プレイステーション時代の比較

出典 : Amazon.co.jp

各ソフトの発売年

・FFシリーズ
ファイナルファンタジーⅦ 1997年発売
ファイナルファンタジーⅧ 1999年発売
ファイナルファンタジーⅨ 2000年発売

・ドラクエシリーズ
ドラゴンクエストⅦ 　　　　　2000年発売

時代は新世代ゲームPSの時代に入ります。
ここにきてFFとドラクエに大きな差が生れた印象です。
FFは平面ゲームから奥行きのある3Dグラフィックを採用した『FFⅦ』を発売し、これが世界的大ヒットとなり、順調に新作を発売していきます。
一方のドラクエはと言うと、PSで発売されたのは『ドラクエⅦ』で、FFと同様にポリゴンを採用した3Dマップでゲームが展開されますが、PSで発売されたのはこの1作品だけと、なんともさみしい結果になりました。
FC、SFC時代から、世界観の表現に定評があったFFにしてみれば、奥行きのある3Dグラフィック技術が使えるPSは、まさにスクウェア、FFの独壇場だと言えます。
まるで映画のようなグラフィックで表現されたⅧや、昔ながらのFFの世界観を美麗なグラフィックで表現したⅨは、PSを代表するRPG作品と言えます。

ＰＳ2時代の比較

出典 : Amazon.co.jp

各ソフトの発売年

・FFシリーズ
ファイナルファンタジーⅩ 2001年発売
ファイナルファンタジーⅪ 2002年発売
ファイナルファンタジーⅫ 2006年発売

・ドラクエシリーズ
ドラゴンクエストⅧ 　　　　2004年発売

時代はさらに進化したPS2の時代に入ります。
ドラクエの発売ペースは相変わらずですが、PS時代とは全く状況が異なり、『ドラクエⅧ』の発売によって、見事にドラクエが復活します。
これまでのドラクエの良さでもある基本的なゲームステムの継承はそのままに、PS以上の高グラフィックと、よりリアルに体験できるフィールドマップは、これぞ現代RPGといった感じでした。
『ドラクエⅧ』が発売された時は、すでにスクウェアとエニックスが合併した後なので、それも影響したのかもしれません。
一方のFFは、シリーズ最高傑作である『FFⅩ』を筆頭に、初のMMORPGである『FFⅪ』や、グラフィックがより進化した『FFⅫ』が発売されます。
確かに『FFⅩ』はシリーズを代表する名作中の名作ですが、MMORPGの『FFⅪ』はともかく、『FFⅫ』は良作とは言えませんでした。
確かに最新鋭のグラフィックは圧巻物で、隠し召喚獣、レアアイテム、ハントループやり込み要素も高いゲームでしたが、それだけに残念なストーリーが勿体ない印象です。
主人公が主人公の扱い受けてないんですから、主人公主体の『FFⅩ』の流れから期待して買った方にとってはそりゃ不服です。