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Jul

【であいもん】京都を舞台に和菓子と家族の絆を描くハートフルコメディ【おすすめマンガ】 #であいもん

和三盆のように優しい甘さのハートフルコメディ

出典 : Amazon.co.jp

『であいもん』は、浅野りん先生がヤングエースで連載するマンガ作品。
ミュージシャンを目指したものの挫折し、京都にある実家の和菓子屋「緑松」へと帰った主人公・納野和(いりの なごむ)と、和を差し置いて店の跡継ぎに指名された10歳の女の子・雪平一果(ゆきひら いつか)を中心としたハートフルコメディです。

本作の柱となる要素は「京都」「和菓子」「家族の絆」の三つ。
京都が舞台のため登場人物の多くが京言葉を使っていて、はんなりした雰囲気が漂います。
また、作中に登場する和菓子はどれも美しく、特に一果の通う学校で体験教室を行う回では作る過程もわかりやすく描写されていて、思わず口の中が甘くなるようなエピソードとなっています。

そして、本作最大の魅力が「家族の絆」の描写です。

一果は親が離ればなれになっており、引き取ったはずの父も緑松に彼女を託し姿を消してしまいます。
いわゆる天涯孤独の身です。

彼女は、居候先の緑松で自分の居場所を守るために必死で接客業を学び、看板娘となりました。
そのため、10年も夢を追い続け結局モノにならず実家に逃げ帰った和とは当初折り合いが悪く、一果は和に冷たい視線を送っていました。
それでもめげずに、元来の明るい性格と和菓子へのやや常軌を逸した愛情を武器に、和は「親代わりは烏滸がましいけどせめて見守ってあげたい」と一果に接し続け、やがて2人は少しずつ打ち解けていきます。

本作は、賑やかながら心温まるエピソードの菓子折です。

金平糖のように彩り豊かなキャラクターたち

『であいもん』は和菓子屋が舞台のため、年配のキャラクターも結構多く、全体的に幅広い年代のキャラクターが登場します。
その中でも特に注目なのは、和を取り巻く女性陣ですね。

1話の時点で和には松風佳乃子(まつかぜ かのこ)という彼女がいました。
しかし和が実家を継ぐため帰郷すると知り、すれ違いもあって別れることに。
けれどどうも和のことを吹っ切れないのか、京都へやって来て緑松の近所で働くことになります。

また、緑松にアルバイトで入っている女子高生の美弦(みつる)は、周囲に黙って自作の曲をネットにアップしていたことが明るみに出た際に自分を助けてくれた上「彼女の音楽が好き」と言ってくれた和に想いを寄せるようになります。

この2人が水面下でバチバチやり合う2巻収録の第8話「三夏三様」は必見です!

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