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17

Dec

青春アニメ10選! 甘酸っぱい恋愛や胸アツの友情がギッシリ詰まった名作たち

秒速5センチメートル

出展 : Amazon.co.jp

2007年に公開された、コミックス・ウェーブ制作によるアニメ映画。
のちに『君の名は。』で世界的な名声を得ることになる新海誠監督が脚本・原作・絵コンテ・演出・キャラクター原案・音響監督など大半の役割を担っています。
「アジア太平洋映画祭」アニメーション映画賞、「イタリア フューチャーフィルム映画祭」ランチア・プラチナグランプリを受賞するなど、公開当時は国内よりも国外での評価が高かった作品です。

2002年に公開された短編映画『ほしのこえ』が様々な賞を受賞し、業界内で熱い注目を集めていた新海監督の3作目となる本作は、両思いだった遠野貴樹(とおの たかき)篠原明里(しのはら あかり)人生の分岐を「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の短編3話による連作構成で描いた物語。
初恋を忘れられず、その青春の日々に自らを閉じ込めるかのように前へ進めなくなってしまった貴樹と、青春の日々を記憶の奥底にしまい新たな道を歩む明里の対比を、美しくも切ない映像とそれぞれのモノローグを中心に表現しています。
青春のほろ苦さや儚さを表現したアニメは少なからずありますが、本作は「青春の影」を生々しく描いた希有なアニメと言えるでしょう。

新海監督が自ら執筆した小説版では、各場面における登場人物の心理描写が丁寧に補足されており、本作をより深く理解することができます。
物語のラスト、貴樹が踏切の上で明里とよく似た女性とすれ違ったシーンも、アニメ版だとバックに流れるOne more time,One more chanceの歌詞も手伝って「明里への未練を拗らせ彼女の幻影まで見てしまい、貴樹は自嘲的な笑みを浮かべた」という解釈も可能ですが、小説版ではその場面における貴樹の心理が「初恋への未練」ではなく「過去との決別」として描写されています。

true tears

出展 : Amazon.co.jp

2008年冬に放送された、P.A.WORKS制作によるテレビアニメ。
原作はLa’crymaから発売された同名のゲームですが、タイトル以外に関連性はほぼありません。
『らんま1/2 熱闘編』『逮捕しちゃうぞ』『DOG DAYS』の西村純二監督の指揮のもと、『とらドラ!』『花咲くいろは』の岡田麿里さんがシリーズ構成、『TARI TARI』『SHIROBAKO』の関口可奈味さんがキャラクターデザインを担当した、P.A.WORKSの第1作です。

本作は、富山県のとある町を舞台に描かれた高校生の男女による青春群像劇です。
絵本作家を志す主人公・仲上眞一郎(なかがみ しんいちろう)、彼の幼なじみの湯浅比呂美(ゆあさ ひろみ)、涙が流せなくなってしまった少女・石動乃絵(いするぎ のえ)三角関係を軸に、眞一郎の親友・野伏三代吉(のぶせ みよきち)と、彼の恋人でありながら眞一郎を密かに想っている安藤愛子(あんどう あいこ)も交えた複雑な恋愛事情や人間関係をリアルに描いています。

恋愛要素が濃いので恋愛アニメと見ることもできますが、恋愛だけでなく友情や思春期特有の青臭さも存分に描かれているので、青春アニメとしての印象がとても強い作品です。
放送から10年以上が経過した現在も、この作品を名作として挙げるアニメファンは多く、根強い人気を誇っています。

げんしけん

出展 : Amazon.co.jp

2004年秋に1期、2007年秋に2期が放送された、池端隆史監督・パルムスタジオ制作(1期)、よしもときんじ監督・アームス制作(2期)によるテレビアニメ。
原作は木尾士目先生が月刊アフタヌーンで2006年まで連載していた同名のマンガ作品です。
2006~2007年には水島努さんが監督、横手美智子さんがシリーズ構成、亜細亜堂が制作を務めたOVAシリーズが発売されています。

大学のオタクサークル「現代視覚文化研究会」、通称“現視研(げんしけん)”に所属する学生の日常を描いた本作は、いわば「青春の延長」とも言える物語。
今でこそアニメやマンガを趣味にしている大人はごく普通に存在しますが、本作が連載・放送されていた当時はまだ「大人になったらアニメは卒業」といった風潮がギリギリ残っていた時代だったので、大学生のオタクを描いているこの作品からは「まだ青春から卒業できていない人々」の悲喜交々が伝わってきます。

現在では珍しくなくなっているものの、当時は滅多にテーマとして描かれることがなかった「オタクの恋」を丁寧に描写しているのも特徴。
げんしけん所属の爽やか系イケメン・高坂真琴(こうさか まこと)と付き合っている非オタクのオシャレ女子・春日部咲(かすがべ さき)を好きになってしまった典型的二次元オタクの斑目晴信(まだらめ はるのぶ)悲しくも切ない恋に多くの視聴者が同情の涙を流したとか。

2010年~2016年には次世代のキャラクターたちを描いた『げんしけん 二代目』が連載され、こちらも2013年夏にテレビアニメ化されています。
『二代目』のスタッフには初代のOVAを手がけた水島監督と横手さんが名を連ね、アニメ制作はProduction I.Gが行いました。

まとめ

青春アニメには恋愛も大抵含まれるので、恋愛アニメやラブコメとの線引きは難しいですが、今回ご紹介したアニメは「青春を強く感じさせる作品」という理由で青春アニメに分類しました。
青春の真っ直中にある10代の男女を描いたお話もあれば、過ぎ去った青春に囚われている人物の悲哀を描いた作品もあり、青春アニメという括りの中でも多種多様なタイプがあります。
ぜひ好みの青春アニメを見つけて、胸アツな瞬間を味わってみてください!

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