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26

Oct

【ゆるキャン△】志摩リン(しまりん)はソロキャンとグルキャンどっちが好き? 検証まとめ #ゆるキャン

下の名前で呼ぶ心理

出展 : Amazon.co.jp

しまりんのグルキャン適正を見極める上でもう1つ重要な要素があります。
それは「下の名前で呼ぶ」という点です。

しまりんはメインキャラの中で唯一物語開始以前から仲の良かった斉藤さんに対し、下の名前の「恵那」ではなく名字の「斉藤」で呼んでいます。
一方、斉藤さんの方は下の名前の「リン」で呼んでいます。
そのため「しまりんは友達でも名字で呼びたがるタイプなのか」と多くの人が感じ取ったと思われますが……その後知り合ったなでしこは早々に名前で呼ぶようになりました。

ただ、この時点では「各務原という名字が読めなかったから」「発音がし難いから」と解釈することもできました。
しかし更にその後、以前は苦手意識を持っていてグルキャンデビューまでは名字呼び捨てだった千明までも名前呼びするようになります。(アニメ化された範囲よりも先の話)

例え同性同士でも、下の名前で呼ぶのは「なんとなく」という訳にはいきません。
相応の理由があるのが普通です。

一般的に、頼まれた訳でもなく下の名前で相手を呼ぶ場合には以下の4つが考えられます。

1. 相手に親愛の情を示すため
2. 相手との距離を縮めるため
3. 相手がそう呼ばれたがっているという空気を読んで
4. 相手が呼んでいるので、それに合わせて

しまりんの場合、斉藤さんとの関係から4はあり得ません。
積極的に自分の感情を表現するタイプではないので、1もないと考えられます。
2に関しては、なでしこ相手ならばあり得る心理ですが、千明との距離を縮めたいと考えているのは少々無理があるので、これも該当せず。

よって3の「相手がそう呼ばれたがっているという空気を読んで」が最もしまりんらしい理由と考えられます。

自分に対してガンガン来るなでしこ、馴れ馴れしいイメージの千明に対しては名前呼び捨て。
グルキャン以前はあまり親しくなく、おっとり口調で優しい印象のあおいは名字にさん付け。
そして、親しいけれど自分の領域を大事にしていて、そこから踏み込んで来ないタイプの斉藤さんは名字呼び捨て。

それぞれに適切と思われる距離感を念頭に置いた上で呼び方を決めている……そんな印象を受けます。

実際にどうなのかは作中で語られていないので不明ですが、もし上記の推察が正しければ、しまりんは相手のことをしっかり洞察できる人と見なすことができます。
それは作中における彼女の言動とも矛盾しません。
そして洞察力や他人との距離感を読む力というのは、集団行動をする上で非常に重要な能力です。

これらのことから、しまりんは集団行動に向いている……つまりグルキャン向きの性格と思われます。

でもやっぱりソロキャンも好き

出展 : Amazon.co.jp

上記のように、しまりんはソロキャンパーでありながらグルキャンにも十分な適正があると考えられます。
その上でグルキャンの楽しさも覚えた以上、しまりんはグルキャンの方が好きになったに違いない……と思わず結論付けてしまいそうになりますが、答えは違います。

しまりんがソロキャン限定で活動していたのは、グルキャンが苦手だからではなく「静かな時間を過ごしたい」という理由です。
妥協案としてソロキャンを選択している訳ではありません。
自ら進んでソロキャンを行っているのです。

1期の時点ではアニメ化されていませんが、原作コミックス5巻収録の27話「海と湖とたなぼたキャンプ」において、しまりんのソロキャン、そしてグルキャンに対する思いがよくわかるシーンがあります。

年末年始、静岡県磐田の海で初日の出を見るために1人旅立ったしまりんは、無事初日の出を見られたものの、自宅周辺の道路が凍結してしまいしばらく帰ることができなくなり、奥浜名湖のほとりにあるなでしこの祖母の家に寝泊りすることに。
なでしこもちょうど年始に祖母の家に泊まる予定だったので、そこで合流するという話になりました。
ただし距離的な問題でその日のうちに合流するのは無理なので、浜松市のキャンプ場で一泊することになります。

明るいうちにキャンプ場を抑えたしまりんは、海を見に行くため浜名大橋の見える海岸(舞阪表浜公園がモデル)へと足を運び、そこで「秘密結社のつくりかた」という怪しげな本を読みながらのんびりと過ごします。
そして、その穏やかな時間を満喫しながら、しまりんはこう呟くのです。

「やっぱり 一人のキャンプも好きだ私」

アニメ化された1~4巻のエピソードを網羅したゆるキャンファンにとっては、とても感慨深いセリフではないでしょうか。

このセリフには、しまりんのソロキャンへの強い愛着が詰まっています。
なでしこと出会って以降、しまりんはなでしことの2人でのキャンプ、6人の大所帯で行ったグルキャンを経験し、それぞれの楽しさを存分に満喫しました。
その上で出した「ソロキャンが好き」という結論は、ソロキャンしかしていなかった頃とは比べものにならないほど大きく、そして深い意味を持ちます。

そしてもう一点、「一人のキャンプ“も”」と言っている点にも注目しなければならないでしょう。
この“も”は「一人じゃないキャンプも好きになった」ことを意味します。
誰かに気を使っての発言ではなく、自分の思ったことをそのまま呟いている場面なので、どちらも彼女の偽らざる本心なのでしょう。

アニメ2話「ようこそ野クルへ!」でしまりんは、一緒に活動しようというなでしこの誘いを断った理由を「一人キャンプの時間 脅かされるのがなんか嫌で」と心中で語っていました。
しかし原作コミックス7巻では、なでしこが週末にソロキャンをすると宣言した際、「私も週末バイト休みだったんだけどな…」と少し寂しそうに呟くなど、心境の変化は明らか。
ソロキャンにも変わらない愛情を抱きつつ、ソロキャン以外のキャンプにも焦がれるようになりました。

よって、しまりんは「ソロキャンとグルキャンのどっちも好き」という結論に至ります。

まとめ

本当はハッキリと「ソロキャンが好き」「グルキャンが好き」のどちらかを結論として出したくて、あらゆるシーンに何度も目を通したのですが、少なくとも現時点では「どっちも好き」以外の結論は導き出せませんでした。
1つハッキリしてるのは、グルキャンの良さに目覚めたからといって、しまりんが今後ソロキャンと疎遠になるのは考え難いということ。
なでしこと出会って、グルキャンも経験したことで、むしろソロキャンの良さも再認識したのではないでしょうか。

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