8
Mar
ゼルダシリーズを全部まとめてみた! 最高傑作はどれ?
出典 : Amazon.co.jp
2021年にゼルダシリーズが35周年を迎えるのを記念して、過去にリリースされた全てのゼルダ作品をまとめました!
各ハードで数多くの名作を輩出してきたこのシリーズ、果たして最高傑作はどの作品でしょうか?
ゼルダの伝説
出典 : Amazon.co.jp
1986年2月21日に発売された、ファミリーコンピュータ ディスクシステム用ゲームソフトです。
シリーズの1作目にあたる記念すべき作品で、シリーズ名との区別のため「初代」「初代ゼルダ」などと呼ばれることがあります。
ストーリーはシンプルで、大魔王ガノンからハイラル王国を守るべく、ゼルダ姫が各地に隠したとされる8つの「知恵のトライフォース」の欠片を集めるため、広大なハイラルを旅し様々な謎を解きながら探索を行うという内容です。
主人公はもちろんリンクで、ジャンルは見下ろし視点(トップビュー)型の2Dアクションアドベンチャー。
既にこの時点で基本設定やゲームデザインはある程度固まっています。
ディスクシステムは「低価格でディスクの内容を別のゲームに書き換えることができる」という特徴があり、本作は累計書き換え回数で歴代3位を記録しています。
国内の累計セールスは諸説ありますが、最も広まっている数字は169万本。
これは30年以上にわたってシリーズの最高記録であり続けました。
リンクの冒険
出典 : Amazon.co.jp
1987年1月14日に発売された、ディスクシステム用ゲームソフト。
初代ゼルダの正統な続編にあたるシリーズ2作目で、今度は「勇気のトライフォース」を集めるリンクの旅が描かれています。
初代ゼルダは全編にわたってトップビューでしたが、本作はフィールドの移動時はトップビュー、戦闘時には真横視点(サイドビュー)の横スクロールアクションになるという、一風変わったゲームデザインになっています。
戦闘のシステムも複雑になったため、全体的に難易度は上昇しました。
累計書き換え回数は歴代4位、累計セールスは161万本で、長らくシリーズ2位の地位を保持していました。
ゼルダの伝説 神々のトライフォース
出典 : Amazon.co.jp
1991年11月21日に発売された、スーパーファミコン用ゲームソフトです。
再び全編トップビューの2Dアクションアドベンチャーになりました。
封印戦争後のハイラルを描いた物語で、ゼルダ姫の声を夢の中で聞いたリンクが光の世界と闇の世界を行き来しながら冒険を進め、やがて黄金の秘宝「トライフォース」を巡る陰謀に巻き込まれていくストーリーが展開されます。
この時点で、主人公のリンクは初代ゼルダおよびリンクの冒険のリンクとは別人であることが確定し、以降もその路線が踏襲されます。
一方で、システムは初代ゼルダの正統進化版になっていて、「魔法メーター」「あきビン」など定番となるシステムも多数登場しました。
セールスは115万本と過去2作より大幅ダウンしていますが、これは前作から4年が経過していた影響が大きく、実際にはこの作品からゼルダに触れた人もかなり多くいて、シリーズ内において重要なターニングポイントになって名作と言われています。
ゼルダの伝説 夢をみる島
出典 : Amazon.co.jp
1993年6月6日に発売された、ゲームボーイ用ゲームソフト。
シリーズ初、携帯ゲーム機でのリリースとなった作品です。
神トラの後日談で、「コホリント島」に迷い込んだ主人公のリンクが、島を脱出する冒険を描いた外伝的ストーリーです。
外伝とはいえかなり練られた本格ストーリーになっていて、子供向けとは思えない出来になっており、登場人物の個性も本作から一気に濃くなりました。
そういう意味では、神トラとは違った意味でゼルダシリーズのターニングポイントになった名作です。
セールスは54万本を記録。
大ヒットとまでは言えないものの、今でも本作を最高傑作に挙げるファンは少なくありません。
ゼルダの伝説1
出典 : Amazon.co.jp
1994年2月19日に発売された、ファミコン用ゲームソフト。
初代ゼルダの移植版です。
ゼルダの伝説 時のオカリナ
出典 : Amazon.co.jp
1998年11月21日に発売された、NINTENDO64用ゲームソフトです。
ハードの進化に伴いグラフィックは大幅に進化し、3DCGで構成されたフィールドを冒険する3Dアクションアドベンチャーとなりました。
ハイラル城でゼルダ姫と出会ったリンクが、ハイラルを支配した魔盗賊ガノンドロフを倒すための旅に出る……と書くと単純な物語のように思えますが、実際には非常に奥深いストーリーになっていて、文字通りゼルダ史の分岐点となる時を越えた冒険が展開されています。
グラフィック、「Z注目システム」に代表される革新的なシステムの数々、ストーリーの重厚さなど、あらゆる面で優れた歴史的名作であり、ゼルダ史上どころか日本のゲーム史上最高傑作と位置付ける人もたくさんいるほどの作品です。
セールスは145万本を記録。
これはNINTENDO64用の歴代4位に該当する売上です。
1999年のInteractive Achievement Awardsの6部門受賞をはじめ、国内外で数多くの賞を受賞しています。
ゼルダの伝説 夢をみる島DX
出典 : Amazon.co.jp
1998年12月12日に発売された、ゲームボーイ・ゲームボーイカラー共通用ゲームソフト。
『夢をみる島』の移植版です。
新たなダンジョンや写真屋などが追加されています。
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
出典 : Amazon.co.jp
2000年4月27日に発売された、NINTENDO64用ゲームソフトです。
『時のオカリナ』の続編。
ハイラルとは似て非なる、3日で月が落ち全てが終わる異世界「タルミナ」に迷い込んだリンクが、たった3日間でこの世界を救うべく「ムジュラの仮面」の奪還を目指す物語が展開されます。
元々外伝として作られたこともあって、続編ではあるものの後日談的な要素が強く、『時のオカリナ』のプレイはほぼ必須。
累計セールスは60万本です。
ゼルダの伝説 ふしぎの木の実
出典 : Amazon.co.jp
2001年2月27日に発売された、ゲームボーイカラー用ゲームソフトです。
シリーズ初の試みとして、開発は主にカプコンが行っており、ソフトはポケモンのように『大地の章』『時空の章』の2パッケージで発売されました。
ゲームシステムおよび登場キャラの一部は共通しているものの、ストーリーとマップおよびダンジョンは全く異なるため、ほぼ別作品と言って差し支えありません。
ゲーム内に登場する「あいことば」を用いると、リンクシステムによって大地の章と時空の章の世界が繋がり、新たな要素が生じるようになっています。
当時既にゲームボーイが過渡期を迎えていたこともあり、あまり目立ったヒットにはならず、セールスはどちらも41万本に留まりました。
ゼルダの伝説 風のタクト
出典 : Amazon.co.jp
2002年12月13日に発売された、ニンテンドーゲームキューブ用ゲームソフトです。
「触れるアニメ」をコンセプトに、トゥーンレンダリングを用いた3DCGによって制作され、実際アニメのような質感のグラフィックになっています。
また、ゼルダシリーズでは初めてとなる海を中心とした物語が展開されています。
そして最大の変更点は、キャラクターを中心としたグラフィックデザインの大幅な変更。
より子供向けになったことで賛否両論が巻き起こりましたが、以降もこのデザインは多くのシリーズ作で採用されています。
大きな変化を見せた革新的作品で、現在も最高傑作に推すファンがいるほどの人気作ですが、ゲームキューブの普及があまり進まなかったこともあり、発売当時は『時のオカリナ』ほど話題にはなりませんでした。
売上は74万本に達し、ゲームキューブ歴代5位に入る健闘を見せています。