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30

Jan

へやキャン、異世界かるてっと、ヤマノススメ……ショートアニメの存在意義とは?

飽きさせないための繋ぎ

出典 : Amazon.co.jp

近年特に良く見られるショートアニメの傾向として、短編集やスピンオフ作品のアニメ化が挙げられます。
ゆるキャンの短編エピソードを原作とした『へやキャン』、ストライクウィッチーズのスピンオフ漫画をアニメ化した『ストライクウィッチーズ 劇場版 501部隊発進しますっ!』、Mマスのスピンオフ漫画のアニメ化『アイドルマスター SideM 理由あってMini!』などがそうです。

これらのアニメは既に本筋の続編が決まっていることが多く、それまでの繋ぎとしての役割を期待されていることが多いと思われます。
幾ら人気アニメでも、続編までに2年、3年とかかってしまうと、どうしてもファン離れが起こってしまうので、間にこのような番外編的なアニメを挟むことで、コンテンツとしての現役感を確保する狙いがあるのでしょう。
短編ならば製作費や制作にかかる時間・労力も抑えられるので、繋ぎには最適です。

特殊な例として、同系統の複数の作品をクロスオーバーさせた『異世界かるてっと』もこの部類でしょう。
今後もアニメ化企画が続いていくと思われる『このすば』『リゼロ』『オバロ』『幼女戦記』といったヒット作のキャラを一つの作品に登場させることで、一つのアニメで四作品の繋ぎを実現させました。
2期には『盾の勇者の成り上がり』も加わって、更にコスパが向上しています。

色々と小回りが利くショートアニメは、円盤売上では図れない様々な狙いが内包されているのです。

スタッフ・キャスト育成の場

出典 : Amazon.co.jp

製作費があまりかからないショートアニメは、その分責任も軽いと思われます。
よって、まだ監督経験のない人や会社に入ったばかりの新人声優を育てるための場として、ショートアニメを活用していることが推察されます。

例えば、2019年秋に放送された『ぬるぺた』にはオーディションでグランプリを獲得したばかりの山本真綺(やまもと まき)さんが早速起用されていました。
『異種族レビュアーズ』の小川優樹監督も、監督デビューはショートアニメの『大家さんは思春期!』でした。
ショートアニメで大役を任せられ、その後羽ばたいていく人は今後もたくさん出て来るでしょう。

まとめ

短時間で気楽に観られるショートアニメは、ちょっと体調が思わしくない時や披露困憊の状態でもサクッと観られるので、視聴者にとっても良い気分転換になりますよね。
原作によっては30分枠よりショートアニメの方が相性が良いこともあるので、今後も増えていきそうな気がします!

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