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20

Feb

【五等分の花嫁】三女・三玖が一番人気になった理由を徹底検証! ラブコメは早い者勝ち!?

最初にデレた強み

出展 : ©春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁」製作委員会 : TVアニメ「五等分の花嫁」公式ホームページ|TBSテレビ

三玖のヒロインとしての一番の強みは、最初にデレたことです。
ラブコメにおいて、この事実は大きなアドバンデージとなります。
序盤の見せ場をほぼ独占できるからです。

風太郎と最初に出会うのは五月ですが、その時のやり取りはあくまで顔見せ程度。
この『五等分の花嫁』で風太郎が最初に踏み込むヒロインは三玖です。

コミックス1巻(アニメ第2話)で描かれた2人のやり取りは、風太郎が三玖の「武将好き」という秘密を知り、それをきっかけに距離を縮めるというもの。
このエピソードでは三玖の人となりや魅力はもちろん、風太郎の性格や主人公としての資質も描かれています。
よって、読者はこの作品がどういう作風なのか、ラブコメとしてどんな感じなのか、自分の好みに合うのか、今後どんな展開が期待できるか……といった情報を三玖のエピソードから得ることになるのです。

よって2巻以降も継続して読むと決めた人の多くは、三玖というヒロインに魅力を感じ、風太郎と三玖のやり取りを気に入ったからと推察されます。
そのため、三玖が人気ヒロインになるのは必然と言えるかもしれません。

加えて、本作は最初から主人公に好意を寄せているヒロインがいないため、1人デレ状態
序盤におけるラブコメの「ラブ」の部分を1人で担うことになります。
他の四人もそれぞれに可愛さや魅力を発揮していますが、デレ状態特有の嫉妬や甘えは三玖の独壇場です。

この「最初にデレた強み」は、三玖の人気に大きく影響していると思われます。

ダウナーデレ?

出展 : ©春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁」製作委員会 : TVアニメ「五等分の花嫁」公式ホームページ|TBSテレビ

連載版の三玖は当初、ダウナーな見た目通りミステリアスなキャラで、表情もあまり変わらず、口調もどこか事務的で、風太郎にも「こいつは何考えてるのかわかんねぇ」と思われるほど掴み所のないキャラでした。
しかし武将好きと判明し、そんな自分の趣味と真っ正面から向き合ってくれた風太郎に心を開いてからは、ラブコメヒロインに相応しい姿に急成長。
拗ねると頬を膨らませ、風太郎に褒められると顔を真っ赤にして喜び、健気に好意を示そうと努力します。

そんなデレ前とデレ後のギャップも三玖の魅力の1つ。
読み切り版から外見を大きく変え、いかにも人付き合いが苦手そうな見た目になったことで、そんな彼女が懸命に風太郎への好意を示す姿はより強いギャップとなり、読者および視聴者の心を掴む要因になったと思われます。

ただし、デレたことで何もかもが変わった訳ではありません。
ちょっとピントがズレているところや、積極的になりたくてもなりきれない所など、ミステリアスでクールな初期の印象も僅かに残しています。

最初にデレることはラブコメにおいて大きな優位性ですが、1人だけ恋愛している状態で出しゃばり過ぎると、読者にウザいと思われる危険も孕んでいます。
突出すると、粗の方も目立ってしまうものです。
しかし三玖の場合、元々が前のめりな性格ではないため過度な愛情表現には至らず、結果バランスの良い状態を保つことになりました。(メタ的な視点で言えば、最初に三玖をデレさせたのは非常に優れた采配だったと言えるでしょう)

そんな「デレてるけどイケイケになりきれない」絶妙なバランス感も、三玖の魅力の1つ。
もちろん、ヤキモチを焼く時も主人公に暴力を振るったりはしません。

属性的にはクーデレというよりダウナーデレと言った方がより近いように思います。
今後、ダウナーデレのヒロインがアニメ業界を席巻するかもしれませんね。

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