として活動します。医療知識も付け焼き刃のようなものですが、村人からは非常にありがたい存在として感謝されるようになっていました。また、同級生の洞木ヒカリと結婚しており、子宝にも恵まれます。
シンジの目覚め
鈴原サクラと鈴原トウジは、どちらもシンジの目覚めのときに側にいたという共通点があります。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』で碇シンジが目覚めたときには鈴原サクラが、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』で目覚めたときには鈴原トウジが側にいました。そして『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』でAAAヴンダーに帰還された碇シンジが目を覚ましたときに、またまた鈴原サクラが側にいました。意外な共通点です。

どちらもシンジを憎んでいた?

鈴原サクラも鈴原トウジのどちらも、碇シンジを憎んでいるようなエピソードがあります。鈴原サクラは父親を亡くしたことによる憎しみ、鈴原トウジはTVアニメにおいて鈴原サクラが大怪我してしまったことによる憎しみを抱えていました。ただそれでも碇シンジが世界を救っているという側面もあったため、碇シンジのことを憎しみながらも感謝しているという複雑な心情が描かれてしました。

引用:blogimg.jp

鈴原サクラはなぜ登場した?

新劇場版になって鈴原サクラがいきなり活躍するようになりました。『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』でも一つのクライマックスで大活躍していましたが、エヴァシリーズにおける鈴原サクラとはなんなのでしょうか。

エヴァにだけは乗らんでくださいよ

鈴原サクラはヤンデレ属性を兼ね備えているヒロインでもあります。碇シンジに対して冷たい態度を取りつつも、碇シンジのことを本気で心配するがあまり、銃口を突きつけることもしてしまいます。そして、ちょっとちくっとしますよ〜というノリで威嚇射撃まで…。
Qにおいて、エヴァに乗るなと忠告する鈴原サクラは、父親がニアサードインパクトによって亡くなってしまった、また、世界が大変な事になってしまった、だから2度とエヴァには乗るな、という意味であるかと思われました。
もちろん、それも間違いではなく、鈴原サクラの中でシンジにそういった感情を抱いていたのも事実だと思われます。
ですが、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を見ているとそれだけではなく、シンジをこれ以上危険な目に合わせたくない、これ以上人々から恨まれて欲しくない、これ以上大事な人(シンジ)を失いたくない、という感情がより強く感じ取れ、碇シンジに対して愛憎入り混じった複雑な感情を抱き、過激ともいえる行動に出ています。
大切な人だからこそ、傷を負わせてでも行かせない、傷は私が癒してあげるから。
現代アニメの流れを取り入れた?
エヴァシリーズで綾波レイやアスカが登場してから、おとなしいヒロインのキャラは綾波系と呼ばれていたり、ツンデレ属性がメジャーな概念となりました。しかしTVアニメの『新世紀エヴァンゲリオン』が放送されてから、アニメ界では新たにメガネ属性やヤンデレ属性もメジャーな概念になっていきます。そんな現代アニメの流れを新劇場版に取り入れた結果が、真希波マリや鈴原サクラのキャラ設定なのではないでしょうか。


引用:renote.jp

まとめ

一見するとサブキャラのように見えますが、キャラの相関図や行動パターンをイメージすると、重要な位置づけにいたキャラだったように思えます。それでいてどこか人間らしくて、まだまだ子供らしさもある甘えん坊な一面もあって、注目を浴びるようになったのでしょう。
本編ではまだまだ活躍しきれていないですし、人気もあるので、鈴原サクラがメインの二次創作が多く誕生するのではないでしょうか。鈴原サクラへの注目はまだまだ広がっていくでしょう。

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