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17

Oct

【FF6】全員が主人公!これまでのシリーズと打って変わった斬新なストーリーが魅力のファイナルファンタジーVIの世界

『ファイナルファンタジーVI(以下FF6)』は、世界的人気コンテンツ「FFシリーズ」の6作品目で、当初はSFCで発売されました。

FF6は「魔導」という魔力エネルギーで成り立つ世界をテーマに描かれています。序盤は、サイバーパンクの先駆けとも言えそうな世界観が特徴で、今までとは打って変わった斬新なストーリー設定には驚かされる作品でありました。

また、本作は2Dゲーム最後のFF作品となりましたが、非常に細かいドットで描かれた世界は美しく、イベントやバトルではコーラス音源まで導入されるなど、まさにSFCソフトのRPGの集大成とも言えそうな作品でありました。

なおFF6は、今後スマホやPCで遊べるピクセルリマスター版の発売も予定されており、ファン必見の圧倒的再現度・クオリティで再び遊べるようになることが期待されています。

そこで今回は、今やっても面白い名作SFCシリーズ第十二弾として『ファイナルファンタジーVI』をご紹介します。


引用:famitsu.com

FF6 基本情報

・対応機種 スーパーファミコン
・ジャンル RPG
・開発/発売元 スクウェア
・プレイ人数 1人
・発売日 1994年4月2日

本作の最大の特徴は、なんと総勢14名の味方キャラクターが登場したことではないでしょうか。公式見解では全員が一応主人公とされていますが、これだけの人数が登場したのはシリーズ前代見問であり、人数の多さを生かしたダンジョン攻略などが本作の1つの魅力となっていました。大勢の仲間とともに、今までのFFシリーズで最も作り込まれた飛空艇で旅をするのは爽快感がありましたよね。

また、かつてのFFシリーズでは、「クリスタル」と呼ばれる世界の均衡を保つ水晶体のようなものを中心にストーリーが展開されてきたことが多かったです。しかしFF6では過去作とは大きく異なり、クリスタルは登場しません。

代わりに「幻獣」といった召喚獣や、「魔導」という魔力のエネルギーのようなものを中心に物語が進んでいくことになり、今までの作品とは大きく違った印象を持ったプレイヤーも多かったのではないでしょうか。

しかし仲間同士のドラマや葛藤は、以前にも増して掘り下げて描かれている印象があり、しっかりとFFシリーズらしさも残している作品になっています。


引用:famitsu.com

魅力的なストーリーとキャラクター

次に、FF6のストーリーの簡単な解説と魅力的なキャラクターについて簡単に説明したいと思います。

FF6のストーリー概要

まずはFF6のストーリー序盤を簡単に解説します。

背景として、FF6の世界では魔法と機械文明が発達した、ガストラ帝国という敵の存在がありました。

しかし次第に、人間に直接魔力を注入して人造魔導士を作り出してしまったり、強大な魔力を持つ幻獣達の支配を目論んだりすることで、徐々に世界がおかしくなっていきます。

当初幻獣と人間の血を引くメインキャラ・ティナは帝国に利用される存在でしたが、ある事件をきっかけに意識を失ってしまったところをロックという青年に助けられました。その後帝国の追手から逃げる中で新たな仲間達とも出会い、次第に世界の運命を左右する戦いに巻き込まれていくのですが、ここまでがFF6の序盤のストーリーです。

ところでFF6のストーリーの魅力は何だったのかというと、おそらく登場人物の多さを生かした数々の分岐シナリオにあったのではないでしょうか。

途中でキャラクター達がそれぞれの役割を果たすため、一時的にメインメンバーから離脱することがあったのですが、離脱メンバーの分岐シナリオもしっかりと作り込まれていた点には感動の連続でした。さらに分岐シナリオ中で新たな仲間が加わっていき、徐々に主人公軍が同じ志を持った大所帯になっていくところはプレイヤーとしても非常にワクワクするものがありましたよね。

FF6の魅力的なキャラクター達

FF6は、先ほど触れたように14名の主人公がいますが、中心となっていたのは

・幻獣と人間の血を継いだ少女・ティナ
・人工的に魔導の力を注入された、元帝国将軍の少女・セリス

の2名です。

前半はどちらかというとティナが中心のストーリーでしたが、後半ではガラリと変わってセリスを中心に仲間が集まっていくストーリーに切り替わります。こうした中でも、すべてのキャラクターにで焦点が当たるよう個別のイベントが数多く用意されていた点は、プレイヤーがキャラクターへの理解を深め、いわば推しキャラができるきっかけにもなっていました。

また、ヒロインの魅力を引き立てるイベントも非常に秀逸なものが多く、本作ファンから圧倒的な支持を得る1つの要因になっていました。特にあるイベントシーンでは、当時のSFC音源でヒロインの歌声が表現されるという新しすぎる演出となっていたことから、おそらくプレイした人にとっては忘れられないシーンとなっていたことでしょう。


引用:refuge.tokyo

SFCの集大成のゲームシステム

本作では、SFC時代集大成とも言えるゲームシステムも面白さの秘密です。

次に、本作で特徴的だったゲームシステムについても触れていこうと思います。

味方全員を生かすグループでのダンジョン攻略

一部ダンジョンでは、14名という大勢の味方メンバーをまんべんなく生かせるよう、メンバーをいくつかのグループに分けてダンジョンを攻略するという新しいシステムが導入されました。

ところでRPGでは味方キャラクターが増えるに従い、どうしてもバトルに参加しない「補欠」となるメンバーが出てきてしまいがちですよね。FF6もバトルの最大メンバー数は4名のため、後半では最大10名が補欠となってしまいます。しかしこのシステムがあることで、プレイヤーが全キャラクターを生かしてゲームを進めていく感覚を味わえた点は非常に良かったですね。

普段あまり使わないキャラクターを使う場面では、プレイヤーとしても「このキャラ意外と強い!」といった気づきもあり、キャラごとに育成してやり込みがしたくなる仕組みになっていました。

また、複数グループで連携して仕掛けを解かないとダンジョンを進められないといった、謎解きのような要素があったのも非常に面白い点でした。

魔石による多彩な魔法の習得

次に、「魔石」というアイテムによるキャラ育成システムも本作の特徴でありました。

過去のFFシリーズでは魔法を覚えられるキャラクターは限定されていましたが、実はFF6では魔石により全キャラクターが最強の魔導士になれる可能性を秘めているのです。

魔石とは、各キャラクターに魔法を覚えさせていくためのアイテムなのですが、種類は全部で30種類近くもあります。さらに魔石ごとに覚えられる魔法が異なっており、魔法も全部で50種類以上と非常に多彩です。そして各キャラクターに魔石をセットした状態で敵と戦い、経験値を貯めていくことで新しい魔法が覚えられるというシステムでした。

おそらく、お気に入りのキャラクターにすべての魔法を習得させることを、キャラ育成の第一目標としていたプレイヤーも多かったのではないでしょうか。最終的には、最強の魔法を味方キャラクター達でひたすら連発することもできたため、その時のバトルの爽快感は別格でしたよね。


引用:itmedia.co.jp

FF6 まとめ

以上、FF6という作品について、ストーリーやゲームシステムの面から振り返ってきました。

FF6は、やり込み要素に関しては前作FF5よりも若干減っていた印象はありましたが、SFCゲームとしてはグラフィック、BGM、ストーリーにおいて最高クオリティの作品でしたよね。

今後発売を控えるピクセルリマスター版のFF6についても、当時の感動を思い出せる作品へと復活し、実際にプレイできる日を心から期待しています!

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