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【艦これ】ガンビア・ベイは何故人気艦娘になれたのか? 検証まとめ #艦これ #kancolle
リアルイベントとの相性が抜群
出展 : Amazon.co.jp
ガンビーの人気が決定的になったのは、2018年3月17日・18日に行われたリアルイベント「佐世保鎮守府巡り」だと言われています。
このイベントは佐世保市と艦これのコラボイベントで、佐世保の地方創生プロジェクトチームの艦これユーザーが発起人となり行われた催し。
当初は2日間で3000人ほどの参加が見込まれていましたが、フタを開けてみるとその3倍以上、約10000人が集うビッグイベントとなりました。
当イベントのメインキャラクターとなったのは、佐世保と縁の深い時雨(しぐれ)。
そして、その時雨に負けないくらい存在感を発揮したのが、当時まだ実装された直後でありながらコラボキャラの1人に抜擢されたガンビーでした。
この時に発行された公式同人誌「ちんじゅふ。Vol.2」で描かれたイラストの1つが「地図を眺めながら困惑した表情を浮かべるガンビー」だったこともあって、早々に迷子キャラが定着することになりました。
ガンビーが実装された2018冬イベ「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」は3月23日まで行われており、佐世保鎮守府巡りはその冬イベ真っ直中に実施されたリアルイベント。
つまり、彼女は実装直後というより実装の真っ直中にコラボキャラとして名を馳せたのです。
この大抜擢の理由はわかりません。
佐世保には米軍基地があるので全く縁がない訳ではありませんが、アメリカ艦娘はガンビー以外にもいますし、まだ入手さえしていない提督も相当数いる状況で彼女が艦これの顔の1人としてリアルイベントに担ぎ出される理由にはならないでしょう。
なのであくまで推測ですが……恐らくガンビーのキャラと野外イベントの相性の良さを買われたのではないでしょうか。
彼女のボリュームたっぷりの髪は常に風を受けているかのようにはねているため、そのままでも野外っぽさがあります。
普段の格好もアウトドア系ですし、何より彼女のおどおどした顔が「普段あまり縁のない場所でのイベント」を表現するのに最適。
ガンビーと同じ表情で佐世保の町を彷徨った提督は少なからずいるのではないでしょうか。
リアルイベントのイメージキャラクターは知名度や好感度だけでなく、そのイベントが行われる環境とのマッチングも意外と重要です。
ガンビーはそのマッチングの妙によって抜擢されたのかもしれません。
ともあれ、この佐世保鎮守府巡りで迷子キャラを獲得した彼女は、その後のイベント「瑞雲祭り」においても“よみずいランド内で迷子中”という設定でスタンプラリーのキャラに抜擢されるなど、本領を遺憾なく発揮。
すっかり野外イベントの顔となっています。
ファンアートの加熱
艦これのような登場人物が多い作品において、キャラがハッキリしていてわかりやすいというのは非常に強力な武器になります。
特にその恩恵が顕著に現れるのはファンアートです。
元々一目でどんなキャラなのかわかる所が特徴だったガンビーですが、迷子キャラが定着したことでより一層キャラが立ち、キャラの特徴を捉えることが重要とされるファンアートにおいて「描きやすい・描きたくなる艦娘」の筆頭とも言える存在となりました。
しかも彼女の場合「私服が可愛い」「実は胸部装甲が豊か」など、他にもファンアート映えする要素が満載。
たくさんの艦これファンから描かれることになりました。
ファンアートは単なる人気のバロメーターではなく、ファンアートによって新たなキャラ付けがなされるケースもあります。
特に艦これは二次創作によってキャラ付けが強化された艦娘が非常に多く、ファンアートと共に歩んできたゲームと言えるので、その重要性は顕著です。
そしてガンビーも、実装から一年未満にもかかわらず、既に新たな一面を獲得しています。
いじられキャラの確立です。
弱気な言動が目立つ上に困惑顔や悲壮感溢れる表情が似合うからか、リアクション芸を披露するファンアートが多数登場。
それが更にこじれて、彼女の名前の一部から取った「ベーイ」という鳴き声まで定着してしまい、小動物的な可愛さまでゲットしてしまったのです。
ファンアートで新たなキャラ像が確立された艦娘は公式・ファン共にネタキャラとして扱う頻度が増える傾向にあり、自然と目にする機会も増えます。
その結果、人気が更に拡大するのは言うまでもありません。
ガンビーは既にそのレールに乗っている状態なのです。
「深海浮輪」の謎すぎる人気
水上機母艦「瑞穂」や「Commandant Teste」、戦艦「Richelieu」、そして護衛空母「Gambier Bay」、さらに幾多の深海棲艦姫級のイラストを担当するアキラさんが、素敵な五周年お祝い記念イラストを描いてくれました!お約束なので皆さんにご紹介したいと思います。こちらです!よろしくどうぞ!#艦これ pic.twitter.com/KA3LOChuuN
— 「艦これ」開発/運営 (@KanColle_STAFF) May 1, 2018
現在のガンビーを語る上で欠かせないのが「深海浮輪」の存在です。
元々はガンビーと似た深海棲艦の護衛棲水姫が腰に下げている浮輪のような何かで、取り立てて重要な存在ではなかったのですが、その奇抜すぎるデザインが何故か「キモかわいい」と評判になり、局地的な人気を獲得してしまいました。
更に、アキラさんが描いた艦これ五周年記念イラストにガンビー&護衛棲水姫と共に何故か彼ら深海浮輪も登場したことで、深海浮輪とガンビーをセットで描いたファンアートが急増。
いつの間にか両者は相方のような関係になってしまったのです。
その後、深海浮輪は何故かグッズ化され、マスコットキャラとしてすっかり人気者となり、結果的に相方のガンビーの人気と知名度も(バーター的な意味で)上昇。
浮輪からも追い風を受けた彼女は、実装されて1年足らずですっかり人気艦娘の仲間入りを果たしました。
まとめ
2018年のMVPと言っても過言じゃないくらいの活躍を見せたガンビー、一番くじでも榛名と共にメインキャラに抜擢されて、もう完全に人気キャラとして定着していますね。
改二で強くなる可能性もある彼女ですけど、キャラ的には弱い方がおいしいかも……?
いずれにしても、今後も注目していきたい艦娘です!