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Jul

【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】2期の可能性を徹底検証! 原作は最終巻を発売

出典 : Amazon.co.jp

劇場版の公開も控えている大人気アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のテレビシリーズ2期が作られるかどうかを徹底検証!
京都アニメーションの現状と今後、原作小説のリリース状況などを踏まえつつ、その可能性について検討します!

深夜アニメ史上最高クラスの美しい映像! 普段アニメを観ない人も絶賛

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美しい作画と映像による感情表現の豊かさで右に出るものはいないと言われる人気スタジオ、京都アニメーション
その京アニの魅力を最もわかりやすく伝えている作品はどれかと問われれば、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を挙げる人は多いでしょう。

2018年冬に放送されたこの作品は、深夜アニメ史上最高クラスの作画と言われ、その壮美な風景描写は並の劇場版を凌ぐほど
孤児で戦うことしか教えられなかった少女ヴァイオレット・エヴァーガーデンが少しずつ人間らしくなっていく描写も丁寧で、京アニらしさが詰まった名作です。

そんなヴァイオレット・エヴァーガーデンの円盤セールスは、やや特殊な推移を辿っています。

本作は放送された時点で多くのアニメファンから称賛を受け、平均7000枚強の好セールスを記録していました。
ただ、2018冬クールは他に『ゆるキャン△』『宇宙よりも遠い場所』『ポプテピピック』といった大ヒット作や話題作が目白押しだったため、印象がやや分散してしまった感は否めません。
その割を食ったのか、年末恒例の「2018年を代表するアニメ」を決める各媒体のアンケートにおいて、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの名前はあまり上位に挙がっていませんでした。

一方、独占配信が行われたNetflixでは非常に多くの人が視聴し、ビリビリ動画でも1億再生を突破
作画の美しさ、感情描写の緻密さが海外のアニメファンに受け入れられ、非常に高く評価されました。

その後、2019年に京都アニメーション放火事件が発生し、悲しみの中あらためて京アニ作品に触れようという流れが生まれ、潜在的なファンも多かったヴァイオレット・エヴァーガーデンは異例のロングセラーを記録。
平均売上は1万枚を大きく超え、2019年9月には『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』を公開し、2020年春には再放送も行われたことで、リアルタイム放送時よりも遥かに多くの人へ届いた作品となりました。

また、この作品は『君の名は。』のように普段アニメをあまり観ない人からも絶賛されているのが特徴です。
元SMAPの稲垣吾郎さんは、アニメはほとんど観ないにもかかわらず、「最近一番泣いたこと」という質問に対しヴァイオレット・エヴァーガーデンの名前を挙げていました。

円盤売上や配信の好調、そして非常に幅広い層から支持されている点を踏まえても、このヴァイオレット・エヴァーガーデンは通常ならば2期をやる上で何の弊害もない作品です。
しかし、それ以外の部分で2期ができるかどうかわからない要素が幾つかあります。

原作は2020年に完結。2期の可能性は?

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ヴァイオレット・エヴァーガーデンの2期を占う上で重要視する必要があるのは、原作の状況です。
この作品はKAエスマ文庫より刊行されている暁佳奈先生の小説が原作となっているため、原作がどれくらい進行しているかは無視できない要素ですね。

ただ、通常のラノベ原作アニメとは事情が異なります。
KAエスマ文庫は京アニのレーベルであり、アニメ化にあたっても原作をそのまま映像にするというより、原作のキャラ・設定の一部・世界観をベースにしてアニメ独自の展開を見せるのが特徴。
そのため、必ずしも原作のシナリオが必要という訳ではありません。

とはいえ、原作の刊行とアニメ企画がリンクしているのは事実で、例えば『中二病でも恋がしたい!』の原作は3巻で長らく刊行が止まっていましたが、結編となる劇場版が公開されることになり、その公開直前に最終巻が発売されています。
挿絵を京アニのスタッフが担当することも多く、小説を原作としたアニメというより、小説を出発点とした自社内メディアミックスプロジェクトという方が近いかもしれません。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンも例外ではなく、原作とアニメでは異なる点が多数ありつつ、小説とアニメ企画がリンクしています。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの原作小説はアニメ放送よりもかなり前にリリースされていて、上巻が2015年12月、下巻が2016年12月にそれぞれ発売されました。
ただ、アニメ化企画が進行中であることは2016年5月に発表されていたので、原作の書籍化作業とアニメ化企画が同時に行われていたと推察されます。

内容は、テレビシリーズの前半はほぼアニメオリジナルのエピソードで、中盤以降は原作のエピソードを順不同で映像化している感じですね。
非常に評判の良かった第7話および第10話は原作上巻の人気エピソードで、ヴァイオレットの感情表現を原作よりエモーショナルにして、感動的なストーリーにヴァイオレットの変化を絡めたアニメ独自の演出が光る内容になっています。
2019年公開の「永遠と自動手記人形」も、原作の外伝に収録されているエピソードがベースになっています。

これらの事からもわかるように、ヴァイオレット・エヴァーガーデンもまた、小説とアニメを同時進行させたメディアミックスプロジェクトに近い形で制作が行われています。
よって、『中二病でも恋がしたい!』のように原作の完結とアニメの完結をほぼ同時に迎える展開が濃厚です。

そのヴァイオレット・エヴァーガーデンの原作ですが……2020年3月27日に最終巻「ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター」が発売されています。
そして、翌月の2020年4月には『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が公開される予定でした。(新型コロナの影響で9月に延期されています)
「完結編」とは銘打っていませんが、公式サイトで「いよいよフィナーレへ」という言葉が使われている事を考えても、恐らくこの劇場版で完結する可能性が極めて高いと考えるべきでしょう。

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