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May

隠れた名作FCレトロゲーム第二弾『さんまの名探偵』 #さんまの名探偵 #明石家さんま

出典 : Amazon.co.jp

『さんまの名探偵』はナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたコマンド式アドベンチャーゲームです。
個人的にはFC史上最強の推理アドベンチャーゲームと思っています。
タイトルの明石家さんまを初めとした吉本のお笑い芸人が実名で登場し、スリルと笑いを兼ね備えたエンタメ作品となっています。
ここでは、隠れた名作FCレトロゲーム第二弾としてFC史上最強の推理アドベンチャーゲーム『さんまの名探偵』をご紹介します。

さんまの名探偵 基本情報

・対応機種 ファミリーコンピューター
・ジャンル コマンド式アドベンチャーゲーム
・プレイ人数 1人
・開発・発売元 ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)
・発売日 1987年4月2日

ストーリーは吉本の落語家である桂文珍が何者かに殺害されるトリッキーな展開から始まり、プレイヤーは明石家さんまと共に事件を解決するのが本作の目的になります。
全体マップで移動し、目的地ではコマンド式で話を進めるのが、基本的なゲーム性となります。
ストーリーが進むにつれ移動できるマップの範囲が広がります。
基本路線は推理アドベンチャーですが、ボートレースなどのミニゲームも搭載されており、バラエティ豊かな作品に仕上がっています。

●数多くある芸能人ゲームの中で輝きを放つ

当時ファミリーコンピューターは一大ブームであり、それに乗っかるように多くの芸能人ゲームが世に普及しました。
しかし、その多くは埋没してしまい、多くの芸能人ゲームはいわゆる「クソゲー」のカテゴリーに分類され、「芸能人ゲーム」=「クソゲー」と言うイメージが世間についてしまったイメージが個人的にはあります。
そんなネガティブな芸能人ゲームのでありながら「さんまの名探偵」は大ヒットし、名作ゲームの仲間入りをしました。
理由は多くあると思いますが、何よりも「ゲームが面白い」と言う点が、一番の要因だと思われます。
当時は「さんまの名探偵」以外にも多くのコマンド式推理アドベンチャーが世に出ており、『ミシシッピ殺人事件』や『ファミコン探偵倶楽部』などもその一つです。
基本的なゲーム性は同じなのですが、話の展開がお笑い芸人ならではであり、スリリングな内容だけど、笑ってしまう点が多くありました。
個人的な分析になりますが、そのコミカルな一面が他の作品との差別化に成功し、大ヒット作品となったのではないかと、考えることができます。

●さんまの名探偵の魅力その1 プレイしていて笑ってしまう登場人物

さんまの名探偵には数多くの吉本芸人が実名で登場し、それぞれがそのままゲームに表現されています。
さんまとそれらの登場人物との関西弁丸出しの掛け合いは思わず笑ってしまいます。
またプレイヤーと共に行動する明石家さんまもユニークに表現されています。
例えばゲームのコマンドになぐるの選択肢がありますが、さんまは相手を見てから殴ります。
相手が強面であれば殴るのを躊躇ったり、相手が気の弱そうな人物なら、積極的に殴りかかります
また、最初は怖がっていても、相手の弱みを見つけたら、手のひらを反して殴りかかったりなど、感情豊かなゲーム上の明石家さんまは、個人的にすごく好きでした。

さんまの名探偵の魅力その2 推理だけでなくミニゲームも豊富

さんまの名探偵にはミニゲームが多数あり、ストーリーの進行上どうしても攻略が必要なミニゲームもあります。
前述にあったボートレースはストーリー上必要なミニゲームの一つですが、その他にも「追いかけっこ」や本作内のゲームセンターでプレイできる「ギャラクシガニ」といった楽しいミニゲームがあり、それらのさんまの名探偵の人気を支えた要因になったと、個人的には感じています。

さんまの名探偵 まとめ

ここまで、隠れた名作FCレトロゲーム『さんまの名探偵』についてご紹介しました。
本作については様々な逸話が残っており、例えば吉本興業がゲームの「出演者」である所属タレントたちに一切話を通しておらず(作ったナムコはきちんと吉本興業に許可を得た)、発売後にさんまに詰め寄られたりや、物語の冒頭で桂文珍が殺害されたことから、等の文珍が経営陣に「香典をよこせ」とギャラをせしめたりなどの逸話が残っています。
そんな後味の悪い?逸話はありますが、当時なりふり構わず製造されていた芸能人ゲームの中では、非常に完成度の高いゲームであり、当時の多くのゲーマーからは「名作」扱いされていたのも事実です。
先程の逸話の件が関係しているかは定かではありませんが、当時の発売から現在に至って、リメイク版は発売されておらず、今後もリメイクされることはないでしょう。
少しさみしさもありますが、『さんまの名探偵』は現在も世に出回っているので、プレイするチャンスはまだまだ残されています。
機会があればぜひ一度『さんまの名探偵』をプレイしてみて下さい。

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