シャミ子の良き導き手

出典 : ©伊藤いづも・芳文社／まちカドまぞく製作委員会 Copyright© 1995-2019, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. : TVアニメ「まちカドまぞく」公式ホームページ｜TBSテレビ

シャミ先は普段へっぽこな所ばかり見せていますが、ポンコツまぞくのシャミ子にとっては良き導き手と言えます。

立場上、光の一族を倒させようと躍起になってもおかしくないところですが、決してシャミ子に無理をさせようとはしません。
むしろ本来は敵のはずの桃のほうが、よほどシャミ子をガチで鍛えようとしているくらいです。
まぞくの割に礼儀正しく、敵である桃がシャミ子の面倒を見ていることには素直に感謝しており、わざわざお礼まで言うほど。

一方、闇の一族らしく姑息な手段を思いつくのに長けていて、桃を籠絡するためにシャミ子に桃の夢の中に入るよう指示したり、桃と世界史のテストの点数で勝負することになった際には、テレパシーを使ってテスト中に答えを教えるという悪魔の囁きを呟きます。
悪いことのできないシャミ子は結局成果をあげることはできませんでしたが……シャミ先はそんなシャミ子を決して怒ったりはしません。
まぞくなので一応まぞくらしいことを吹き込みますが、シャミ先もまた悪にはなりきれない人物なのでしょう。

そして実はかなり地頭が良いらしく、たまたま学校でテストを受けたところ、学年3位をゲット。
普通、長く生きていると新しい知識が入りにくくなるものですが、最新の情報も見事に我が物にしています。
ポンコツなのはメンタルだけで、実際にはかなり優秀みたいです。

また、シャミ先はシャミ子の変身コスチューム（危機管理フォーム）のデザイン担当者でもあります。
そのコスチュームは露出狂さながらの大胆さで、まさにグッジョブ。
作中最大の貢献と言えるでしょう。

このように、シャミ先は適度に優秀で適度にポンコツ、そして適度に甘々な始祖なので、怒られるとすぐ挫けそうなシャミ子には最適の先導役。
シャミ子も彼女を慕っており、ごせん像を「私にとって世界一の貴重品」と言うほど大事にしています。たまに家に忘れて登校しますが悪気はありません。
そんなこんなで両者の関係は非常に良好です。

まとめ

アニメでは中盤、原作では1巻の最終盤までリアル世界では声すら出せない存在だったので、なかなかシャミ子以外との絡みが見られなかったシャミ先ですが、ボイス解放後はいろんなキャラとの掛け合いの中でより魅力的になっていきます！
強気なようでいて、負け癖のせいか妙に卑屈なところが良いですよね。
シャミ子母の清子さんに完全にマウントとられてる感じも可愛くて最高です！