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22

Jan

【ストライクウィッチーズ】4期の可能性を徹底検証! 10年ぶりのテレビシリーズでも好調維持

出典 : Amazon.co.jp

2020年秋に新シリーズが放送された『ストライクウィッチーズ』のテレビアニメ4期が制作される可能性を徹底検証!
3期の内容や実績、ワールドウィッチーズの現状などから、『ROAD to BERLIN』の続きが放送されるかどうかを探っていきます!

10周年記念作品として始動

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第1期から大ヒットし、順風満帆な作品という印象が強い『ストライクウィッチーズ』ですが、実はその道のりは決して平坦ではありませんでした。

元々は、島田フミカネさんがコンプエース創刊号(2005年発売)より連載していたイラストコラムからスタートした企画ですが、フミカネさんがキャラクター原案として携わり、同じくメカと少女をコンセプトとした『スカイガールズ』の企画が先行したため、こちらは延期。
その後、ヤマグチノボル先生による小説シリーズ『スオムスいらん子中隊』シリーズやコミカライズこそ進行したものの、アニメ化企画はテレビシリーズが一旦見送られ、OVAで制作されることになりました。

しかもOVAの制作を担当したGONZOが、親会社の経営不振によって不安定な状況となり、販売時期および形態もなかなか確定せず、グダグダな印象が拭えないまま2007年1月1日にようやくリリースされました。
このOVAも、フィギュアとイラスト集がセットになった「ストライクウィッチーズ 2×2+3Dボックス ~機械化乙女秘めごとパック~」を、とらのあな限定で発売するというコア層向けの商品で、一般のアニメファンに知られることはなく企画が終了しても何ら不思議ではなかったのです。

風向きが変わったのはこの後。
一度は見送られたテレビアニメ化が実現し、そのアニメが「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」のキャッチコピーと共に一大ブームを巻き起こしたことで、2期や劇場版など次々に新作が発表され、いずれもヒットを記録していきました。

それに併行して、ストライクウィッチーズの世界観を拡大させた総合プロジェクト「ワールドウィッチーズシリーズ」も展開されていきます。
第501統合戦闘航空団だけでなく世界各国の統合戦闘航空団が様々な媒体で描かれ、第502統合戦闘航空団『ブレイブウィッチーズ』はテレビアニメ化もされました。

一方で、大ヒット作となったストライクウィッチーズは劇場版から約2年ほど目立った動きがなく、2014~2015年にはOVA『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow』が発売され高セールスを記録したものの、これ以降もしばらく沈黙が続くことになります。

そのような状況下で、アニメ化から10年を迎えた2017年、大々的に10周年記念プロジェクトを行うことが発表され、その目玉の1つとしてストライクウィッチーズ第3期『第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』の制作が告知されました。

OVAから5年以上もの歳月が流れていることもあって、スタッフやキャストの変更が懸念されましたが、高村和宏監督をはじめ、脚本家の浦畑達彦さんや鈴木貴昭さん、音楽担当の長岡成貢さんらメインスタッフは健在で、キャスト陣も続投。
更に、コメディに定評のある あおしまたかしさん、いらん子シリーズのリメイク版「サイレントウィッチーズ」を手掛ける築地俊彦さんなどが加わり、ジョジョシリーズでお馴染みのdavid productionが制作を行った『ROAD to BERLIN』は、過去最高の作画力と熱いシナリオで長らくこのシリーズを愛しているファンからも好評を博し、2020年12月に無事完結を向かえました。

円盤は堅調! スマホゲームと遊技機が鍵に?

出典 : Amazon.co.jp

『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』の円盤1巻は、発売1週目の時点で約5000枚でした。
2週目以降もある程度伸びることが予想され、累計では6000枚前後の売上が見込まれます。
全巻1万枚以上を突破した1期・2期と比べるとさすがに落としてはいますが、今は時代が違いますし、イベント申込券などのセールスに大きな影響を与える特典が封入されていない中でこの数字は大健闘と言えるでしょう。

とはいえ、続編が確定的とまでは言えない数字なのも確か。
原作付きのアニメの場合は、アニメ放送による宣伝効果で原作売上が伸びることを期待して出版社が積極的に続編を後押ししますが、本作のようなメディアミックスプロジェクトの場合、アニメを主軸としつつも様々なメディアで展開するため、総合的な需要が求められます。

ストライクウィッチーズを含むワールドウィッチーズシリーズのメディア展開は、アニメ以外では漫画、小説、ゲーム、遊技機(パチンコ、パチスロ)音楽CD、ドラマCD、有料チャンネル(ワールドウィッチーズチャンネル)などがあります。

漫画は2020年12月現在で連載中の作品はありませんが、小説は「サイレントウィッチーズ」を刊行中です。
音楽・ドラマCDは継続してリリースされており、ワールドウィッチーズチャンネルでも動画やラジオの配信が定期的に行われています。
これらのメディア展開が続いている内は、コンテンツとしてまだ生きていると言えるため、製作委員会の中心と思われるKADOKAWAをはじめ、日本コロムビア、ブシロードなど各社からの継続的な支援が期待できます。

そして、アニメ続編の鍵を握っているのがゲームおよび遊技機です。

『ROAD to BERLIN』の放送に合わせ、2020年10月に配信を開始したスマホゲーム『ワールドウィッチーズ UNITED FRONT』ですが、リリース当初は生みの親のフミカネさんから苦言を呈されるなど、少なからず問題がありました。
現在はある程度改善されているので、あらためてこのゲームを売り出すことを目的の1つとして、アニメの続編が企画される可能性はあります。

遊技機に関しては2015年にパチスロ、2018年にパチンコでホールデビュー済です。
コロナ禍の現状では厳しいかもしれませんが、もしこれらの台がシリーズ化され新台が投入されれば、大きな版権料を確保することもできます。

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