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【安達としまむら】島村抱月は安達の気持ちに気付いていたのか? 徹底検証
2020年秋放送のアニメ『安達としまむら』より、主人公の1人・島村抱月を大特集!
安達の好き好き光線に気付いているのか居ないのか、マイペースに友達として接していた彼女がどうして「付き合う」という選択を選んだのか、その理由を徹底検証します!
島村抱月(しまむら ほうげつ)キャラクター概要
そして、しまむらを演じるのは伊藤美来さん!(@InfoItomiku)
しまむらのアニメーションキャラクターデザインも公開しました!
TVアニメ「安達としまむら」情報はツイッターにてどんどんお知らせしていきますのでお楽しみに✨#安達としまむら #電生フェス #伊藤美来 pic.twitter.com/YEpdza9jDy— TVアニメ『安達としまむら』公式 (@adashima_staff) October 6, 2019
『安達としまむら』に登場する女性キャラクターで、W主人公の内の1人。
栗色に髪を染めた高校1年生で、作中では平仮名で「しまむら」と表記されています。
その髪の色や、しばしば授業をサボっていたことから、周囲からは不良と認識されているようです。
体育館の2階でサボっている最中、同学年の少女・安達 桜(あだち さくら)と出会い意気投合。
以降、多くの時間を彼女と一緒に過ごすようになります。
性格は「天然気味」と表現されていますが、世間知らずという訳ではなく、マイペースな意味合いの天然系。
若干天然ジゴロも入っているかも。
安達と以外にも日野晶(ひの あきら)や永藤妙子(ながふじ たえこ)とは友人関係を築いており、他者との交流は普通にこなせています。
一方で、人付き合い自体は面倒臭いと思っていて、物事に対しての執着心も薄く、鈍感気味。
親しい相手に対しても自分のことについて話すことは滅多にありません。
ただし自分自身に無頓着という訳ではなく、化粧にも人並みに時間をかけています。
容姿に関しては安達の方が美人と思っていて、安達から褒められても素直に受け取る気はない模様。
その名前からファッションセンター「しまむら」の申し子と言われていますが、本人はしまむらを利用することはあまりないようです。
2年生に進学して以降、髪を染めるのを止めたため地毛の色に戻ってきています。
担当声優は伊藤美来(いとう みく)さん。
安達の位置付けは?
出典 : Amazon.co.jp
しまむらは、なんとも掴み所のない性格をしています。
感情の起伏があまりなく、基本面倒臭がり。
女子でありながら、いわゆる「やれやれ系」の主人公のような印象を受けます。
彼女自身、自分の執着心の薄さは自覚していて、モノローグでも度々その旨を語っています。
一人で遊ぶことは全くせず、ゲームも誰か相手がいる時限定で、読書も映画鑑賞もせず、買い物すら服を買いに行く程度。
休日にはぼーっとして過ごしていることが多いそうです。
ただ、何に対しても淡白かというと、実はそうでもありません。
少なくとも安達に対しては、淡白なようで決して淡白ではない、奇妙な接し方をしています。
安達はしまむらのことが大好きで、それは時間が経てば経つほど顕著になり、当初はしまむらに対しクールに接していたものの、好きな気持ちが強くなりすぎて、次第にその内面が滲み出るようになり、奇妙な言動や奇行に近い行動に走らせるようになりました。
それに対してのしまむらの反応は基本、落ち着いています。
冷静に安達の行動を分析し、答えを出そうと試みるのです。
例えば1巻収録の「安達クエスチョン」で、安達が自分の中で気持ちが盛り上がりすぎて思わず告白しそうになってしまい、暴走する前に彼女の前から逃げ出してしまった場面。
その次話「二等辺トライアングル」で、しまむらは安達の行動の一部始終を正確に覚えていて、それを分析しようと試みます。
しかし結論は出ず、安達にメールを送ることで回答を得ようとしました。
しかし安達は返答せず、しまむらの「家に行っていいか」というメールにも反応を示しません。
それに対し、しまむらはやはり安達が返答しない理由を自分なりに分析し、「メールに気付いていない」という結論を出し、家への来訪を強行しました。
そして、その推察は的を射ていました。
この一連のしまむらの行動からわかるのは、安達への確かな関心です。
安達の言動をしっかりと記憶に留め、彼女の性格や人柄を常に念頭に置いているのですから、無関心である筈がありません。
ただし、ここで安易に「しまむらも安達が好きだ」と断定するのはやや早計でしょう。
というのも、しまむらは人見知りの激しい妹がいるからか、淡白な性格の割に面倒見が良く、その面倒見の良さが安達に対しても発揮されていると解釈できるからです。
2巻収録の「ストレンジ☆アダチ」でも、安達の自分に対する態度の変化を敏感に察知しています。
視線を感じる回数の増加、肩や唇の動きなどの細かい部分に気付き、何か言いたいことがあるんじゃないかと推察。
その後も、安達が機嫌や心情を表にすぐ出すタイプなのを理解し、かなり気を使って対応するよう務めています。
これらのしまむらの安達に対する接し方は、安達だからという点と、しまむら自身の性質という点の両方が作用していると考えるのが妥当でしょう。
しまむらにとって、安達は「最も手のかかる友達」であり、日野や永藤とは明らかに位置付けが異なっています。
そもそも日野と永藤の関係性が幼稚園からの幼なじみで、高校に入ってから2人と知り合ったしまむらは「2人の間には入り込めない」という遠慮があり、一定の距離感を保っているので、安達については「最も近しい友達」という言い方も可能です。
ただ、それ以上の関係、つまりしまむらも安達同様に友情ではなく恋愛感情を抱いているかというと、それを積極的に肯定するようなモノローグや反応は、少なくとも5巻までには見受けられません。
彼女は一貫して安達が望むことをしてやりたいというスタンスであり、それ以上ではなかったように感じられます。
しまむらにとって安達は「身内(妹)寄りの友達」といった位置付けが最も妥当でしょう。