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May

【ダンまち】ヘスティア様が紐抜きでも魅力的な理由まとめ

男で変わる女神様

出典 : Amazon.co.jp

ヘスティア様と言えば「紐」という時期がありました。
特にアニメ1期がスタートした2015年4月の勢いは凄まじく、「例の紐」はネット上の流行語となり、各所に膨大な数のファンアートが投稿され、pixivでは急遽特集が組まれるほどのお祭り騒ぎになりました。

この「例の紐」フィーバーはダンまちの知名度を大きく上昇させ、同時にヘスティア様も絶大な人気を獲得。
各所で実施されたヒロインで軒並み上位にランクインし、フィギュアも10体以上が作られました。

一方、例の紐のイメージがあまりにも肥大し過ぎて、ヘスティア様の本来の魅力やキャラクター性があまりピックアップされていないように感じることもあります。
それはあまりにも勿体ない。
ヘスティア様は決して紐だけの女性ではないのです。

アニメやゲームに登場する女神というと、人間を超越した存在ということもあり、かつては『ああっ女神さま』のベルダンディーのようにお淑やかな女性や、『ヴァルキリープロファイル』のレナス・ヴァルキュリアのように人間らしい面があまりない(でもたまに感情を見せる)女性という印象が強かったのですが、近年はそのイメージを逆手にとって『この素晴らしい世界に祝福を!』のアクアや『超次元ゲイム ネプテューヌ』のネプテューヌのように俗っぽいキャラが多くなっています。
その中にあってヘスティア様は女神キャラの中では珍しく、完璧でもポンコツでもない神様。
超然とした面を見せることもありますが、基本的にはベルのために尽くす健気で偉ぶったところが全くない女性キャラです。

ただ、元々ヘスティア様は頑張り屋とは言い難い神様でした。
地上に降りて間もない頃はヘファイストスのファミリアで世話になっていたものの、怠惰の限りを尽くし自分のファミリアも持たず自堕落な生活を送っていたため、ヘファイストスに追い出されるという情けないエピソードを持っています。

そんなヘスティア様でしたが、ベルと出会ったことで彼女は変わります。
ベルがダンジョンから帰ると常に笑顔で迎え、彼に強力な武器が必要となれば以前呆れられたヘファイストスに土下座までして武器を作ってもらい、ベルと自分の居場所を確保するために掛け持ちでアルバイトまでしています。

神様がアルバイトをするだけでも明らかに普通ではありませんが、冒険者の生活拠点を支えるために複数のバイト先で汗水垂らして働くなど普通は考えられません。
この健気さこそがヘスティア様の最大の魅力と言えるでしょう。

そしてその健気さを最大限に発揮したのが、第二部の前半に当たる原作ラノベ4~5巻(アニメ1期9~13話)のエピソード。
ベルとサポーターのリリルカ・アーデ、鍛冶師のヴェルフ・クロッゾの3人パーティでダンジョンの中層まで潜ったところ、敵の予想以上の多さやタケミカヅチ・ファミリアに敵モンスターを押しつけられるトラブルもあり、ダンジョン内で遭難してしまいます。

ベルの帰りを待っていたヘスティア様は、タケミカヅチからベルのパーティが遭難する原因の1つとなったであろう眷属たちの行いを聞き、謝罪されます。
普通なら、最愛の人物を危険な目に遭わせたタケミカヅチ・ファミリアの面々に掴みかかってもおかしくない状況ですが……ヘスティア様は「もしベル君たちが帰って来なかったら君たちを死ぬほど恨む」と前置きしながらも、彼らを憎まないと約束。
その上でベルたちのパーティを救助するために力を貸して欲しいと訴えます。

これは単に女神様だから懐が深い……という話ではありません。
自身の感情よりも、ベルを助けるためにはどうするのが最善なのかを優先したからこその選択。
普段の陽気で幼いヘスティア様からは想像できないほど、理知的で気高い判断と言えます。

しかし、それだけで終わらないのがヘスティア様。
救助隊に自分も加わり一緒にダンジョンに潜ると言い出します。
神様がダンジョンに潜るのは禁止事項であり、力が使えないためとても危険なのですが、ヘスティア様に迷いはありませんでした。

堕落しきっていた女神が、1人の男の子と出会うだけでこうも変わる。
ヘスティア様は間違いなく成長性Aの女神です。

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