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Sep

陶芸部JK!?『やくならマグカップも』2期決定!どんな作品?

出典 公式サイト

 

皆さんは陶芸を経験したことはあるでしょうか。
私達日本人は日常的に陶芸品を利用しているわけですが、実際に陶芸をしたことがある人はかなり少ないはず。

そんな中、日本でも数少ない陶芸部をテーマにしたアニメ『やくならマグカップも』を紹介していきます!

 

『やくならマグカップも』とは

『やくならマグカップも』は岐阜県多治見市を舞台に、伝統工芸品の美濃焼をテーマにした作品です。2012年からフリーコミックが発売されており、2021年にはTVアニメも放送され、10月からはTVアニメ2期の放送も決定しています。アニメ制作は日本アニメーションが担当中です。

岐阜県多治見市のPRアニメ

『やくならマグカップも』は岐阜県多治見市のPR作品として扱われていることがわかります。30分の枠の内、前半はアニメ本編が放送されるのですが、後半は登場人物の声優達によるロケ番組が放送されているのです。『やくならマグカップも』を視聴するだけで、岐阜県多治見市について深く知ることができるのです。聖地巡礼のついでに陶芸を体験することもできます。

新しいアニメの在り方?

このように聖地巡礼をベースとして地方の観光を広めていく動きは、アニメの新しい在り方一つなのかもしれません。

『やくならマグカップも』は岐阜県多治見市を盛り上げるために制作されたプロジェクトで、フリーコミックとして公開されました。

そしてそのコンテンツを元にTVアニメを放送することで全国的に知名度を広げ、観光を盛り上げる狙いがあるのでしょう。

通常、アニメ制作で収益を手に入れるためにはグッズ収益や原作の購買につなげる必要がありますが、『やくならマグカップも』の場合は知名度を広げて観光客を増やすことで収益につなげているのです。

今までにあまりなかったアニメビジネスといえるでしょう。

『やくならマグカップも』の魅力

出典 公式サイト

 

ここからは『やくならマグカップも』の魅力を解説していきます。魅力は以下のとおりです。

陶芸を学べる
多治見市の文化を学べる
流し見でも楽しみやすい
音楽のセンスが良い
ストーリー性もある

それぞれ詳しく解説していきます。

陶芸の楽しさに触れられる

『やくならマグカップも』は、メインテーマでもある『陶芸』について深く学ぶことができます。

『やくならマグカップも』の舞台の一つとなっている綾部学園陶芸部は実際に存在する陶芸部がモチーフになっているのです。

陶芸部では日々陶芸技術を向上させながらコンクールに出展するとのこと。どのように陶芸を作っていくのか、色はどうやって付けていくのかなど、陶芸について学びながらアニメを楽しむことができます。

多治見市の文化を学べる

『やくならマグカップも』の舞台となっている岐阜県多治見市は美濃焼で有名です。

美濃焼は岐阜県の南東部において活発に生産されていた陶磁器で、伝統的工芸品に指定されています。

それ以外にも地域の人しか知らないようなグルメについても解説されています。

アニメ本編はもちろんのこと、後半のロケ番組で多治見市の文化のリアルを学ぶことができるため、『やくならマグカップも』を視聴しておくだけで、多治見市の観光スポットの大半を知ることができます。聖地巡礼する時に便利です。

流し見でも楽しみやすい

『やくならマグカップも』は頭をあまり使わずに視聴できる日常系のアニメです。基本的にのんびりしたシナリオとなっているので、流し見しながらでも楽しめます。

その一方でシリアスなパートもありますが、ストーリーの引きつけが上手いので、こちらも楽に楽しむことができるでしょう。

後半パートのロケ番組に注目

後半パートは、主な登場人物4人を演じる田中美海・芹澤優・若井友希・本泉莉奈によるロケ番組となっています。

アニメのシナリオに登場した観光スポットや地元の人にしか知られていないような魅力的なスポット・グルメが、ロケ番組にも登場しています。声優4人による可愛らしいトークも楽しめますし、多治見市についても学ぶことができるので注目です。

音楽のセンスが良い

『やくならマグカップも』に用いられている楽曲は知名度は高くないものの、センス溢れる楽曲になっています。『やくならマグカップも』の音楽を担当しているレーベル会社は日本コロムビア。アニソン専門レーベルではなく幅広いジャンルを扱うレーベルですが、『ドラゴンボール』や『この素晴らしい世界に祝福を!』などの数多くのアニソンを制作してきた大手レーベルです。

OP『扉を開けたら』

OPの主題歌の『扉を開けたら』は、豊川姫乃(CV.田中美海)・久々梨三華(CV.芹澤優)・成瀬直子(CV.若井友希)・青木十子(CV.本泉莉奈)の4人によるユニット「MUG-MO」が歌を担当しています。民謡のようなイントロから始まり、サビまでは王道のメロディーで盛り上がっていきます。終始、シンプルで落ち着きのある音を用いており、聞いていて疲れることがありません。そして歌詞は、『旅の始まり』と『陶芸』をかけ合わせていて非常にセンスがいいです。

アニメパートED『Pale Blue』

アニメパートのEDの『Pale Blue』は内田彩が歌を担当しています。メロディーはここ最近の声優ソングの定番のもので非常に聞きやすく、歌詞は将来への不安と期待をテーマにしており作品にマッチしたものになっています。内田彩の透き通った歌声がEDにピッタリです。

実写パートOP『まわる世界に』

実写パートの主題歌の『まわる世界に』はまねきケチャが歌を担当しています。まねきケチャは2015年から活動している5人組アイドルグループです。電子音が強調されたイントロから始まり、終始電子音をベースにしたロック調のメロディーとなっています。歌詞は思い出と壮大な世界の対比をテーマにしているように感じられます。そしてこの楽曲の最大の見せ場であるサビですが、まねきケチャの5人の歌声のハーモニーが非常に素晴らしく、作曲・編曲のセンスを感じさせられます。

ストーリー性が良い

『やくならマグカップも』のアニメパートは前半の10分強程の尺しかないので、TVアニメ1期の作品全体でいえば2時間分ほどしか尺がないことになります。

それにも関わらず、陶芸の素晴らしさ、主人公・豊川姫乃の陶芸に対する姿勢、豊川家の背景を掘り下げており、非常にボリューミーな内容となっています。

特に姫乃の”陶芸に対する姿勢”と”家族関係”との対比は、センスがあるとしか言いようがありません。途中切りするにはもったいない作品なので、ぜひ最後まで視聴してみてください。

 

TVアニメ2期も制作決定

2021年4月から6月にかけて放送された『やくならマグカップも』ですが、2021年10月からはTVアニメ2期となる『やくならマグカップも 二番窯』が放送されます。

タイミングを見るに、元々TVアニメ2期を制作する予定だったと思われますが、いずれにしてもそれなりの人気・効果があったということでしょう。

まとめ

それでは本記事をまとめていきます。
『やくならマグカップも』はJK×陶芸がテーマ
後半のロケ番組も面白い
作品のクオリティは全体的に高め
TVアニメ2期も放送決定!
マイナーな部類の作品にはなりますが、アニメファンとしては見逃せない作品です。全く新しいジャンルの挑戦的なアニメである『やくならマグカップも』、未視聴の人はぜひ視聴してみてください。

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