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【まちカドまぞく】のアニメはどうして成功したのか? 検証まとめ

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出典 : ©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会 © 1995-2020, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. : TVアニメ「まちカドまぞく」公式ホームページ|TBSテレビ

きららアニメではゆるキャン以来のヒットとなり、2期への期待も高まる『まちカドまぞく』。この作品がアニメファンから受け入れられた理由についてまとめました!
「シャミ子が悪いんだよ」だけじゃない成功の要因を徹底検証します!

独特なワードセンスとリズムで記憶に残る作品に

出典 : ©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会 © 1995-2020, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. : TVアニメ「まちカドまぞく」公式ホームページ|TBSテレビ

『まちカドまぞく』は、ある日突然まぞくに目覚めた主人公・吉田優子(よしだ ゆうこ)ことシャドウミストレス優子もしくはシャミ子が、宿敵で桃色魔法少女の千代田桃(ちよだ もも)と出会い、なんやかんやあって彼女と共闘し、色んな困難を乗り越えていくお話です。
きららアニメとしては珍しくファンタジー作品に分類されますが、メインはあくまで多魔市を舞台にした日常描写であり、きららの系譜らしい日常アニメになっています。

この作品の特徴は、ファンタジー設定よりもむしろワードセンスにあります。

日常アニメは基本会話劇であり、キャラ同士の掛け合いが命
まちカドまぞくはそんなきらら系の中でもネームがかなり多い方で、回によってはかなり早口になるシーンもあるのですが、それでも耳に残るセリフが多数あるため、右から左に聞き流されるようなことはありません。

アニメ化された範疇だけでも「万物は流転する!(シャミ子)」「宇宙のめくれた部分を見ていました(シャミ子)」「むしろ買い支えないとという義務感しかない(桃)」「サンバイザーの電池が切れるから帰るね(桃)」など、ワードセンス溢れたセリフが無数に飛び交います。
これによって、既存の日常アニメ・きららアニメと一括りにはできない独自性が生まれているのです!

そしてアニメスタッフも、そんな原作の魅力をしっかりと後押しし、違和感のないオリジナルのセリフを各所に挿入してリズムとフックを作っています。

特にアニメ7話、シャミ子が桃にフレッシュピーチハートシャワーをせがむシーン。
原作だと「タイヤにのってのって」のみのセリフが、アニメだとその後に「タイヤの上でやってみて! やってみて !乗ってやってみて!」と続きます。
小原好美(こはら このみ)さんのテンポと可愛さを両立させたリズミカルな演技もあって、シャミ子らしさがより増幅し、リピート必至の名場面になりました。

ネームの多い作品は、ともすればストーリーの進行を優先してキャラクターが平板化してしまい、味気ない会話になることも多いのですが、まちカドまぞくはむしろセリフ量に比例して各キャラの性格や関係性がより深掘りされていきます。
それによって、きらら作品らしさを保ちつつ、新機軸の作風が確立されていると思われます。

シャミ子という愛すべき主人公

出典 : ©伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会 © 1995-2020, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. : TVアニメ「まちカドまぞく」公式ホームページ|TBSテレビ

日常アニメは主人公を置かず、数人のメインキャラで構成することが多いですが、まちカドまぞくはシャミ子が明確な主人公として描かれています。
これ以外にも、設定をしっかり練っていてストーリー性を持たせていたり、主人公たちに共通の目的を持たせたりと、日常アニメの王道路線からは少し外している部分が幾つかあります。
シャミ子の決めゼリフ「これで勝ったと思うなよ!」も、場面によっては「おのれ魔法少女 戦じゃー!!」などのバリエーションを持たせたり、桃に言わせたりするなど、時折お約束を外してきます。

そういった変化球的要素によって他の日常アニメ、きらら作品との差別化に成功しているまちカドまぞくですが、対照的に主人公のシャミ子は常にストレート
生まれもっての心の資質が強まった時に自然と出て来る魔力解放のキーワードが「みんなが!! 仲良く!! なりますようにー!!!」であることからもわかるように、闇の一族の末裔とはとても思えない素直で優しい性格です。

シャミ子の魅力は、いわゆる「正義ウーマン」ではない所
ご先祖から悪巧みを吹き込まれた際も、最初から相手にしないのではなく、彼女なりにどうするべきか悩み、その上で自分の心に正直な選択をします。
心の情動や葛藤が描かれることで、本当に良い子なのが読者・視聴者にもヒシヒシと伝わってくるのです。

そんなシャミ子なので、作中でも周囲から愛されています。
母親の清子(せいこ)はシャミ子の成長を心から喜び、シャミ子よりしっかり者の妹・良子(りょうこ)はそれでも姉を尊敬し、友達の杏里(あんり)も裏表のない性格でシャミ子と親しくしています。
訳あってミカン箱に封印されてしまった父ヨシュアも、ナレーションを担当しつつ娘を見守り続けています。

元々シャミ子はかなり病弱で、彼女が生き長らえることができたのは両親の努力、そして桃の義理の姉・桜(さくら)の尽力の賜物。
その代償として月4万円生活を長らく強いられてきましたが、種族や立場の垣根を越えて愛情たっぷりに育てられたシャミ子は一度も屈折することなく、可愛くて優しくておっぱいの大きないやらしまぞくに成長し、危機管理フォームというサービス精神に溢れたコスチュームを身にまとい、立派に主人公を務めています。

作品を生かすも殺すもキャラクター次第。
まちカドまぞくがアニメファンに受け入れられた最大の理由は、シャミ子の魅力にあると断言できます。

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