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Sep
【魔女の旅々】イレイナは先輩の魔女キャラたちに勝てるのか? 徹底検証
2020年秋に放送されるアニメ『魔女の旅々』より、主人公・イレイナを大特集!
その特徴や魅力をピックアップし、数多くの名物魔法少女がいるアニメ界の中で彼女が際立った存在になれるかどうかを徹底検証します。
イレイナ キャラクター概要
『魔女の旅々』に登場する女性キャラクターで、本作の主人公。
15歳で魔法使いの最高位「魔女」となり、物語当初は18歳、現在は19歳になった天才少女で、魔女名は「灰の魔女」。
雲のような色の髪を背中まで伸ばしており、魔女として活動する際には黒のローブと黒の三角帽子、魔女の証である星を模ったブローチをしています。
平和国ロベッタ出身で、魔術試験に合格してからは星屑の魔女フランを師事。
正式な魔女となり、フランから灰の魔女の魔女名を貰って以降は各地を点々とする旅に出ており、旅人や商人から各国の評判を聞いては箒に乗って好奇心を刺激される国へと向かいます。
性格はやや淡白で若干捻くれているものの、困難と対峙している人と出会った際には基本助けようとするなど、優しい心を持っている女性です。
ただし魔女としてのプライドはやや高く、ぞんざいな扱いを受けると心の中で毒舌を吐いたり魔法でしれっと反撃するなど、強気な姿勢を見せます。
また、清廉潔白とは程遠く、特に金が絡むと小賢しい一面が顔を覗かせます。
魔女としての能力は非常に高く、様々な魔法を使いこなし、特に戦闘面についてはかなり優秀。
ただし身体能力は一般人レベルで、魔法を使うための杖がなければ完全に無力化してしまいます。
担当声優は本渡楓(ほんど かえで)さん。
主人公では珍しい自画自賛系タイプ
出典 : © 白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会 : TVアニメ『魔女の旅々』公式サイト
イレイナは魔女の旅々の主人公であり、語り手でもあります。
誰に対しても丁寧語を使う人物で、それはモノローグにおいても例外ではなく、本作の物語は基本丁寧口調で語られています。
そんな彼女には口癖のようなものがあって、それは「そう、私です」という言葉です。
例えば「眼前に広がる綺麗な情景に目も心も奪われてしまっていた魔女は、誰か。そう、私です。」というように、自分が置かれている状況を独白する際に使用しています。
この言い回しからもわかるように、イレイナは決して堅物主人公ではありません。
おどけたところやサバサバした面も持ち合わせた、年齢相応の女性です。
また、魔女であることを殊更自慢する訳ではありませんが、自分が軽んじられていると感じた時には露骨に不満を抱いています。
本作の世界では「魔法を使える女性=魔女」ではなく、魔法使いにも段階があって、魔女はその最高位の称号。
ただしイレイナは若くして魔女となったため、見た目では魔女と判断され難く、またその誇示のため実際に強力な魔法を使ってみせる訳にもいかないので、「魔女の証」であるブローチを身に付けていることが唯一の証明となります。
そのブローチを失くしてしまった際には、ほとんどの街の住民からぞんざいな扱いを受け、憤りを覚えていました。
このことからわかるのは、イレイナは結構プライドが高いということ。
高慢タイプではないものの、自分のことを美少女と認識しており、容姿にも能力にも自信を漲らせています。
少なくとも謙虚な人物ではなく、自画自賛系の主人公といえるでしょう。
一方で、10代の割に大人びている部分、クールな部分もあります。
縁あってイレイナに魔法を教えて貰っていた年下の魔法使いの少女が、イレイナが旅立たないように彼女が落としたブローチを拾っていたことを黙っていたと判明した際にも、決して激昂せず落ち着いた様子で諭していました。
まだ若いですが、師匠のようなことも行える精神性を持ち合わせています。
実はこういったタイプ、魔法少女/魔女ものの主人公としてはかなり珍しかったりします。
歴代の魔法少女/魔女アニメの主人公というと、『魔女の宅急便』のキキや『リトルウィッチアカデミア』のアッコのような未熟だけど直向きに頑張り続ける「成長タイプ」、『カードキャプターさくら』木之本桜、『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどかのように幼児性を有した純心な「ピュアタイプ」が主流。
ライバルキャラならともかく、主人公で自己評価が高く既に完成された魔女というのは、アニメの世界ではかなりレアです。