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Jun

【青ブタ】豊浜のどかが姉も巻き込んだ思春期症候群から解放された理由は? ガチ検証

姉を羨む妹、妹を羨む姉

出典 : Amazon.co.jp

作中、のどかのこの思春期症候群の原因について咲太とその友人・双葉理央(ふたば りお)は「姉へのコンプレックス」という見解で一致していました。
つまり「姉のようになりたい、ならないといけない」「でも自分はなれない」という劣等感によって、姉に姿を変える思春期症候群が発症した、という考えです。
そして麻衣の方も少なからずのどかを羨ましく気持ちがあったため、こちらものどかの見た目になった……と双葉は解説していました。

のどかの「姉にならなくてはならない」という強迫観念が原因だったのは間違いないでしょう。
一方、どうしてのどかの姿が戻るのと同時に麻衣の姿も元に戻ったのか、については疑問の余地があります。
のどかが「姉のようにならなくてもいい」と思ったのと同時に、麻衣の方も「妹のようにならなくてもいい」と思ったのでしょうか?

2人が思春期症候群から解放された場面をおさらいしてみましょう。

のどかはずっと麻衣に対し複雑な心境を抱いていました。
憧れで、とても大切な人で、でも越えられない壁として立ち塞がる厄介者で、入れ替わってからも自分以上にアイドルとして周囲に認められ、センター曲までもらってしまう完璧な姉のことが大嫌いで、でも大好きでした。
けれど、そんな姉と咲太とのやり取りから、実は麻衣だって完璧じゃないと気付き、母親に対しても言いなりになるのではなく自分の選んだことで喜ばせるよう麻衣に言われ納得し、自分を追い詰めることを止めるよう決意します。

精神的負荷からの解放と、コンプレックスからの解放。
これが、のどかの思春期症候群を寛解させた要因と思われます。
事実、麻衣から「(私に)なりたいならなってもいいけど」と言われたのどかが「なりたくない」と返事した直後、2人の体は元に戻りました。

では、麻衣の方はどうしてのどかの姿から元に戻れたのでしょうか?
仮に麻衣が双葉の見解通り、のどかを羨ましいと思っていたのだとしたら、それはのどかの「立場」に対する羨望と思われます。

まだ新人であるのどかは、失敗が許される立場です。
また、妹である彼女は姉という甘えられる相手がいます。
どちらも、今の麻衣にはないものです。

もちろん、のどかの立場を「気楽でいいな」と思っている訳ではないでしょう。
それでも、常に人気タレントとしての重圧を受け、孤軍奮闘してきた麻衣にとっては妬ましく思うところがあったとしても不思議ではありません。
だからこそ、のどかが麻衣になりたくないと明言した瞬間、妹が自立したことで精神的な負荷が軽減し、同時に「自分に甘える妹」がいなくなったことで羨ましく思う対象でもなくなったのでしょう。

そしてお互いに共通しているのは、中身ではなく外見が変化したこと。
これはお互いの外見に憧れていた……という訳ではなく、深層心理で姉(妹)になりたいと願っていた訳ではないことを示唆しています。
つまり、羨ましい部分はあっても、自分は自分でいたいと思う気持ちもしっかり持っている証で、だからこそ表層的な変化に留まったと思われます。

まとめ

「外見に憧れた訳じゃない」と書きましたが、実は案外のどかのギャルっぽい外見に麻衣が密かに憧れていた可能性も……?
姉に敵わないと連呼しているのどかですけど、可愛さでは十分太刀打ちできていますよね!

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