寺カフェは実在する

出展 : Amazon.co.jp

仏教のような伝統宗教は胡散臭いイメージとは無縁ですが、その代わりにどうしても「堅苦しい」というイメージがついて回りますよね。
しかし、現実はちょっと違うみたいです。
それを如実に現しているのが「寺カフェ」の存在でしょう。

寺カフェは本作が独自に描いている施設ではありません。
お寺が運営するカフェは実在しています。
喫茶去も山口県に実在している「周防大島お寺カフェ」をモデルにしていることが明かされています。

寺カフェは全国的に存在していて、そこでは和スイーツを味わったり写経体験を行ったりすることができます。
さすがにレンのような破天荒なお坊さんはそうそういないでしょうが、現代社会の情勢に詳しく話し上手なお坊さんから色んな話を聞くことができるため、密かにブーム化しつつあるようです。

こういった現実が基盤としてあるため、『ぶっカフェ！』の喫茶去は決して現実離れした設定ではありません。
むしろ現代の仏教・寺の事情を反映させた施設とさえ言えます。
一見するとぶっ飛んだコメディのように思われそうですが（キャラに関しては実際そうですが）、しっかりと地に足が着いたマンガなんです。

まとめ

ジャンルは仏教コメディですが、堅苦しさはゼロでコメディに特化したマンガになっていて、仏教について何の予備知識がなくても全く問題なく楽しめる作品です！
コメディとして楽しく読んでいるうちに仏教に関する知識が入ってくるタイプのマンガで、普段知る機会がそうそうない宗派の違いについてのネタが多いのが特徴ですね。
4コママンガの中では『月刊少女野崎くん』に近いタイプのマンガなので、野崎くんが好きな人には特にオススメです！