【風夏】魅力徹底解説!!瀬尾公治作品の秘密がここにある!?


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『風夏』は、2014年より週刊少年マガジンにて連載を開始して、2018年18号まで連載を終了した漫画です。
瀬尾公治の前作『君のいる町』の最終話と『風夏』の初回連載が被ったことで話題を呼んだ作品でもあります。
青春ラブコメとして、様々な読者に愛された『風夏』の魅力について紹介していきたいと思います。

『風夏』あらすじ

父母が仕事の都合で6月からアメリカに行くことになり、姉妹の勤務先や大学の通学の関係上、東京の高校に転校してきた榛名優は、転校先の高校で秋月風夏と運命的な出会いをします。
優は風夏の自分勝手な行動に巻き込まれて、携帯を壊されたり、恋人のふりをしてストラップを買いに行ったり、氷無小雪のライブに付き合わされたりと振り回されます。
その中で徐々に風夏と仲良くなっていくのです。
本当に自分が熱中できるものが見つからない風夏は、優の発言をきっかけに音楽をやることを決意します。
そして、風夏、優、クラスメイトの三笠とバンドを半ば無理矢理に組まされるのです。
ずっと風夏を陸上部に勧誘し続けていた那智先輩と知り合いの妹であった沙羅もメンバーに加わり、伝説の一歩を歩み始めます。

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前々作『涼風』の続編としての期待

『風夏』の魅力1つ目は前作涼風の続編であることです。
『涼風』は瀬尾公治シリーズ2作目の『週刊少年マガジン』連載漫画で、累計発行部数は約500万部を突破しています。
マガジンでは、2004年12号より本格的に連載を開始し、2007年42号で連載を終了しました。
テレビアニメ化をして、漫画の文庫版も発売される程の人気があったため、その続編の『風夏』はそのまま『涼風』のファンが引き継がれたのではないでしょうか。
また、原作者の瀬尾公治は『涼風』のキャラクターや次の作品である『君のいる町』のキャラクターが『風夏』に登場していることも魅力なのだと思います。

涼風の概要と風夏とのつながり

広島県に住む少年・秋月大和は何も考えずに東京の高校に進学します。そして叔母の住む銭湯付きの女性専用マンションの1室に住み始めるのです。
入学直前に学校を訪れた大和が、ヒロインである涼風と出会い、一目惚れします。
涼風が陸上部にいるという理由だけで、陸上部に入部しますが、そこで陸上のライバルが出てきたりして、陸上を真剣に取り組むようになります。
そして、たくさんの困難を乗り越えてようやく大和は涼風と付き合い、高校卒業前に涼風との間に子供が出来きるといった様々な問題がありましたが、ハッピーエンドで『涼風』の連載は終わります。
そこで、生まれてくる子どもが『風夏』のメインヒロインとなる秋月風夏なのです。
そのため、作中に大和や涼風が出てきたり、『風夏』の1巻では、大和がオリンピックで銀メダルを取る場面などもでてくるため、『涼風』からのファンからしたら続編を見ているようなわくわく感があるのも魅力なのです。

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頭が真っ白になるような衝撃のストーリー(原作ネタバレあり)

『風夏』の魅力2つ目は、誰もが予想しない奇想天外のストーリーです。
アニメ「風夏」を見た方は面白いと思った方も多いのではないでしょうか。
風夏と小雪の優をめぐる戦いにドキドキしたり、Twitterの炎上をメンバー全員で乗り越えた学園祭ライブなど鳥肌が立つようなシーンは多かったのではないでしょうか。
しかし、実は原作とアニメでは内容が
全く違うのです。
というのも、アニメでは秋月風夏はトラックを避けて生きていますが、実は原作ではその事故で風夏は死んでしまいます。
それはあまりにも信じられない展開で、ライブハウスには、秋月風夏は来ないで、主人公の優がボーカリストとしての才能を開花する場面になるのです。
今までにはないメインヒロインがストーリーの中ですぐに死んでしまう展開は、読者を大いに驚かせました。
そして、秋月風夏が作ったバンドは自然と解散しかけました。
しかし秋月風夏が死んでから少し時間が経ってから、優が少し立ち直り携帯を開くと事故当日の日に風夏からの留守電が入っていたのです。
それを聞いた優は、バンドを再結成して武道館でのライブを夢見て再出発をしました。
このようにアニメと原作は全く違ったストーリーですが、原作では今までにない衝撃のストーリーが魅力の1つなのではないでしょうか。

引用:shonenmagazine.com

個性豊かで魅力的な女性キャラクター

『風夏』の魅力3つ目は魅力的な女性キャラクターが多いことです。
これは『風夏』に限らず、瀬尾公治作品にはたくさんの魅力的な女性キャラクターがいて、ファンの中にはメインヒロインではない脇役のキャラクターの方が好きと思っている方が多いのではないでしょうか。
とにかく、瀬尾先生は女性キャラクターを可愛く、美しく書くのが上手です。
また、絵だけでなく、個性も豊かで様々なキャラクターがたくさん出てきます。
秋月風夏のようにツンデレのキャラクターもいれば、沙羅のようにツンデレかつ勘違いしがちなキャラクターもいます。
このように、それぞれのキャラクターにそれぞれの魅力があるのが瀬尾公治作品の魅力の1つなのです。
また、脇役キャラクターに思い入れがあるようで、『涼風』や『君のいる町』のキャラクターが『風夏』の作中に様々なところで出ているのも魅力ですね。

引用:amazon.com

まとめ

『風夏』の魅力について紹介してきました。
『風夏』の魅力は
●人気漫画前作『涼風』の続編であること
●メインヒロインが早々と死んでしまう衝撃のストーリー
●魅力的な女性キャラクターがたくさんいて、それぞれの個性がファンをつくること
です。
上記が『風夏』の魅力で、アニメを見ている方は是非原作を読むことをおススメします。
また、現在マガジンで連載中のヒットマンは『風夏』のキャラクターもたくさん出ているので、是非読んでみてください。

【魔王学院の不適合者】アノス・ヴォルディゴードはなろう系主人公最強!? 検証まとめ

出典 : ©2019 秋/KADOKAWA/Demon King Academy : TVアニメ「魔王学院の不適合者」公式サイト

2020年夏放送のテレビアニメ『魔王学院の不適合者』より、主人公アノス・ヴォルディゴードを大特集!
なろう系主人公の中でも最強との呼び声高い彼、果たして本当にそこまで圧倒的な強さなのかを徹底検証します!

アノス・ヴォルディゴード キャラクター概要

『魔王学院の不適合者』に登場する男性キャラクターで、本作の主人公。
2000年前の大戦であらゆる種族を滅ぼした魔王の始祖
2000年後に人間の子供として転生し、魔皇を育成する魔王学院デルゾゲードから招待を受け、入学します。

容姿は極めて端麗で、切れ長の目が特徴的な正統派イケメン。
ベルトループに悪魔の尻尾のようなアクセサリーをぶら下げています。

魔王の血こそ健在ですが、転生後の体は純粋な人間で、転生前と比較し魔力量は一時的に大幅ダウンしています。
一方で知識や身体能力、使用できる魔法などは転生前と変わらず、その力は圧倒的です。

性格は魔王らしく、常にクールで泰然とした態度を取っています。
相手が遥か格下であってもあっさり蹂躙はせず、ある程度は付き合ってあげる寛容さを持っている模様。
割とお茶目な一面もあり、ギャグで言ったつもりの事が受けなかった際には若干気にしているようです。

担当声優は鈴木達央(すずき たつひさ)

心臓の鼓動のみで敵を制する規格外の力

出典 : ©2019 秋/KADOKAWA/Demon King Academy : TVアニメ「魔王学院の不適合者」公式サイト

ただの魔王ではなく、神話の時代において頂点を極めた魔王の始祖であるアノスは、あまりにも規格外な力の持ち主です。
その力は、最初のバトルであるゼペス戦で早々に発揮されます。

ゼペスというキャラは、物語上における冒頭の噛ませ犬的存在ですが、魔王の始祖に最も近き存在たる「魔皇」を育成するための機関である魔王学院で一目置かれ、“魔公爵”という異名を持ち、五つの多重魔法陣を展開するだけの力は持っています。
一応、人間基準で言えば強者の部類に入る人物です。

そのゼペスに対し、アノスはハンデを提案。
ハンデの内容は、その場から一歩も動かず、魔法も使わず、手足も目も髪の毛も使わないというものでした。

一歩も動かないというハンデは他作品でも頻繁に見かけますが、手足どころか目すら使わないとなると、かなりの制限です。
にもかかわらず、アノスは一瞬でゼペスを満身創痍に追い込みます。

その理由はなんと『心臓の鼓動』
鼓動に魔力がこもり、その音によってゼペスの体内は激しく揺さぶられ、血管や内臓が損傷し全身から血が噴き出したようです。
もちろん、心臓の鼓動が攻撃であるはずもなく、アノスの単にごく自然に動いた心臓によってゼペスは死の間際まで追い詰められました。

その後、ゼペスが勝負の続行を望んだため、アノスは『やれやれ』と言いながらもどこか楽しそうに、初めて自ら攻撃を繰り出します。
それは『指パッチン』
この攻撃を食らった結果、ゼペスの全身は無残にも千切れ飛びました。

指一本での攻撃、いわゆるデコピンや指パッチンで敵を吹き飛ばすのは、強者がその圧倒的な力の差を見せる攻撃手段として昔からよく用いられている手法。
なろう系でも『魔法科高校の劣等生』のお兄様の「ソニック・エンド」が有名ですね。

幽遊白書の戸愚呂弟は指一本で一般人の頭部を粉砕していましたが、アノスの場合はそれなりの強者の全身をバラバラにするほどの威力で、これほどの破壊力は他の作品でも滅多に見られません。
まさに規格外、魔王の始祖に相応しい力と言えます。