アニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどの気になるコンテンツ情報が盛りだくさん!

menu

moemee(モエミー)アニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどの情報が盛りだくさん!

【PSYCO-PASS】3期の評価は賛否両論?その理由をまとめてみた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

出典 : Amazon.co.jp

2019年10月に放送されたアニメ『PSYCO-PASS 3』。1期、2期、劇場版、劇場版SSと展開してきた『PSYCO-PASS』シリーズのファン待望の3期ということで期待されていましたが、評価は賛否両論。その理由を考察してみました。

『PSYCO-PASS 3』のキャラクター
メインキャラに感情移入できない?

『PSYCO-PASS 3』では主人公が交代し、刑事課一係のメンバーもほぼ一新されました。それ自体は新シリーズらしいといえるのですが、この新キャラクター達の信念や行動原理が見えない・分からないという意見が挙がっています。

たとえば、主人公のひとり・慎導灼は執行官に対してひとりの人間、職場の仲間として接しようとしており、相手が潜在犯や犯罪者であってもドミネーターで人を殺すことを拒む常守のような人物です。
しかし、慎導は自分だけでなく仲間も危険に曝されているときでさえ執拗にドミネーターの使用を良しとしません。

慎導のそういった行動には理由があるのかもしれませんが、それがまったく描かれていないので違和感を覚える視聴者が多いのです。
1期2期に比べてキャラクターがブレている、または描き方に多少の問題があったといえるでしょう。

愛着を持たれるキャラクターも

出典 : Amazon.co.jp

一方で、3期の新キャラクターたちに愛着のわいた視聴者も多くいるのです。主人公たちはもちろんのこと、執行官たちも掘り下げに偏りがあったとはいえ丁寧に描写されたキャラクターは多くの人に愛されています。

また、従来のシリーズから続けて登場している監視官・霜月美佳については、2期ではヘイトを集めやすい立ち位置だったのですが、作中で数年経過して成長したからか3期では「らしさ」も残しつつ大変良い上司として描かれています。

このように、新キャラだけではなく、それまでに登場したキャラクターのさらなる魅力を描いたという意味でも、3期は評価されているといえるでしょう。

『PSYCO-PASS 3』の「らしくなさ」
3期は『PSYCO-PASS』っぽくない?

『PSYCO-PASS 3』は、日本の開国政策とそれに伴う移民問題をテーマとして取り上げており、シビュラやドミネーターが妙に蚊帳の外に置かれている感が否めない内容となっています。

また、『PSYCO-PASS』は刑事ものという要素も持っており、これまでのシリーズでは狡噛や常守の観察力や思考力、発想の転換によって捜査が進展してきました。しかし、3期では慎導の「メンタルトレース」が捜査の肝となっています。
このメンタルトレース、一応メンタリストとしての技術ということになってはいるのですが、正直「超能力では?」と言いたくなる万能っぷりには違和感を覚える視聴者も。これまでのシリーズでの捜査は何だったのかと思ってしまうのも無理はないでしょう。

『PSYCO-PASS』シリーズの醍醐味は、シビュラシステムを根幹としたSFと刑事物のコラボレーション。しかし3期では、シビュラによる徹底した管理社会の是非を問うた1期やシビュラの根幹そのものを揺るがした2期で培ってきた「良さ」が薄くなってしまっているのです。

そのため、3期に「PSYCO-PASSらしさ」を求めていた視聴者が不満を抱くのは当然と言えるでしょう。実際、「アニメとしては普通に面白いけどPSYCO-PASSとして見るとコレジャナイ感がある」といった感想を抱く人も居ました。

新しいテーマに賛成の声も!

メンタルトレースの是非はともかく、『PSYCO-PASS』らしくないテーマには賛成の声も上がっています。

1期2期、そしてシビュラの輸出を描いた劇場版によってシビュラの問題は描き切ったという見方もできます。その問題は『PSYCO-PASS』世界の長期的なテーマではありますが、いったんメインに据えるのは終わりにするというのも方向性として間違っているとは言い切れません。

シビュラやドミネーターをあえて蚊帳の外に置くことで、廃棄区画や移民区域など『PSYCO-PASS』世界の別の側面に注目させられたのも事実です。

また、先述したように「話としては面白い」という意見もあり、『PSYCO-PASS』らしさをそこまで重視しない人たちにとっては受け入れやすく楽しめる内容ともいえるでしょう。

『PSYCO-PASS 3』の脚本

出典 : Amazon.co.jp

『PSYCO-PASS 3』の大きな問題点として、「とにかく何でも台詞で説明しようとする」ということが挙げられます。重要なことが明らかになる過程や前振りはおざなりで、ただその事実が強調もされずに次々とキャラクターたちの口から発せられることが多々ありました。
そのため、十分に理解できないまま物語を見続けることになった視聴者も多くいたようです。

これは物語の風呂敷を広げるだけ広げたことで、描写が追いつかず説明だけで乗り切ろうとした弊害だと考えられます。難しいテーマや概念を取り扱う『PSYCO-PASS』シリーズですが、従来は少なくとも一話一話で「訳が分からない」といったことはありませんでした。

これには、脚本家の事情が関わっていると思われます。3期の脚本を担当しているのは、深見真さん、沖方丁さん、吉上亮さん。順番に、1期の脚本、2期のシリーズ構成、劇場版SS Case.1の脚本を担当した方たちです。

同じ『PSYCO-PASS』シリーズとはいえ1期、2期、そして劇場版SS Case.1のストーリーには、それぞれ異なった持ち味があります。それらが上手く共存できずに互いの持ち味を殺してしまったと考えられます。

まとめ

以上のような理由から賛否両論の『PSYCO-PASS 3』ですが、2020年3月には劇場版公開を控えています。テレビシリーズと同じように賛否両論なのか、それとも絶賛されることになるのか、内容に期待したいところです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

言語を選択してください

アーカイブ