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30

May

【のぞみぞ】『リズと青い鳥』希美は本当にみぞれが好きなのか?!考察してみた! #リズと青い鳥

みぞれはどのくらい希美のことが好きなのか

まず希美について考察する前にみぞれがどのくらい希美のことが好きなのか、整理したいと思います。
みぞれに関しては基本的に無口キャラということもあって普段は口数少ないながらも、その気持ちをストレートに吐露しており、特に大好きのハグでストレートに希美へ気持ちをぶつけています。

曰く「希美は私のすべて」であり、
笑い声が好き
話し方が好き
足音が好き
髪が好き
希美の全部が好き、なのです。

物語の始まり みぞれが校舎の前で希美を待つシーン

みぞれの発言は実際に劇中で実際に回収されていて、特に印象的なのが、
映画の最序盤、校舎の前で希美を待つみぞれのシーンです。

校舎の前の階段に座りこみ、希美を待つみぞれ
そこに一人の人物がやってくるものの、それは希美とは別の女子生徒で、次やってくる人物こそが希美、という展開。
このシーンでは、みぞれの方に向かってくる人物が脚だけのカットになっていて、観客からは誰がやってくるのかわからない、という構図になっています。

まず一人目の人物の白い靴下を履いた脚だけが写され、観客に「希美が来たのかな?」と思わせるも、別人。
そのままみぞれの横を通り過ぎていきます。
ここで「希美じゃなくてみぞれはがっかりしただろうな~」と私も最初思いました。
ですが、ここでのみぞれの表情に着目してみると、特にがっかりとした様子はなく、無表情そのもの
みぞれには、向かってきたのが希美ではないということがどうもわかっていたように思えます。

では、どこでみぞれは向かってくるのが希美でないと気づいていたのか、と言いますと、
次に向かってくる人物も脚だけのカットなのですが、ただし、こちらは黒い靴下を履いています。
ここまでカメラはみぞれの視点かのようなカットも映しているため、
「なるほど、靴下の色で見分けていたのか」とも思えるのですが、どうもそれも違うようです。

というのも、校門の位置はみぞれの視界的にはかなり右方向にあり、
正面を向いたままでは誰がやってくるのかはすぐにはわかりそうにない配置になっています。
実際に希美が向かってきた際も、みぞれは体ごとを大きく右方向に向いています。
ですが、一人目の女子生徒がやってきた際には、みぞれが右を向いているようなカットはありません。
女子生徒が通り過ぎる前も後もずっと前を向いたまま。

では、みぞれはどのように向かってくる人物が希美だということがわかったのか。
それは”足音”です。

一人目の女子生徒の足音と希美の足音を比べて聞いてみると、希美の足音の方がリズムよく、希美の性格を反映したような真っすぐな意思を持ったような印象の足音です。
大好きのハグのときにみぞれが言った”希美の足音が好き”
みぞれは希美の足音を他人と判別できるほど、本当に好きだということが描写されています。

コメント

  1. ほし より:

    これほどの考察を書くのにはどれくらい映画を見直しましたか?
    自分は難しい作品になるとあまり理解できずに考察されている方が書いた文などを読んで理解を深めています。
    自分で考察できるくらい物語を理解するにはどうしたらいいでしょうか?
    考察に関係ないコメントですみません。
    考察素晴らしかったです、尊敬します。

  2. ひたってぃー。 より:

    天才か。

  3. より:

    自分は、リズと青い鳥の第三楽章のテーマが「愛ゆえの決断」だとしても希美がみぞれに対して愛していない方が凄い良い、語彙が足りないので説明しがたいけど希美が言った「みぞれのオーボエが好き」と言うセリフが凄いモヤモヤをかき立てて心を揺さぶるのです。みぞれ自信が好きではないと言った所が好きなのです。武田綾乃さんがどう思って書いたのかはわからないですがリズと青い鳥を作ってくださってありがとうございます。以上です。

  4. aaa より:

    「みぞれのオーボエが好き」が好きというセリフの希美自身の気持ちの考察が刺さりました。

    あのシーン見てた時「それだけ?」と思いましたけど、それは自分はみぞれ側の感覚だったんでしょうね。

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