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【名探偵コナン】ベイカー街の亡霊が15年以上たっても人気の理由は新鮮さ!?放送禁止だった!?

【『ベイカー街の亡霊』が人気の理由⑤実は!阿笠博士のメカが使われていない】

実はこの『ベイカー街の亡霊』では、おなじみの腕時計型麻酔銃も、キック力増強シューズも、スケボーも、伸縮サスペンダーも使われていません。仮想空間なので、現実世界のものを持ち込めなかったんですね。
そのため、いつもの「1人でもチートなコナンくん」はおらず、いつもは危険から遠ざけている少年探偵団と協力して戦うコナンくんが見られます。
小学校1年生の身体能力と地頭だけで戦っているのは『ベイカー街の亡霊』のみ。阿笠博士のメカが使えなず、重いものを持ち上げられなくて悪戦苦闘するコナンがみられる新鮮さがあります(笑)いつもはボールを蹴って粉砕するか、伸縮サスペンダーがやってくれますからね。

【『ベイカー街の亡霊』が人気の理由⑥犯人が最初にわかる!?しかも推理するのはコナンのお父さん!?】

『古畑任三郎』以降、犯人が最初にわかる探偵ものは珍しくなくなってきました。が、『名探偵コナン』の劇場版では初のパターンです。そしてコナンは仮想空間の謎を解いているので、実際に現実世界でおきた殺人の犯人を暴くのはコナンの父・工藤優作。普段は海外を飛び回っている父と息子の共同戦線は、2019年現在原作でも描かれていない(父がヒントだけ出すなどの間接的なものを除くと)かなりレアなもので非常に新鮮です。

【『ベイカー街の亡霊』が人気の理由⑦大どんでん返し。仲間の中に敵がいる】

敵は人工知能ノアズアーク。「でもきっとこれは敵じゃなくて、実はいいやつパターンだろうな」というところまで読めた人は多いでしょうが、まさか一緒に参加していた諸星秀樹がノアズアークだと途中で気付いた人は少ないのではないでしょうか。
「仲間の中に敵のスパイがいる」というのはキリストのユダの時代からありますが、まさかあのパーティー会場でサッカーをするようなやんちゃな諸星少年がいつの間にかノアズアークに乗っ取られていたなんて…。
しかもノアズアークがゲームに参加した理由が、「一度くらい友達と遊んでみたかったから」なんて、切ない結末です。
結果的にゲームができなかった諸星少年は気の毒ですが、この設定によって結末に余韻が残り、視聴者が何度でも『ベイカー街の亡霊』を思い出す要因になっているのではないでしょうか。
最後のノアズアークの「さようなら工藤新一」という言葉も非常に大きな余韻を残しています。当時コナンの正体を知っていたのは阿笠博士・新一の両親・服部平次・灰原哀のみでかなりのトップシークレットだったので、「映画1作だけのキャラがそれを言っちゃうの!?」とファンにかなり大きな衝撃を与えた一言でした。

【『ベイカー街の亡霊』が人気の理由⑧実は放送禁止だった!?】

ファンの間でいまだに人気の作品にも関わらず、「金曜ロードショー」で放送されたのは15年後の2018年です。
これによって、「放送禁止だったのでは?」という声と、「序盤で子供が自殺するところが放送コードにひっかかったのでは?」などの様々な考察がされていますが、実は地上波での放送は、映画公開の翌年の2003年にされています。映画公開の翌年にテレビで放送されるのはよくあるケースなので、特に放送禁止だったということはなさそうです。
放送された枠が金曜ロードショーではなく、『名探偵コナン』のアニメ枠だったのでこのような議論がおこったようです。15年経っても今度は金曜ロードショーで放映されるところに、今も人気が高いことがうかがえますね。

【まとめ】

『ベイカー街の亡霊』が15年以上経っても人気の理由は、一言でいうと「新鮮さ」。長い『名探偵コナン』の歴史のなかでも、ファンタジーと融合しているのはこれが初ですし、上記にあげたように『ベイカー街の亡霊』で唯一試みられていることがたくさんあります。人気キャラクター・赤井秀一や安室透がいなくても、阿笠博士のメカがなくても人気作品はつくれる。『名探偵コナン』が長く続いているのは、こういう自力があるからなのかもしれませんね。

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