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【俺ガイル】雪ノ下陽乃は何がしたいのか? 徹底検証

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妹・雪乃への愛憎は「自己肯定/否定」?

出典 : Amazon.co.jp

陽乃の行動理念を繙く場合、キーワードとなるのはやはり「雪ノ下家」「妹」でしょう。

父親が県議会議員で、かつ建設会社の社長でもある雪ノ下家は特殊な家庭環境を構築しており、雪ノ下母は長女である陽乃を後継者にと考え、その将来を見据えて対外的な作法を徹底的に叩き込んできました。
この自由なき環境が陽乃の人格形成における基盤なのは間違いありません。
高校時代の奔放さは、そんな雁字搦めの運命への抵抗と解釈できます。

しかし、進む大学も指定され、人生のレールがいよいよ目の前に迫ってきたことで、陽乃は選択を迫られることになります。
諦めて家を継ぐレールに乗るか、自分の自由意思を尊重し、入りたい大学に入るか。
陽乃は前者を選びました。

この選択の明確な理由はわかりません。
「子供の頃からそうして来たのだから、そう生きるしかない」という諦観なのか、自分がレールから外れることで妹の雪乃にしわ寄せがいくのを嫌ったのか。
いずれにせよ、陽乃がそういう人生を歩み、このような選択を迫られるのは、雪乃の存在があるからこそと言えるでしょう。

陽乃は、雪乃を自分の半身と思っているようなフシがあります。
「そうやって誰かにやらせたり押しつけるの、お母さんそっくり」と母の影響を感じ、「ずっと私の後を追いかけてくる妹」と過去の自分を感じ、そして自分をトレースする雪乃を可愛くも感じています。
自分自身を肯定したい思いもあるのでしょう。

一方で、自分と同じ道を行く雪乃に不満を抱き、事ある毎に違う方へ向かうよう仕向けています。
かつて自分がやらなかった生徒会長を雪乃もやらないと知ると不満を抱き、時に雪乃自身にも否定的な言葉を投げかけています。
「雪乃は雪乃であって、自分とは違う道を進んで欲しい」という真っ当な感情もないとは言えませんが、それよりも「もし自分が違う道を進んでいたらどうなっていたんだろう」というif世界を観測したがっているようにも感じます。

陽乃の中には、今の自分を決定付けた雪乃(過去の自分)を愛したい気持ちと、憎みたい気持ちが同居しているように見えます。

ただし、事はそう単純ではありません。
雪乃を過去の自分として見ているだけでなく、雪乃本人のパーソナリティも認めていて、そこにもまた妹を愛する気持ちと苛立つ気持ちが同居していることが窺えます。
もしかしたら、陽乃は雪乃に八幡をあてがうことで、雪乃の裏側にあるものを引き出そうと思っていたのかもしれません。

陽乃が本当にしたかった事は?

出典 : Amazon.co.jp

あまり深く考えずに陽乃の行動だけを見ると「年下相手にしゃしゃり出て来て嫌な事を言って揺さぶる正論お姉さん」ですが、彼女には彼女なりの動機があります。
八幡の言うところの「本物」を実は陽乃も求めていて、本物なんてものがあるのかどうかさえわかっていないことです。

自分の感情を吐露しない陽乃ですが、最終巻においてようやく「わたしが二十年そうやって騙し騙しやってきたからよくわかる……。そうやって偽物みたいな人生を生きてきたの」と述懐します。
陽乃は絶対に家を継ぎたい訳ではなく、継ぎたくない訳でもありません。
継ぐなら納得して継ぎたいし、継がないなら納得して雪乃に任せたいのです。

この「納得」こそが陽乃にとっての本物だとしたら、彼女がそれを得るには、家を継ぐために教育されてきた過去の自分が「本物の人生」を見つけられる可能性があったのかどうか、それをハッキリさせなければなりません。
けれど、自分の意思と関係なくそういう人生を歩んできた陽乃に、その判断を下すのは無理でしょう。
だからこそ陽乃は雪乃に自分を重ね、時に否定し、それでも雪乃に本物を見つけられるのか、そもそも本物なんてあったのかどうかを知りたかったのだと思われます。

紆余曲折の末、雪乃は少しずつ陽乃とは違う人生を歩み始めました。
陽乃にとってそれは嬉しいことなのか、残念だったのか、本物の証明になるのかならないのか……それは彼女にしかわからないことです。

まとめ

俺ガイルは既に本編を終了していますが、それでも陽乃の全てを理解するのは難しいというくらい、彼女に関しては謎が多いように思います。
今後サイドストーリーなどでそれが明らかになるのを待っています!

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