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9

May

【デレマス】夢見りあむという炎上を人気に換える劇薬アイドル

夢見りあむの何がPたちから平常心を奪うのか

りあむが登場して以降、多くのPがりあむの今までにないアイドル像に新鮮さを覚え、その発言を楽しむ様子がSNS等で見受けられました。
そして同時に、りあむ……というより、りあむを支持する他のPや彼女を登場させた運営に対し長文で抗議したり「いかにこのアイドルに問題があるか」を延々と説いたりするPも大勢現れ、賛否両論真っ二つという状態になりました。
デレマスではこれまでも、担当声優のラジオでの発言や尖りすぎた設定などで炎上したケースはありましたが、りあむは一時的な炎上ではなく登場時からずっと白熱した議論の対象になっています。

りあむには、Pの平常心を奪いスルーできなくする何かがあるのです。

その理由として最も多く指摘されているのが「りあむはアイドルを舐めている」という意見です。

彼女は専門学校(恐らく看護学校)に在籍しているものの、特に理由を明言せず「学校辞めたい」と愚痴り、上手くいっていない現状を打破するために学校に在籍したまま人気アイドルを目指しています。
その上で炎上アイドルを自称し、「チョロいなオタク!」「アイドルは使い捨ての嗜好品だよね!」などの発言をしているため、「片手間でやってる」「アイドルやそのファンをバカにしている」と感じるPが相当数いたようです。

前述したように、デレマスは長く続いているコンテンツであり、古参Pには相応の歴史があります。
そのためアイドルやデレマスへの思い入れも強く、そこをアンチや無関心層ではなくアイドルに茶化されるのは許容し難いという心理が働いていると思われます。
あくまでも一アイドルのキャラクター性に伴った発言でも、そこに運営の姿勢や考えが透けて見えてしまい、裏切られた気持ちになった……というPもいるかもしれません。

「性格や言動がどうしても受け入れられない」という意見も当然見受けられます。

「当然」という言葉を使ったのは、そもそもりあむは万人に好かれるのを想定していないのが明白だからです。
ただ彼女の場合、「現実のアイドルの嫌な一面」と多くの一般人が思っていそうな要素を抱えており、それが過剰なまでの拒絶反応に繋がっているのではないかと推察されます。

二次元アイドルと三次元アイドルは需要が異なります。

どちらも「ファンを心から大事にしているアイドル」を信じてファンになったとしても、三次元アイドル生身の人間であり、「実は陰でファンを軽視している」「言動に裏がある」「金のために愛想を振りまいている」という不安ゼロにはできません
しかし二次元アイドルの場合、大抵は「ファンを心から大事にしている」「純粋にアイドルが好きでアイドルをしている」と設定されていますし、そうでない場合でも何かしらの明確な理由を用意し、その情報を公開し萌えポイントにしているのが常。
その絶対的安心が前提としてあるからファンでいられるという人も多いでしょう。

その点、りあむは二次元アイドルの前提を無視した存在と言えます。
承認欲求の塊で、欲に溢れていて、ザコメンタルだと予防線を張って自虐で他者からの批判を先回りして防ぎつつ毒を吐く「こんなアイドルは嫌だ」を地でいくスタイルです。
この良く言えば人間味、悪く言えば人間の醜い部分に対し、二次元アイドルならではの安心があってこそPになった人たちが「元々そこが嫌でPになったのに、今更それを特徴としたアイドルに出てこられても」と戸惑いや苛立ちを覚えている……と考えられます。

「ネットの中の嫌な奴」要素を多数備えている点も同様です。
同族嫌悪……というよりは、「ネットの書き込み以外でネットスラングやネット関連で良く見かける言葉を使われると冷める」という人が多いようです。

また、突出した存在になりつつある点も理由の1つに挙げられます。

1980年頃、アイドルブーム真っ直中のアイドルは、強い個性を持ち各自がソロで活躍していました。
当時、アイドルとは一国一城の主であり、唯一無二のスター性を持つ人物こそがアイドルに相応しいとされていたのです。
突出したアイドルが歓迎された時代でした。

しかし時代は進み、2010年代に入るとソロで活動する女性アイドルはほとんどいなくなり、グループ内に大勢のアイドルがいる形式がスタンダード化
突出した個性よりもグループ内における役割、仲間との関係性やチームワークに重きを置き、ファンもそこを大事にするようになりました。

200人以上が登場するデレマスは、その最たる例と言えます。
長い積み重ねの中でそれぞれのアイドルにストーリーと関係性が生まれ、推しメンだけでなく推しメンと同じユニットや属性のアイドルたちにも特別な思いを抱くようになったPはたくさんいます。
突如現れ、話題性において他を圧倒するりあむの現状は、そんな調和と積み重ねを大事にしてきたPにとって強いストレスになっていると考えられます。

りあむが炎上アイドルなのも問題です。
どれだけ不支持や不満を訴えても、それが取り上げられ炎上すれば「炎上でもいい!目立ちたい!」という彼女の言葉が実現し、りあむのコンセプトをより克明にするという悪循環
不支持層にとって、これほど厄介な存在はないでしょう。

そして、そんなりあむが第8回シンデレラガール総選挙の中間結果ではなんと3位にランクイン。
最終結果次第では更なる熱い論争が巻き起こるのは必至です。

まとめ

よく、時代の移り変わりの時期にそれまでの価値観をブチ壊す人が登場する……なんて言われますけど、りあむはそんな存在かもしれませんね。
彼女の登場で、改めてデレマスや二次元アイドルの在り方と向き合ったPも多いと思います。
今後のりあむとデレマス&デレステから目が離せません!

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