古見さんは、全て可愛いです。

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『古見さんは、コミュ症です。』は、オダトモヒト先生が週刊少年サンデーで連載している学園ラブコメです。
本作の主人公でありヒロインでもある古見硝子（こみ しょうこ）と、彼女を取り巻くクラスメイトたちの日常を描いたシチュエーション・コメディで、基本一話完結モノとなっています。

そんな本作の最大の魅力は、やはり古見さんの可愛さに尽きます。
異性・同性問わず誰もが振り返るほど容姿端麗で成績も優秀、腰が高くスラリとしたモデルのような体型と、まさに非の打ち所がない女子……ですが、彼女には一つ大きな悩みがあります。
タイトルの通り「コミュ症」なんです。

そのコミュ症ぶりは単に「人付き合いが苦手」とか「会話が下手」などというレベルではなく、筆談でなければ会話が全く成立しないレベル。
しかも極度に臆病で、無理に話そうとすると身体が凄まじい勢いでブルブル震えてしまうほどです。

だが、そこがいい。

物憂げな表情の古見さんも、照れている古見さんも、デフォルメ顔で怯える古見さんも、全てが可愛い。
コミュ症さえも欠点にならないのが、古見さんの古見さんたる所以です。

古見さんは、努力家です。

圧倒的美少女で圧倒的コミュ症の古見さんですが、人付き合いを諦めている訳ではありません。
むしろ友達が欲しいと心底願っています。

そんな彼女の転機となったのが、クラスメイトの1人・只野仁人（ただの ひとひと）との出会い。
凡人中の凡人で、容姿も成績も全て普通の男子である只野くんが、たまたま古見さんのコミュ症に気付き、友達を100人作れるよう協力すると約束したことで、彼女の世界は一変。
性別不詳のコミュ力お化け・長名なじみ（おさな なじみ）、極度のあがり症・上理卑美子（あがり ひみこ）、古見さんが好き過ぎるヤンデレ女子・山井恋（やまい れん）などと親しくなり、着実に友達が増えていきます。

ただ、古見さんたちが通う伊旦高校は何故か奇人変人が集う学校。
上記のクラスメイトたちも恐ろしく個性的かつ傍迷惑なメンツで、仲良くするどころか普通に接するだけでも一苦労という人々です。

それでも古見さんは、戸惑いつつも彼等と友達になろうと頑張ります。
一見クールに見える彼女ですが、実は相当な努力家なんです。