中盤は盗賊に専念

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序盤は大車輪の活躍を見せてくれるカミュですが、ベロニカとセーニャに加えシルビア、マルティナ＆ロウが加入しパーティキャラが揃ってくると、運用が難しくなります。
高い攻撃力を誇り全体攻撃のスキルを覚えるマルティナ、高威力の全体呪文を覚え始めるベロニカに対し、カミュのブーメランは威力面でどうしても劣ってしまうため、全体攻撃要員としての役割はこなせなくなってしまうからです。
短剣での攻撃も勇者やマルティナと比べると明らかに劣るため、フィールド上の敵を相手にする際には威力面でどうしても物足りなさを感じてしまいます。

また、守備力の高い防具を装備できない上に中盤からHPが伸び悩むため、前線で戦うリスクが肥大化するのも問題。
前衛で戦わせることは難しく、3～4番目に配置せざるを得なくなります。

この時期のカミュは無理にレギュラーで出す必要はありません。
「二刀の心得」を習得し、両手に片手剣を装備させることである程度の威力は確保できますが、それでも固い敵が相手だと右手（カミュは左利きのため右手の武器は威力減）の攻撃がほぼ無力化してしまうことも多く、アタッカーとしては計算し辛いのが現実です。
普段は控えに回して温存し、ボス戦でヒュプノスハントやタナトスハントを駆使し活躍させるのが好ましいでしょう。

中盤のカミュは戦力的にどうしても影が薄くなってしまいますが、決して戦力外ということはありません。
彼には「ぬすむ」があります。

中盤以降は装備品そのものはもちろん、レア素材のゲットも重要になってきます。
ふしぎな鍛冶によって強力な装備品を作成・強化するために欠かせない素材のうちの幾つかは、カミュのぬすむで効率的に集められるのです。
また、キングスライムから盗める「スライムのかんむり」のように、売ればそれなりの金額になるアイテムもあるので、金策面でも役立ちます。

終盤は最強アタッカー

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中盤以降、戦力外になることが多いカミュですが、終盤になると一転してパーティにおける最強アタッカーとなり得ます。
しかしカミュを覚醒させるためには、多くのスキルと装備品が必要となります。

優先的に習得しておくべきスキルは「ぶんしん」と「二刀流の極意」です。

かみわざスキルで覚えるぶんしんは、3人に分身し次ターンに選択した行動を3回連続で行使するというスキル。
実質2ターン必要ですが、他のスキルとの併用も可能です。
二刀流の極意は非利き腕（カミュは右）でも利き腕と同等の攻撃力になるスキルで、この2つを覚えることで一度に通常攻撃の6倍のダメージを与えることが可能となります。

ただし、カミュの真価はこの程度ではありません。
敵1体に対し2.5倍ダメージ＋即死効果の片手剣スキル「心眼一閃」、敵全体に1.8倍ダメージ×2＋を与えるブーメランスキル「デュアルブレイカー」といった強力なスキルが、ぶんしんによって3倍の威力を発揮するのです！
更にはバイキルト、そして各能力アップ＆2回行動が可能となる勇者・カミュ・セーニャのれんけい技「ビーストモード」を併用すると、溜めなしで一度に数千のダメージを叩き出すことができます。

カミュの全スキルを解放するには終盤のあるイベントまで進める必要があり、「いてつくはどう」などで分身が消されることもあるので、万能という訳ではありませんが、全ての条件を整えた“ぶんしん攻撃”の威力たるや、最強の隠しボスすらも数発で倒せるほど。
完璧に条件が整うのは基本的に本編をクリアした後ですが、そこそこの装備品でも十分な大ダメージが与えられるので、終盤のボス戦やドゥルガの修練場で行う連武討魔行では大いに真価を発揮してくれます。

まさに大器晩成型の逸材です。