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24

Jul

【魔術士オーフェンはぐれ旅】新アニメ化、新シリーズ……その歴史をまとめてみた #オーフェン

『魔術士オーフェンはぐれ旅』とラノベの歴史を振り返る

出典 : Amazon.co.jp

2018年3月、「『魔術士オーフェンはぐれ旅』テレビアニメ化企画始動」というニュースが発表され、全国の30代~40代のラノベファンをザワつかせるという、ちょっとした事件がありました。
本作の著者である秋田禎信先生およびイラスト担当の草河遊也先生でさえも、揃って「なんで今?」というコメントを出しています。

無理もありません。
『魔術士オーフェンはぐれ旅』は、1990年代を代表するラノベだからです。
もっとも、当時はまだ現在のような「ライトノベル」という呼ばれ方は定着していませんでした。

ライトノベルの源流は1970年代にまで遡り、ソノラマ文庫コバルト文庫といったレーベルから生まれたティーン向けの小説がそれに該当すると言われています。
その頃はまだ小説の一分類に過ぎませんでしたが、1980年代後半になって角川スニーカー文庫『ロードス島戦記』『フォーチュン・クエスト』富士見ファンタジア文庫『風の大陸』といったファンタジー小説が立て続けに大ヒットを記録したことで、若い世代をターゲットにしたSF・ファンタジー小説に注目が集まるようになります。

そして1990年代に入ると、富士見ファンタジア文庫より発売された『スレイヤーズ』爆発的ヒットを記録。
この作品は数度にわたりアニメ化され、ティーン向けファンタジー小説が人気カテゴリーとして認識される大きなきっかけとなりました。

そんな時代の流れの中、『魔術士オーフェンはぐれ旅』1994年5月に富士見ファンタジア文庫より発売されました。
非合法の金貸しを営んでいる「はぐれ者」の魔術士・オーフェンと、彼の過去と現在を知る周囲の面々による壮絶な戦いが描かれたファンタジー作品で、そのアウトローでアカデミックな世界観と魅力的なキャラクターたちが人気を博し、シリーズ発行部数1000万部を超える大ヒット作となりました。

1998年~2000年にはテレビアニメも放送。
本編全20巻、短編全13巻をリリースし、2003年に大団円を迎えました。

……が、その8年後となる2011年に復活し、旧シリーズの後日談および第二部の20年後となる第四部(原大陸編)を描いた『魔術士オーフェンはぐれ旅 新シリーズ』がスタート。
TOブックスより長編8巻、短編集2巻の全10巻が刊行されました。

しかしオーフェンは立ち止まりません。
2019年に生誕25周年を記念し、前述の通りあらためてテレビアニメ化されることが決まっており、『魔術士オーフェンはぐれ旅』の歴史はまだまだ上積みされていきます!

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