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30

Mar

【聖女の魔力は万能です】小鳥遊聖(セイ)はどうして聖女になれなかったのか? 徹底検証

出典 : ©2021 橘由華・珠梨やすゆき/KADOKAWA/「聖女の魔力は万能です」製作委員会 : 聖女の魔力は万能です

2021年4月より放送開始予定のテレビアニメ『聖女の魔力は万能です』の主人公、セイこと小鳥遊聖を大特集!
仕事に追われ孤独なまま疲弊していた元の世界から一転、たくさんのイケメンに囲まれ研究に没頭する彼女についてまとめました!

小鳥遊聖(たかなし せい)キャラクター概要

出典 : ©2021 橘由華・珠梨やすゆき/KADOKAWA/「聖女の魔力は万能です」製作委員会 : 聖女の魔力は万能です

『聖女の魔力は万能です』に登場する女性キャラクターで、本作の主人公。
日本でOLとして働いていましたが、ある日突然【聖女召喚の儀】によって異世界のスランタニア王国に召喚され、生活が一変。
以降は異世界で生きていくことになります。

体型は細身でやや長身。
日本に住んでいた頃は忙しさのあまり見た目にこだわらず、非常に長い髪を一纏めに括っているものの基本ぼさぼさで、肌は不健康なくらい真っ白。
目の下には万年クマが居座っており、その上から眼鏡をかけている地味な容姿ですが、顔立ち自体は整っている「地味美人」です。

召喚される前はごく平凡なOLで、恋愛経験もほとんどなかったため、自己評価はかなり低め。
しかし異世界ではスランタニア王国最強となる基礎レベル55を誇り、魔力も無尽蔵。
圧送的なステータスを誇るものの、本人は召喚前の忙しない日々に嫌気が差しているため、できるだけ目立たず研究者として穏やかに過ごす日々を望んでいます。

性格は特別明るくはないものの暗くもなく、真面目で物腰柔らか。
召喚前にあまり他者から評価されていなかったからか、必要とされることに飢えています。
また、仕事中毒なところがあり、仕事ばかりに時間を費やしているのは忙しさだけが理由ではないようです。

担当声優は石川由依(いしかわ ゆい)さん

「聖女」なのにスルーされる残念美人

出典 : ©2021 橘由華・珠梨やすゆき/KADOKAWA/「聖女の魔力は万能です」製作委員会 : 聖女の魔力は万能です

セイが召喚された異世界は、至る所で絶え間なく瘴気が発生し、一定の濃度に達した際には魔物へと変貌する物騒な世界。
それでも、通常であれば魔物を倒し続けることで平和は保たれるのですが、一定周期で魔物討伐する速度を遥かに上回るスピードで濃度が濃くなる時代が訪れます。

その際に切り札となるのが聖女の存在。
聖女の力は凄まじく、魔物を瞬く間に殲滅する事が可能で、しかもただそこにいるだけで瘴気の濃度も悪化しないと言われています。
聖女さえいれば世界の平和は守られるのです。

聖女は過去、世界が危機的状況に陥った際に必ずスランタニア王国のどこかに出現していました。
しかし、その聖女が現れないまま世界が危機に瀕する事態に陥ります。

そこで、人類の切り札として古より伝わる聖女召喚の儀を実行。
その結果、セイは聖女としてスランタニア王国に召喚されることになりました。

……と、ここまでなら異世界召喚モノのごく普通の主人公。
本来なら、聖女として世界を救う冒険にでも出かけるところですが、セイは違いました。

聖女として召喚されたのに、スルーされたのです。

例えば男だったとか、老婆や幼女だったとか、彼女が明らかに聖女じゃないと一目でわかる人物だったら、それも仕方ないでしょう。
しかしセイは20代女性であり、顔も十分整っているため、それには該当しません。
では何故スルーされたかというと……彼女よりも若い16歳の女子高生・アイラが同時に召喚されたからです。

どの時代においても、現れる聖女はたった1人。
また聖女召喚の儀は過去に1度行われたことしかない、歴史的に激レアな儀式だったこともあり、聖女が2人召喚されたのは完全にイレギュラーだったようです。

通常なら、まず2人召喚されたことに驚きそうなものですが……儀式を取り仕切っていたスランタニア王国第一王子、カイル・スランタニアはどうやら違った模様。
彼の目にはアイラ1人しか映らず、そのままアイラを連れていき聖女として迎え入れ、セイを完全無視しました。

ただ、これはアイラが若くて可愛くて超好みで年増女なんて眼中にない、といった理由ではありません。
当初、セイはそう受け取り憤慨していましたが、どうやら違うようです。
カイル王子は思い込みが激しく、アイラが目に入った瞬間「彼女こそが聖女だ」と確信し、セイの存在を視野に入れる前にアイラを連れて出て行ってしまったのです。

その心理的視野狭窄は、焦りが原因でした。
彼にはレイン・スランタニアというがいますが、この第二王子は若干14歳ながら優秀で、1つ上の兄であるカイル王子は劣等感を抱いており、自分こそが第一王子と誇示すべく過去に1例しかない聖女召喚の儀を執り行い、聖女が無事召喚されたことに喜ぶあまり、舞い上がって短絡的な行動に出てしまったようです。

王子の見栄の犠牲となり、召喚されたにもかかわらず完全放置されてしまったセイは、加えて「元の世界に戻る方法がない」という追い打ちまで食らい、怒りを募らせます。
王宮からもスランタニア王国からも出て行こうとしますが、慌てふためく周囲の必死の説得に応じ、この世界に慣れるまで王宮に留まることを決意。
そこで薬用植物研究所の研究員ジュードと出会い、彼や所長のヨハン・ヴァルデックの計らいもあって、薬用植物研究所で働くことになりました。

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