『マクロス7』/1994年

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「俺の歌を聴け！！」でお馴染みの、『マクロス』シリーズの異色作。
『超時空要塞マクロス』の続編にあたる作品で、前作から35年後の世界が舞台となっています。
西暦2045年、移民惑星を求め平和に銀河を航海していた“マクロス7”船団は、突如謎の敵から攻撃を受けてしまいます。
そんな戦場に現れたのが、自身の歌声に全てを賭ける男「熱気バサラ」。

本作のメインは、このバサラ率いるロックバンド「Fire Bomber」が戦場でかき鳴らす音楽です。
「歌で全てを解決する」をコンセプトに製作された本作はリアリティ重視の旧作品とは一線を画しており、初めの頃は「戦わない主人公」に困惑した視聴者も次第にそのスタイルに魅了されていくこととなりました。
また、Fire Bomberが担当する楽曲が収録されたアルバムはオリコン初登場4位を記録し、ゴールドディスク大賞のアニメ部門を受賞する快挙を成し遂げています。

『魔法陣グルグル』/1994年

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物語の舞台は、魔法やモンスターが存在するファンタジーRPGのような“グルグル世界”。
この世界にある小さな村に、ある日「魔王を倒す勇者を募集する」という内容が書かれた立札が立ちます。
主人公の少年「ニケ」は、立札を見た勇者マニアの両親に「魔王を倒すまで帰ってくるな(意訳)」と無理やり旅立たされてしまいます。
そんなニケが冒険の前に立ち寄ったオババの元で出会ったのが、失われた古代の魔法“グルグル”を使うことのできる少女「ククリ」。
一緒に旅立つよう命じられた二人は、魔王を倒す旅にでることになるのでした。

RPGのパロディ・シュールなギャグ・超個性的なサブキャラクターが人気となった本作は、17年の時を経て2017年のリメイク作品で原作完結までが描かれました。

『魔法騎士レイアース』/1994年

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社会見学で東京タワーを訪れた3人の女子中学生「光」「海」「風」が突然異世界“セフィーロ”に召喚され、“魔法騎士(マジックナイト)”としてセフィーロの危機を救う冒険を描いた異世界ファンタジー。
原作は「なかよし」で連載されていた少女漫画で、作中に巨大ロボットが登場したり剣と魔法の王道ファンタジーな世界になっていたりと、男性でも楽しめるような内容となっています。
アニメ版の本作では当時原作の巻数が少なかったためオリジナルエピソードが多く結末も独自のものとなっていますが、脚本の大部分は原作と同じくCLAMPが監修していることもあり好評を得ています。
主題歌は田村直美さんが歌う「ゆずれない願い」。
累計100万枚以上もの売り上げを記録し、この曲で紅白出場も果たしました。

『NINKU 忍空』/1995年

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原作は「週刊少年ジャンプ」で連載されていた桐山光侍さんによる漫画作品。
『NARUTO』の作者である岸本斉史さんもこの漫画の大ファンであることを公言しています。
アニメ版である本作は原作における「ファーストステージ」をベースに製作されていますが、舞台設定やキャラクター設定に違いが見られほとんどオリジナルストーリーで構成されています。

アニメ版の舞台は、帝国軍と共和軍の戦いから3年が経った帝国内。
帝国軍を壊滅まで追いやった少数精鋭の部隊「忍空隊」は突如解散し、行方をくらませていました。
そんな中、幼い頃離ればなれになった母を探す忍空隊の元一番隊隊長「風助」は、旅の途中でかつての仲間たちや様々な境遇の人々と出会うことになります。
個性的なキャラクターが生み出すドラマや、忍術と空手を組み合わせた格闘技「忍空」のアクションシーンも見どころです。

『スレイヤーズ』/1995年

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大人気ライトノベルシリーズをアニメ化した本作は5期に渡って放送されました。
主人公「リナ＝インバース」は自他ともに認める天才魔導士。
この世で唯一の弱点である姉に「世界を見てこい」と言われ、あてのない旅に出ることになります。
そんなリナと愉快な仲間たちの冒険、もとい珍道中を描いたファンタジー作品です。
「悪人に人権はない！」がモットーのチートキャラ・リナをはじめとにかく登場キャラクターが濃くコメディタッチなシーンがたくさんありますが、強力な魔法を操り敵と戦うシリアスなシーンと上手くバランスが取れています。
また、リナの声優を務める林原めぐみさんが歌う2期の主題歌「Give a reason」はオリコントップ10入りを果たすヒット曲となりました。