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進撃の巨人 Final Season の主題歌である【僕の戦争】をリリースした神聖かまってちゃんについて詳しく解説!おすすめ曲も紹介!
アニメ「進撃の巨人」最終章を見ていて、「このOP曲はなんだ?!」と気になった方も多いのではないでしょうか。
「進撃の巨人」最終章のOP曲「僕の戦争」を聴いて、神聖かまってちゃんの曲を他にも聴いてみようと思った方に向けて、神聖かまってちゃんファン歴10年を超える筆者がおすすめ曲ベスト10をご紹介していこうと思います。
神聖かまってちゃんとは
初めに神聖かまってちゃんとはどんなアーティストなのかを簡単に説明します
メンバーは、
・の子(作詞作曲、ボーカル、ギター)
・mono(キーボード)
・みさこ(ドラム)
の3人。2020年にベースとコーラスを担当していたちばぎんが脱退しています。みさこさん以外のメンバーは幼稚園時代からの知り合いという古くから知る人間関係で構成されているのが特徴です。
全曲の作詞作曲を担当するの子さんは、「歌詞は日記」と言うように自らの体験や記憶を曲に反映させていることも多く、楽曲内では鬱屈していた学生時代や死に引っ張られてしまう衝動などが赤裸々な言葉でぶつけられています。
神聖かまってちゃんを一躍有名にしたのが路上配信などの生配信です。路上配信といってもストリートライブで曲を披露するのではなく、ただ歩いて目についたものに絡むといったいわゆる「奇行」で注目を集めました。
今でも自宅からの配信を行うなど、神聖かまってちゃんと配信は切り離せない関係にあります。奇行や強烈なパフォーマンスに注目が集まりがちですが、音楽性も評価されており、「進撃の巨人」を始め、アニメや映画とのタイアップもされています。
神聖かまってちゃんのおすすめ曲ベスト10
「僕の戦争」 2021年
「進撃の巨人」最終章OP曲です。先行公開されたアニメサイズの動画は3600万回も再生されるなど、いかに注目されているかが窺えます。重厚感のあるバックサウンドに聖歌隊のコーラスも加わって迫力がものすごいですよね。何とも言えない恐怖心が煽られるような感情が沸き起こってきます。
「僕の戦争」は僕の中で
聖歌と日本昔ばなしを合わせたような曲にしました
異世界にいたと思ったら下校帰りに続くような
化かし方もそうですが、
その切なさにまた神聖かまってちゃんだなあーってなる— の子 (@0u0HaNako666) December 8, 2020
ちなみにの子さん本人は、「聖歌と日本昔ばなしを合わせたような曲にした」とコメントしていますが、その言葉の通り、アニメで流れている部分を終えた2番辺りから曲の雰囲気がガラリと変わります。
サウンドもシンプルになり学生生活を歌う日本語詞になります。「進撃の巨人」のアニメの内容とぴったりとリンクしている!と言われた1番と比べ、急にミクロな世界を歌っているような違和感もありますが、学生生活を贈っている時は学校が自分の世界の全てとなりがちですよね。
そこでうまくいかなかったらこの世の終わりのような気分になっても不思議ではありません。これまで学生生活をテーマにした楽曲を多く歌ってきたの子さんだからこそ、「進撃の巨人」の世界観と親和性を持たせることができたのではないでしょうか。
「夕暮れの鳥」 2017年
「進撃の巨人」Season 2エンディングテーマとして起用された曲です。原作者の諫山創先生は神聖かまってちゃんファンだと公言しており、作品にもその影響は出ているとも言っています。
そんな諫山先生の強い希望で、神聖かまってちゃんの起用が決まったのがこの「夕暮れの鳥」でした。神聖かまってちゃんの音楽性を表現する時に「ホーリーさ」というキーワードがあるのですが、シンセサイザーを多用した聴いていて心地の良いようなバックサウンドが特徴です。
そんなホーリー感を前面に出して、とオーダーされて出来たのがこちらの楽曲で、不安感を煽る不協和音のような音が「進撃の巨人」の世界観と見事にマッチしていると好評でした。
また神聖かまってちゃんには珍しい全編英語詞も話題となりましたが、締め切りギリギリに「英語詞」でとのオーダーが入り、Google翻訳を頼りに無理やり英語詞に直したとのことです(笑)