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26

Feb

【メイドインアビス】シリーズ続編制作は2期? それとも劇場版? 今後の展開を徹底検証!

出典 : Amazon.co.jp

2017年に放送され高評価を獲得し、劇場版の制作も行われた『メイドインアビス』の今後を徹底検証!
シリーズ続編制作が決まっているものの、果たして2期なのか、それとも劇場版で展開していくのか、それぞれの可能性についてまとめました!

異端な漫画がアニメ化作品へ急成長

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つくしあきひと先生が手がける漫画『メイドインアビス』は、2012年10月20日にまんがライフWINで連載を開始しました。
まんがライフWINは、『あいまいみー』『ポプテピピック』などを連載している竹書房の4コマウェブコミック配信サイトですが、当時4コマ漫画ではなくストーリー系漫画を扱う「まんがライフWIN+」というカテゴリーがあり、そこで掲載されていました。
なお、まんがライフWIN+はその後リニューアルし、現在は「WEBコミックガンマ」という名称になっています。

月一ペースで順調に連載は進み、2013年7月には待望の第1巻が発売。
つくし先生にとって本作は初の商業漫画で、当時はまだ大きな注目を集めておらず、発売1ヶ月後の段階では「あと4200冊売れれば増刷かかる」という状態だったようです。

これがどういう状況かというと、「即打ち切りではないもののヒット作にはほど遠く、まだまだ道のりは険しい」という感じです。
2013年当時は今ほどではないにせよ出版不況が声高に叫ばれていて、新人作家の1巻はかなり部数を絞っており、人気のある作品なら結構すぐに重版がかかります。
実際、のちにヒット作になる漫画の多くは発売間もなく重版がかかり、「緊急大重版決定!」などの宣伝文句が踊ることも珍しくありません。

つまり、アニメ化もされた大ヒット漫画のメイドインアビスですが、その船出は決して順風満帆だった訳ではないのです。
もっとハッキリ言えば、この頃は「いつまで連載が続けられるか」くらいの状況だったと思われます。

もちろん、内容が悪かった訳ではありません。
1巻の時点で既に圧倒的画力による緻密な絵、そして独創的な世界観が鮮やかに表現されていて、新人漫画家の1巻としては異常なほどのハイクオリティになっています。
つくし先生は元々コナミ所属のゲームデザイナーで、イラストレーターとしても活躍されていた方なので、商業漫画家としては新人でも技術は既に一流だったのです。

一方で、絵柄自体かなり独特ですが、このほのぼのとした絵柄に猟奇的かつ性的な描写、ダークなストーリーという異色の組み合わせはやはり異端。
加えて、趣味嗜好を全乗せしたような超濃厚な設定はどうしても人を選ぶので、火が点くのに時間がかかったのは仕方がないかもしれません。

それでも世の漫画好きはこういった作品をしっかりと見つけるもので、口コミで少しずつ広がりを見せ、2巻を発売して暫く経過した2014年10月には待望の重版がかかります。
更にその後、創設間もない「次にくるマンガ大賞」のノミネート作品に選ばれる快挙を達成
受賞は逃したものの知名度の向上を果たし、2巻ともども重版がかかるなど着実にファンを増やしていきました。

以降は完全に軌道に乗り、絵柄との相性で敬遠していた人たちが評判を聞いて手に取るようになったことで売上もみるみる上昇。
WEBコミックガンマ、そして竹書房を代表する作品へと成長し、2016年12月には待望のテレビアニメ化が発表されました。

アニメ放送を開始した2017年7月の時点で、シリーズ累計発行部数は120万部
その内、電子書籍が80万部を占めていることが大々的に告知されました。
電子書籍のシェアは年々増加していますが、それでも紙の本の倍も売れている作品は非常に稀だったようで、この作品の大きな特徴の1つと言えます。

メイドインアビスの電子書籍が紙の本より遥かに売れている理由は幾つかあります。
まずウェブコミック配信サイトの作品なので、読者が自然とネット寄りになります。
加えて、竹書房は電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」などで頻繁にキャンペーンを行っており、それが販促に繋がったと思われます。

そしてもう1つ、この作品の持つ淫靡な魔力も無視できません。
まるで絵本のキャラクターのようなキャラデザや綿密に描かれた美しい表紙からは想像できないような、常に死と向き合い時にグロテスクですらあるリアルな世界観がこの作品の魅力。
幾つものプロセスを経て物語を読み進める紙の本よりも、すぐに購入できてクリック1つで即座に次のページが目に飛び込んでくる電子書籍の方が、よりダイレクトにこの作品の世界を味わえるのでしょう。

1期円盤はヒット! 劇場版も大好評

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2017年夏に放送されたメイドインアビスのアニメは、非常に高い評価を得ました。

上下巻で発売された円盤売上も平均5000枚を突破し好調でしたが、その数字以上にアニメファンからの支持が厚く、「5ch民が選んだベストアニメランキング2017」で1位、「AT-Xアニメランキング 2017!」で3位に入るなど、2017年放送の全アニメを対象とした各種アンケートで軒並み上位にランクイン。
そして第21回文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦作品、アメリカの大手アニメ配信サービスが主催するCRUNCHYROLL ANIME AWARDS 2017で大賞を受賞するなど、国内外で大きな賞を獲得しました。

これらの実績が高く評価され、メイドインアビスは更に大きなステージへと駆け上がります。
2019年には新規カットを加えた劇場版総集編、2020年1月には完全新作劇場版『メイドインアビス 深き魂の黎明』を公開。
全国50スクリーンという比較的小規模での展開ながら高稼働を記録し、興行収入も好調な推移を見せています。

また、原作の売上もアニメ化前より大幅に増えており、シリーズ累計は333万部を突破
原作への効果も抜群に出ています。

そして『深き魂の黎明』公開直後、シリーズ続編制作の決定が発表されました。

シリーズ続編制作=2期?

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通常、2期が決まっている場合は回りくどい言い方はあまりせず「2期決定!」とストレートにアナウンスします。
そうではない場合は「続編を作ることは決まったけれど、どういった形にするかは確定していない状態」と推察されます。
よって、シリーズ続編制作=2期とは限りません。

逆に、2期とはっきり表現されていないので2期ではない……とも断定できません。
例えば『SHOW BY ROCK!!』は当初「続編&ショートアニメ製作決定!」という文言で発表し、その後に続編はテレビアニメ第2期であることを正式に発表しています。
つまり、現時点では2期を肯定も否定もできないのです。

ただし、ストックからある程度の予想はできます。

メイドインアビスのアニメ1期は、4巻の序盤まで映像化しました。
そして劇場版『深き魂の黎明』ではその続編が描かれ、5巻まで消化しています。

2020年2月現在、メイドインアビスのコミックスは8巻まで発売済み。
しかし、つくし先生の体調が安定しないため連載ペースはかなり遅くなっており、2019年5月に発売された8巻以降、まだ2話しか更新されていません。
そういった事情もあって、発表が慎重になっているのかもしれませんね。

とはいえ、1期は1~3巻+2話で1クールが制作されたので、同じ消化ペースであれば6~8巻+2話で1クール分は作れます。
よって、ギリギリではありますが2期のストックは貯まっており、2期制作は可能な状況です。
現在のエピソード(村編)がそろそろ終盤という感じなので、もう少し連載が進んだ段階でそこまでを2期にすると収まりが良さそうです。

一方、劇場版で更に展開していくパターンも一応考えられます。
その場合は7巻収録の46話前後編がクライマックスになりそうです。

ただ、区切りを考えると2期の方が可能性は遥かに高いと予想します。

まとめ

個人的な見解だと、2期が80~90%という印象です。
もちろん劇場版も見応えがありますけど、6巻以降の内容はテレビシリーズでじっくりやって欲しいですね!

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