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20

Jul

【俺ガイル】三浦優美子(あーしさん)は作中の女性陣で一番の人格者? 徹底検証

出典 : Amazon.co.jp

2020年夏放送の俺ガイル3期『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』より、“あーしさん”こと三浦優美子を大特集!
クラスの女王的存在で、圧倒的威圧感を放つ彼女ですが、実は作中でも屈指の人格者という意見もある模様。真相を徹底検証します!

三浦優美子(みうら ゆみこ)キャラクター概要

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』に登場する女性キャラクターで、主人公・比企谷八幡(ひきがや はちまん)のクラスメイト。
千葉市立総武高等学校2年F組におけるカーストの頂点・葉山グループの一員で、クラス内で最も目立つ女子生徒です。
初登場は原作1巻(アニメ1期2話)。

金髪ゆるふわウェーブ(八幡いわく金髪縦ロール)、着崩した制服、短めのスカートと、見た目はギャルそのもの。
顔立ちは綺麗で整っており、身長も高く、本人も外見にはかなりのこだわりと自信を持っています。
一人称は「あーし」で、ファンの間ではその特徴から「あーしさん」と呼ばれており、半ば公式の愛称になっています。

傲岸不遜な女王気質の性格で、かなりワガママ。
すぐに泣く人間や自分を持たない人間を嫌う一方、自分に逆らおうとする人間も嫌い。
攻撃的な言動が多く、プライドもかなり高いため、男子からは「獄炎の女王」と呼ばれ恐れられています。

反面、一度身内になった人間に対しては面倒見が良く、厳しい口調になることはあってもすぐに切ったり見放したりはせず、世話を焼くことも多い様子。
葉山隼人(はやま はやと)に恋しており、彼にちょっかいを出そうとする女子には見境なく威嚇するなど、独占欲は強いようです。

担当声優は井上麻里奈(いのうえ まりな)さん

読者・視聴者の第一印象は「ヤな奴」

今でこそ「実は良い子」がファンの共通認識になっているあーしさんですが、当初は読者・視聴者にとって露骨にヤな奴と感じさせるキャラでした。

初登場は八幡が由比ヶ浜結衣(ゆいがはま ゆい)の依頼を終えた直後、教室内で葉山グループを眺めていた時のこと。
グループ内で雑談している彼女は、八幡から「純粋に怖い」「鼻息だけで殺されるレベル」と評されていました。
その根拠は明白で、グループ内の結衣が雪ノ下雪乃(ゆきのした ゆきの)のことを少し褒めただけで機嫌が悪くなり、慌てて「優美子のほうが華やかというか!」とフォローを入れなければならないほどで、その様子は八幡の目にも、周囲の男子の目にも、そしてファンの目にも「ヤな奴」という印象が残ります。

その後、昼休みに他の所へ行こうとする結衣をパシリにしようとし、「戻って来るのが遅れるから」と断られると、途端に顔が硬直。
八幡いわく「飼い主に手を噛まれたような表情」になり、最近付き合いが悪いと結衣に対し苛立ちを募らせ、その上で「言いたいことあんならはっきり言いなよ。あーしら友達じゃん」と白々しく聞こえる言葉を吐きます。
八幡の目にはそれが仲間意識の強要に映ったようです。

この時点で、大半のファンは「可愛いヒロインを理不尽な理由で糾弾する嫌な女」という第一印象が固まったことでしょう。
直後、教室に現れた雪乃から八幡と同様の見解を何倍もの毒を混入して突きつけられ、典型的な「主人公サイドに言い負かされる悪役」という印象も持たれたと思われます。

更にこの後も、戸塚彩加(とつか さいか)の依頼でテニス部の彼を特訓していたところ、コート内に他の葉山グループの面々と共に乱入。
練習しているという戸塚の言葉に聞く耳持たず、どうにか場を納めようとする葉山とリア充グループの身勝手な行動に苛立つ八幡の言い合いもどこ吹く風、自分がこのテニスコートを使うのは当然で、邪魔者はさっさと立ち去れと言わんばかりの態度に終始します。
まさに傍若無人、女王様らしい傲慢さだと、一部のドSキャラ好きのファンは歓喜したことでしょう。

それから、テニスコートを賭けた両者の対決が始まり、最後は八幡たちが試合に勝って勝負に負けるというオチで俺ガイルの第1巻(アニメは3話目まで)は完結。
主人公サイドに感情移入しているファンにとって、この時点でのあーしさんの印象は「結衣をイジめて雪乃とバチバチやり合う悪役女王」のみだったはずです。

ただ、あーしさんが「ヤな奴」という印象を与えるような言動を見せたのは、この時点まで
2巻では、葉山グループの男子の粗探しをするミッションを果たすべく、結衣が「あの人たち最近微妙だよねー」と切り出した際、そんな結衣に呆れつつ「トモダチのことそう言うのってやっぱまずいっしょー」と至極真っ当なダメ出しをしていました。
結衣に気になる人がいることがわかると即座に協力を申し出て、腐女子特有のイタい発言を連発する海老名姫菜(えびな ひな)をその都度介護し、以降も面倒見の良さが際立つようになります。

あーしさんは基本、自分に正直に生きている人で、発言の裏を読んだり含みを持たせたりはしません。
それが自己中心的に映るのは仕方ないですが、裏表のない素直な人物なのも確かです。

第一印象というものは中々覆らないものですが、あーしさんへのファンの印象は着実に変化していきました。

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