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Jun

【はめふら】2期の可能性を徹底検証! 悪役令嬢ブーム到来へ

出典 : Amazon.co.jp

カクヨムの連載作品で初のアニメ化を果たし、多くの人の心を掴んだ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』2期が実現する可能性について検証しました!
近年アニメ続編の鍵を握っている配信&海外人気の観点から、この作品の次の商業展開を徹底的に予想します!

悪役令嬢もの初のアニメ化作品

出典 : Amazon.co.jp

小説家になろうで異世界転生・転移というジャンルが定着した数年後、新たに「悪役令嬢」という派生ジャンルが一大ブームとなりました。
現代日本に住む主人公が異世界に行くという点は同じですが、このジャンルの特徴は乙女ゲームや少女漫画のような異世界に転生し、そこに登場する悪役の令嬢として第二の人生を歩むところ。

通常、悪役令嬢とは作中におけるお邪魔キャラであり、主人公の恋愛対象となるイケメンキャラの婚約者またはそれに近い間柄ですが、最終的には主人公に敗北して破滅するのがお決まりのパターン。
そんな悪役令嬢に転生した主人公が、人当たりの良さや前世の知恵を用い、破滅を免れ、全く違う人生を歩む……というのがスタンダードな流れです。

ただし主人公のライフスタイルには幾つかの系統があり、積極的に破滅フラグをへし折ろうとする作品もあれば、脇役に徹してイケメンと作中主人公の交流を傍観する作品もあります。
貴族・王族のイケメンに三行半を突きつけて婚約解消することを主軸にした作品や、普通の異世界転生もののように無双したりするパターンもありますね。
近年は特に多様化されており、ジャンルとして熟成しつつあります。

『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』は、そのブームの最中に誕生した山口悟先生の作品で、2014年7月よりなろうへの投稿が開始されました。
第1話の投稿直後から山口先生御本人も驚くほどの反響があり、その後も順調に読者を増やし、2015年3月に無事本編が完結。
連載期間は9ヶ月と決して長くはありませんでしたが、たくさんの読者から完結お祝いメッセージが届けられ、とても清々しい結末となりました。

しかし、ここまでは序章。
本作が大きく育っていったのは、むしろこれ以降でした。

投稿開始から1年後の2015年7月、人気の高さもあって書籍化が決定。
赤川次郎先生の『吸血鬼はお年ごろ』シリーズなど、数多くの少女向け小説を手がけているひだかなみ先生をイラストに招き、一迅社文庫アイリスより翌8月にリリースが開始されました。
その1巻発売の翌月には2巻の発売が決まり、更には1巻の重版が行われるなど、書籍版は好評を博し、本格的にシリーズ化が行われることになりました。

そして2017年からは、ひだかなみ先生自らが作画を行うコミカライズも開始します。
ひだかなみ先生はそれまでイラスト専門で、1巻のあとがきでも「まともに漫画描いたことありません」と仰っていましたが、とてもそうは思えないほど読みやすく完成度の高い漫画になっており、こちらも1巻から大ヒットを記録。
このコミカライズの成功によって一気に火が点き、2018年には悪役令嬢ものとして初となるアニメ化が発表され、“はめふら”という愛称が用いられるようになりました。

はめふらの魅力は、元来女性向けの悪役令嬢ものでありながら、男性からも支持されている点にあります。
乙女ゲームの世界を舞台としており、攻略対象のイケメンキャラの配置なども乙女ゲームの基本構造を踏襲している一方で、生前は“野猿”と呼ばれていた主人公カタリナの行動力や脳内会議は男性読者からも共感され、彼女を慕うメアリやソフィア、ゲーム内主人公のマリアなど女性キャラも豊富に登場。
更に、驚きの展開や丁寧な伏線など、キャッチーで読み応えのある内容になっており、幅広い層に受け入れられたことが大ヒットに繋がったと思われます。

そしてこの魅力は、アニメにおいても遺憾なく発揮されました。

円盤1巻が5000枚超えのヒット! 海外配信も好調

出典 : Amazon.co.jp

アニメ版はめふらは2020年4月より放送を開始。
この頃はちょうど新型コロナが爆発的に感染者数を増やしている時期でしたが、幸いにも放送開始前に制作は完了しており、見事(制作の)破滅フラグを回避することに成功しました。

dアニメストアの「今期何見る?2020春アニメ人気投票」で新作トップとなる5位にランクインするなど、元々前評判の高いタイトルでしたが、放送が始まると一気に2020年春クールの主役に躍り出るくらいの大きな反響があり、特に男性アニメファンから高い評価を得ます。
そしてその評価通り、2020年5月に発売されたBlu-ray・DVD(円盤)第1巻は5000枚を突破するヒットを記録。
円盤不況著しい近年において、上々と言える結果となりました。

また、配信においても堅調な数字を記録しており、中国の動画共有サイト「ビリビリ動画」では2020年6月の時点で5000万再生を突破。
まだ「悪役令嬢もの」というジャンルが定着していない中で、順調な伸びを見せています。

更に、原作小説およびコミックの売上も絶好調
アニメ放送直前のシリーズ累計発行部数は250万部でしたが、アニメの放送によって売上が伸び、5月には300万部を突破しました。

このように、円盤、配信、原作の伸びと、三本の矢がいずれも綺麗な放物線を描いている状態なので、2期はかなり有力と言えます。

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