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25

Jul

ポケモンシリーズはここから始まった!初代ポケモンについてまとめてみた

出典 : Amazon.co.jp

今や世界に誇るゲームとなったポケモンシリーズですが、その始まりは初代ポケモンの赤・緑から。後に青・ピカチュウといったマイナーチェンジも発売され、初代ポケモンはシリーズの始まりでありながら4作品も制作される人気ソフトになりました。
では初代ポケモンはどのように誕生し、人気ソフトへと成長していったのでしょうか。今回は初代ポケモンが歩んだ軌跡についてまとめました。
また、初代ポケモンを語る上で欠かせないバグの多さ最強ポケモンの存在についてもまとめています。

初代ポケモンが誕生から人気ソフトになるまで

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国内外問わず多くの人気を集めているポケモンシリーズですが、最初から絶大な人気を誇っていたわけではありません。
初代ポケモンは開発が難航し、世間からの期待値も低く、発売直後は人気ソフトとは呼べませんでした。
そんな初代ポケモンが誕生してから人気ソフトになるまでにはどのような経緯があったのか、下記で解説していきます。

開発が難航し発売までに6年かかる

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初代ポケモンの赤・緑が発売されたのは1996年。開発自体はその6年も前となる1990年から始まっていました。
開発当初に話題になっていたゲームボーイをプラットフォームに開発がスタート。
制作スタッフが離脱するなどのトラブルに見舞われ開発は難航。発売までに6年かかったのは人員不足が大きく関係しています。

期待値の低さが表れた出荷本数

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困難を乗り越えて発売まで漕ぎ着けるも、プラットフォームとして選んだゲームボーイは6年の間でオワコン状態に。
次世代機への注目が集まる中、ゲームボーイで発売する初代ポケモンに期待を寄せていたのは開発陣だけ。開発陣が予想していた出荷本数は赤・緑合わせて100万本
しかし、実際の出荷本数は赤が12万本、緑が11万5000本でした。予想を大きく下回る出荷本数は期待値の低さの表れとも言えますね。
初週こそ12万本とまずまずの売上を記録しましたが、翌週には3万本まで売上が低下。
開発陣すら諦めかけていた中で初代ポケモンを救ったのは、人気漫画雑誌『コロコロコミック』でした。

『コロコロコミック』の初代ポケモン特集で人気急上昇

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期待値の低かった初代ポケモンですが、コレクション要素があったり、友達と交換や対戦ができたり子供に受ける要素は十分に盛り込まれていました。
『コロコロコミック』は初代ポケモンが子供受けすることを見込んで、初代ポケモンを特集することに。ゲーム内容の紹介はもちろん、ポケモンを題材にした読み切り漫画なども掲載。
『コロコロコミック』に掲載されたことで認知度が高まった初代ポケモンは徐々に人気を集めていきます。

赤・緑のマイナーチェンジである青・ピカチュウが発売

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『コロコロコミック』での特集が功を奏し、初代ポケモンの出荷本数は開発陣が予想していた100万本を達成
出荷本数100万本達成を記念し、1996年10月には『コロコロコミック』にて『ポケットモンスター青』を限定販売することになります。
『コロコロコミック』限定とはいえ、内容はあくまでも先に発売している赤・緑のマイナーチェンジ。売上は30万本程度と予想されていましたが、実際の購入希望者は60万人
予想外の応募総数にスタッフの人員不足に陥り、クレームが発生するほどの事態に。初代ポケモン3作品目となる青が発売された時点で相当人気だったことが分かるエピソードですね。
1998年には初代ポケモン4作目となる『ポケットモンスター ピカチュウ』が発売。最初の1匹がピカチュウだったり、ピカチュウの鳴き声がアニメと同じ大谷育江さんによるものだったりとアニメを彷彿とさせる内容が盛り込まれています。
期待値が低かった初代ポケモンでしたが、結果的に赤・緑・青・ピカチュウの4作品が作られるほどの大人気ソフトになりました。

初代ポケモンは歴代で1番バグが多い

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初代ポケモンを語る上で忘れてはいけないのがバグの多さ。特に先に発売した赤・緑では下記のように多数バグが確認されています。

・本来登場しないはずのポケモンが出現する
・レベル100にできる
・マスターボールなど限定アイテムを入手可能
・アイテムを増やせる
・好きなポケモンを出現させる
・建物の壁をすり抜ける
・ライバルと戦わずに殿堂入り

初代ポケモンのバグの多さには、前述した制作スタッフの離脱による人員不足が関係しています。人員不足の開発陣の中でバグを確認するデバック担当のスタッフはわずか4人
ギリギリの開発状況だったこともあり、これだけ多くのバグが残ったまま発売されることになりました。

初代最強ポケモンはケンタロス!?

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初代ポケモンに登場する151匹のポケモンの中で最強のポケモンは?と聞かれたら、ミュウツーを思い浮かべる人がほとんど。確かに伝説のポケモンであるミュウツーは能力値が高く、151匹の中でトップクラスの強さを誇ります。
そんなミュウツーを差し置いて初代ポケモンで猛威を振るい、最強の名を手にしていたのがケンタロスです。サファリゾーンで簡単に手に入るケンタロスがなぜ最強と呼ばれていたのか、以下の項目で解説していきます。

覚えられる技が豊富

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エスパータイプのミュウツーであれば基本的にエスパータイプの技しか覚えることができません。一方、ノーマルタイプのケンタロスはわざマシンを使うことで様々なタイプの技を使用可能に。工夫次第でどんなタイプのポケモンに対しても優位に立ち回ることができます。
特に多くのトレーナーがケンタロスを使う上で覚えさせていたのが下記2つの技です。この2つの技は現在とは仕様が異なり、初代ポケモンではチート級の性能を誇る脅威的な技でした。

・はかいこうせん
はかいこうせんは使用後に1ターン行動不能になる技。しかし、初代ポケモンでは相手ポケモンを倒すと行動不能にならず、連続で使用することができました。

・ふぶき
一定ターン行動不能にする状態異常のこおり。初代ポケモンはこおり状態になると道具で回復する以外の復帰方法がありませんでした。
対戦でこおり状態になったら倒されるのを待つだけ。瀕死と同等の意味を持つ最強の状態異常でした。

驚異の大会使用率

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最強と謳われていたケンタロスは全国大会でも全ポケモン中トップの使用率を誇っていました。
1997年の全国大会では15人の決勝進出者うち13人もの人がケンタロスを使用。ケンタロスがいなければ決勝進出は絶望的とまで思われていた対戦環境でしたからね。そして1998年の全国大会ではついに決勝進出者のケンタロス使用率が100%に
前述したようにケンタロスの技構成はどのトレーナーもほとんど同じ。ワンパターンの戦闘が多く、見ていて楽しい戦いが繰り広げられることが少ないのが難点ですね。

まとめ

今回は初代ポケモンについて下記3つの内容を中心にまとめました。
・誕生から人気ソフトになるまでの軌跡
・バグが多い理由
・初代最強のケンタロスについて
開発陣すら諦めかけた状況もありながらも、大ヒットを記録する人気ソフトになった初代ポケモン。
シリーズを経て完成度が高くなっているポケモンシリーズですが、たまには初代ポケモンのようなシンプルな内容のゲームで遊ぶのもおすすめですよ。

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